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僕の人生はこの曲と共にある

僕の人生には欠かせない曲がある。
Mr.Childrenの「終わりなき旅」だ

人生の大切な場面にはいつもこの曲が流れていた。

僕がMr.Childrenに出会ったきっかけは、多分5歳の頃
車の中で流れる「名もなき詩」を聞いたときだった。
5歳ながら、心が動いたのを鮮明に覚えている。

本格的に聴き始めたのは確か中学生になってからだった。

見た目が骨で、なんとなく怖いベストアルバムに
手を伸ばし、暇さえあれば聞いていた。

そして僕は、人生を共にする曲
「終わりなき旅」に出会う。

高ければ高い壁の方が登ったとき気持ちいいもんな
まだ限界だなんて認めちゃいないさ

真剣に柔道に取り組んでいた中学生の僕には
この歌詞がとにかく心に刺さり、そして支えとなった。

県大会で2位になった日も、
最後の大会で全国大会に行けず涙した日も、
いつだって試合前に終わりなき旅を聞いてモチベーションを上げていた。

高校になってからも、
大切な試合や受験の前は終わりなき旅が僕を支えてくれた。

「終わりなき旅」は僕の人生の歌だった。

でも大学に入ってから、僕はこの曲を聞けなくなった。

「終わりなき旅」は僕にとって、
手が届かない目標に向かって進むための曲だった。

高ければ高い壁の方が登ったとき気持ちいい

単純だがこの言葉が何度も僕を奮い立たせ
柔道でも受験でも
困難な目標に向かって努力を続けることができた

でも、大学に入った僕には、
手に届かないような夢がなくなった

何がなんでも手に入れたい夢がなくなった

そんな僕に、終わりなき旅は似合わない気がして
いつの日から聞くのをやめた

「終わりなき旅」が大切な曲でなくなってから数年たち、
僕は公務員になった。

公務員でやりたいことは特になかったが
高校生の自分、頑張っていた頃の自分が抱いていた夢だったので
なんとなくそのまま公務員になった。

このまま、平凡に人生を終えるのだろうか

夢のない自分に悩みはじめたある日
シャッフルで流れてきたのは「終わりなき旅」だった。

閉ざされたドアの向こうに 新しい何かが待っていて
きっときっとって 僕を動かしてる
いいことばかりでは無いさ でも次の扉をノックしたい
もっと大きなはずの自分を探す 終わりなき旅

1番のサビを聞いた時、僕は涙が止まらなくなった。

ああ、やっぱり自分は、前に進みたいんだと
もっと大きな自分がいるはずだ

心からそう思えた

そしてCメロのフレーズが、僕の心を変えた

誰の真似もすんな 君は君でいい
生きるためのレシピなんてない ないさ

大学に入った僕は、自分の人生を生きている気がしなかった。
大きな夢を押さえつけて、無理に普通の人生を歩もうとしてきたのだ。

でも、このフレーズを改めて聞いた時、
普通ではない自分の人生を生きよう、そう決意した。

この日から「終わりなき旅」はまた、
僕の人生にとって欠かせない曲となった。
そして、きっとこれからも。

僕には夢がある。
しかしこの夢は大きすぎて、まだ口に出すことができない。

でも、高ければ高いほど登った時気持ちいい
僕はそれを信じている。

だから今日も、大きすぎる夢と、「終わりなき旅」を抱えて
僕は自分の人生を歩んでいこうと思う。

今回のnoteは、このお題に沿って書かせていただきました。


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