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とある本格派フェミニストの憂鬱

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2010年代前半の全盛期Tumbrに滞在した経験を最初の足掛かりに国際SNS社会の未来について考えていきたいと思います。
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#磁力と重力の発見

【とある本格派フェミニストの憂鬱13パス目】技術革新と認識革命④「中央と周辺の関係」はどう推移してきたのか?

【とある本格派フェミニストの憂鬱13パス目】技術革新と認識革命④「中央と周辺の関係」はどう推移してきたのか?

今回の出発点はこの話。

東アジアも巻き込まれた「当時の欧州におけるアリストテレス論争」この辺りの欧州におけるアリストテレス関連論争、一見東アジアとあまり関係なさそうに見えますがさにあらず。東アジアに布教に訪れたイタリア人イエズス会士マテオ・リッチ(Matteo Ricci/利瑪竇,1552年~1610年)が「天主実義(1603年)」の中で、一神教擁護の立場から当時における「当時のアリストテレス論

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【とある本格派フェミニストの憂鬱12パス目】技術革新と認識革命③「磁力と重力の発見」あるいは魔術由来の技術革新について。

【とある本格派フェミニストの憂鬱12パス目】技術革新と認識革命③「磁力と重力の発見」あるいは魔術由来の技術革新について。

以下の様な流れがあって…

結局、買ってしまいました。山本義隆「磁力と重力の発見」。

大著ですが、大体の内容を把握してると、こちらの方の素晴らしい要約があるので調べたい内容に速やかにアクセス出来て非常に便利です。

特に私の場合、ルネサンスについての基礎教養を主にブルクハルトの「イタリア・ルネサンスの文化」やウォリアム・マクニール「ヴェネツィア東西ヨーロッパのかなめ」などに頼ってきたせいで…

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