This Weeks（2/19～3/10）

2/19〜3/10

とんでもない時期を過ごしている。楽しみにしていたL'Arc〜en〜Cielのツアーは残り2ヶ所4公演を残し中止を決定し、本ツアーは残りのうち2公演にのみ行く予定だったはずが世界線が変わってしまった。SNSでは#エアMMXX というハッシュタグを利用し公式やメンバーが遊んでくれたが、なんだかんだいって私の心と体験としては虚無のほうが強い。そりゃそうでしょ。自分の選択ではないままに、ツアーを1公演も見れなかったのだもの。でも公式もメンバーも、いつになく寄り添ってくれたことはとても嬉しく感じている。だいすき！でも、きっと、もっと、だいすき！と思えるはずだったのだ。その世界を覗こうとしたり、しないようにしたりしながら、まだしばらくは、おそらくあやふやな線の上にいる。

BOOKS

そんなこんなで気が動転し続けているので、本にどっぷりはまるということが難しい。上部2冊は読みかけ、と思っていたが「できることならスティードで」も読み終えた。
「スマホひとつで暮らしたい」については、こんなご時世なので（といいつつ実際はその前から断捨離を始めているのだけど）、休みの日に家の片付けを進めている。同居人がわりと物を蓄えない主義なのでなんとなく影響されているけれど、自分のなかに落とし込むにははっきりとしたロジックをインストールしたいと思い手に取った。とはいえ最も感銘を受け、行動に移すきっかけとなったのは本ではなくローランド氏のYouTube動画である。

「できることならスティードで」は小説家としても活躍するNEWS加藤シゲアキ（以下、普段のようにシゲと記載）の初エッセイ集。旅にまつわるエピソードが多く、とにかく食の描写が艶めかしい。あとうまそー。いまのところお気に入りは「キューバ」と「パリ」。でもここでは「小学校」というエピソードについて書きたい。NEWSな2人という番組でロケをした時に、不登校の小学生に「どうして小学校に行かなきゃいけないの？」と問われたときのことが記されている。私は学校に拘らない派なので、シゲとは意見が異なる。友だちをつくって勉強さえ続ければ、学校に行かなくてもいいと思う。自分の可能性を保持しておくために、子どものうちはとにかくそれだけやれればいい。それの最も合理的な方法が学校という場所で賄えると思っているのだけど、シゲの編み出した答えは、勉強のやり方を体得する場所が学校だから、学校に行ったほうがよいとアドバイスしたという。エッセイは著者だけでなく、自分とも対話ができるから楽しみの幅が広い。

MUSIC

『from DROPOUT』秋山黄色
『1』KERENMI
『宮本、独歩。』宮本浩次
『プレイリスト:L'Autumn』

1月にSONGSの尾崎豊トリビュート回を観た。秋山黄色を初めて認識したのがそのときだったのだが、自分で歌詞を読み込み曲を解釈し、音に落としたという「シェリー」は、いまもなお色褪せるどころか最高に暑苦しくクールだった。いよいよリリースされたフルアルバムも斜に構えながら世の中を見る青年の叫びやシニカルさが溢れ、ポップでありながら切れ味の良い音楽に仕上がっている。
この期間は、新譜を聴き乱れるよりも自作のラルクプレイリストを延々と再生した。秋に聴きたくなるような、憂げのあるプレイリストを作成したと自負しているため『L'Autumn』という名前を付けた。いまは侘しさの募り方がまるで秋よりも秋らしいため、エンドレスリピート。

EXHIBITION

インポッシブル・アーキテクチャー、つまりアンビルトな夢。コンペが主戦場の建築家たちの挑戦。最後の最後にザハの国立競技場が展示されていて震えた。4000ページの実施設計図書😭そして奇しくも会議満了できず散っていくのか…大阪で見ました。https://t.co/j6Z1Y3GMh0 pic.twitter.com/f53OR3cixq

— やや (@mewmewl7) February 26, 2020

BUY

スープジャー

スープ作家・有賀薫さんのnoteが大好きで、よく拝見しているのだけど、そうなってくるとむくむくと湧いてくるのが「私もスープジャーを買って、スープをお弁当に持っていきたい！」という欲望。そしてこちらの記事を読んで、ルピナス380を購入。
やっと1ヶ月ほど経ったものの、出番は8回程度。しかも前日の鍋やスープの残りを入れただけで、正直あまりスープジャー調理を活用できているとは思えない。でも、あたたかい汁ものがあるとお弁当のQOLは段違い！それだけは確信を持って言えるので、今後はスープ調理を目指してがんばっていきたい。

益子焼マグカップ

GINZAのウェブマガジンで紹介されていた、谷中・kokonnの益子焼うつわ市に行った。益子焼きって可愛いですよね。見た目はぽってりしてるのに、さわるとざらざら。白と黒、たまたま選んだこの2つの作品は、作家さんがたまたまご夫婦だというご縁！素敵な偶然に愛された出会いだと思うことにする。

ヒルメナイドクリーム・ローション
マツモトキヨシのプライベートブランドより販売されている、保湿クリームとローション。医療機関でしか入手できないヒルドイドソフト軟膏の、マツキヨで買える商品版である。2018年からクリームが販売されていたということを知らなかったのだけど、たまたまこの記事がTwitterで流れてきて、藁にも縋る思いで手に入れた。というのも例年、花粉の時期は目鼻耳のどだけでなく、肌まで弱る。髪の毛が刺激となり、首の肌が赤くなるほど乾燥した挙句、痒みを起こしてしまう。それが辛い。でもでもでも！10日ほどこのクリームを塗りたくっていたら改善している！乾燥は沈静化し、赤みもだいぶ引いたし、痒みを感じる瞬間に、クリームを塗れば収まる。これがあれば乗り越えられるかもしれない。一方で顔の輪郭が、マスクにかぶれかけてきているけれど…。

Next Weeks...

先の見通しが立つ人なんてどのくらいいるのだろう？またその先ってどれほど先のことなのだろう？ちょっとしんどいよね。息抜きしようにも、息抜きしようと思って予定していたイベントが次々になくなってしまうのだから。あーあ。滅びるのは心が先か、文化が先か、経済が先か。