今週消費した10のこと 変化するエネルギー事情/平和のリーダーになってほしい
・変化するエネルギー事情
ヨーロッパは2027年までにロシアからの石油と天然ガスの輸入を終える、というなんとも動きの早いニュースを目にしました。
この動きは2014年に、ロシアがクリミア半島を併合した時から始まっていたようなのですが、ロシア最大のエネルギー顧客であるドイツの要望もあり前進するスピードは遅かったそうです。この度のロシアによるウクライナ侵略を受けて、ロシアがエネルギーを武器として使用することに反対し一気に舵を切ることに相成ったよう。
EUは40%の天然ガスをロシアに頼っているだけでなく、石油は30%、石炭はおよそ50%をロシアの輸入品が占めているようで、このまま再生可能エネルギーにシフトするスピードが上がることは大変好ましい反面、ロシアで反戦を唱えている人たちの生活がどうなるのかと考えると、手放しでは喜べない。
戦争のない、先進国と呼ばれる国にたまたま生まれた人間こそが、本来は率先して再生可能エネルギーを利用することでその価格を下げ、地球温暖化を止めるべきなのだろう。大したことはできないけれど、身近なところから始めてみようかな、と思いました。
•彼らは嘘をついている
ロシア国営放送に、たった1人で乗り込んだ女性。
「戦争を止めて。プロパガンダを信じないで。彼らは嘘をついている」というメッセージをカメラへ向けていました。
ロシア国内から「No War」と叫ぶ人たちと同じ時代に生かされていることに、ただただ心強く思います。
•勇気がもたらしたインパクト
上記、反戦メッセージを掲げた女性はジャーナリストのマリア・オフシャニコワさんだと判明。
彼女はそのまま拘束され14時間にも及ぶ不眠不休の尋問を受け、ようやく釈放されたそうで、一先ずよかった。
彼女の勇気とその行動がもたらしたインパクトを踏まえてか、フランスのマクロン大統領が大使館を通して受け入れを申し出ていて、次回プーチン大統領と話し合うようです。
・ロケットと羽現象
ロシアからの石油輸入を禁止したアメリカ。
その後、石油は過去14年間で最も高値になったものの、これは「ロケットと羽根現象だ」とサキ報道官が話している動画を目にし、非常に興味深い説明だなぁ、と思いました。
石油価格は上がる時はロケットのように急上昇し、下がるときは羽根のようにゆっくりと降下する。「Asymmetric price transmission 」のより口語的な言葉として「rockets and feathers」が使われているそうです。
・平和のリーダーになってほしい
ゼレンスキー大統領のアメリカ議会演説全文を読みました。
ゼレンスキー大統領はバイデン大統領のアメリカ帝国主義的な行動を知りつつも、咎めることなく、むしろ「平和のリーダー」になってほしいという言葉を選んでいました。
このスピーチは「真珠湾攻撃」に触れていることばかりが日本では報道されていましたが、ゼレンスキー大統領の意図は「民間人が巻き込まれている」という点にあることは全文を読めば明らかで、多くの命が犠牲になる中、自分の意見の正しさを主張する手段として「真珠湾攻撃」について新たな議論を巻き起こそうとする日本の”コメンテーター”の無責任さがただただ残念でなりません。
•Winter on Fire
•待望の春大根
「春に土から抜いた大根はみずみずしくておいしいよ」と人に聞いてから、収穫せずにジッと見つめていた大根をついに収穫しました。
・味付けごはんのお弁当
収穫した大根で、大好物の「塩揉み大根と挽肉のごはん」を作りました。これは重信初江さんの「味付けごはんとおみおつけ」という本にあるレシピで、大根の葉も塩揉みしてご飯に混ぜ込み一緒にいただくのですが、自分で作った大根を無駄なく丸ごと食べられるのが嬉しくて、素朴なお弁当ながら何とも至福のひとときでした。
・上顎ぐらいくれてやる
こちらも大好物、高山なおみさんの蒸し鶏のパリパリ焼きを夕食に作りました。
一度鶏肉を蒸してから焼くので旨味が凝縮され、本当に美味しくて、ちょっと驚きです。
この料理はとにかく出来たてアツアツを頬張るのが好きで、火傷など気にせず上顎ぐらいくれてやらぁ、という勢いで、とにかく無我夢中で食べてしまう。実はちゃんと味わえていないのではないか、と不安になったりもするのですが…
「味覚極楽」という本にこんなくだりがありました。
「無我夢中で、味も知らず食らっているところが、こりゃまた本当の味かもしれんぞ」
・コテンのパッション
全6エピソードを一気に公開というコテンのパッションを感じた「ウクライナとロシア編」
とにかく情報が整理されているだけでなく、参考文献を明示しているところに誠実さも感じました。
何回か聞いたのは「地政学」について話しているエピソード5/6で、地政学にも着眼点の違いが存在することを知った目から鱗のエピソードでした。
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