店長あるあるなあなあ日記〜詰めれば詰めるほど、つまらないという話〜
野菜の詰め放題、クッキーの詰め放題など
やったことはあるだろうか。
ぼくはつい最近ステラおばさんのお店で
詰め放題に挑戦した。
伸縮性のないビニールの袋に
クッキーを入れていって、崩れたらアウト。
という、一般的な詰め放題だが
ある法則、いや、コツみたいなものがある。
それは…
「最初はあえて隙間をつくる」
というものだ。
最初からきれいに隙間なく並べていくと
あとから積み上げていく際に
入る余地がなく、結果としてたくさんの
クッキーを得ることはできない。
スーパーでやってる野菜の詰め放題でも
プロおばさんはそのテクニックを使ってる。
素人感丸出しのぼくは
最初から詰め詰めでいくから
あとで隙間に差し込んだり、盛ったりできない。
プロおばさん、恐るべし。
しかし、ぼくは気付いたのである。
もしかして…
これって結構応用できるのでは?
例えば教えるとき。
ある仕事のフローとして1~5のステップが
あるとしたときに、
ステップ1から順番に教えていくわけだが
ステップ1の詳細、注意点、失敗パターンなど
先に詰め込んではいけない。
まずは1~5の流れ、全体感を伝えて
「ん?ここはどうなんだ?」
という質問が出てくるように
あえて隙間を残しておく。
受け手側はその隙間が気になる。
まんまと「ここは?」と質問がきたら
そこにステラおばさんのクッキーを…
じゃなくて、隙間を埋める解を伝える。
一つ一つ前からきれいに並べていくことが
いつも正解とは限らない。
また、フィードバックするとき。
目標の未達成、ミスに対して
なんで?なんで?と詰めれば詰めるほど
逃げ道がなくなり、本来の問題とは別の
その場を切り抜けるためだけの解を捻り出す。
もちろんその解のとおり行動しても
うまくいかない。
それはその場しのぎだからだ。
詰めれば詰めるほどつまらないとは
こういうことなんだろう、と思う。
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