やとわ 

創作とその手記 https://lit.link/yatowa

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最近の記事

春野を詠む 「Love Affair 」編

春野さんが大好き。 優しくて透明な歌声、シンプルで透き通った音。最高。 たくさんのよさがあるけど、僕が一番好きなのは彼が書く歌詞。歌詞には彼の考え方、世界の捉え方が詰まってる。 彼の作品をより楽しむために、僕なりの解釈で分析しその深みに迫っていこうと思う。 LoveAffairと出会った時2021年リリース「25」収録のLoveAffair。発表された時期はちょうど「is she anybody?」の後で、これからの春野さんはどのように作品世界を広げていくのかと期待して

    • 初めての春野さん

      初めて生で春野さんを見たのは去年の秋だった。渋谷のwwwxでのライブ。高校生の時から毎日聴いている人をやっと生で見ることができる、その喜びが全身を包んでいた。 楽しみすぎて開場の1時間前には会場に着いてしまった。たまたま春野さんが歩いていたりしないかな、という淡い希望も抱いていたと思う。 入場して自分の席に座って、始まる時をひたすら待つ。座ったのはもちろん最前席だった。最前、しかも中央をとることができたので小さくガッツポーズをした。 自分の後ろに続々と人が集まってきてい

      • Melty

        蒸し暑いですね。もう夏みたいです。 こんにちは、やとわです Meltyという曲を作りました。千慧さんとの制作です! 少しずつ、着実に変化していく日々の感情をそのまま閉じ込めたような曲です。 辛かったこと今まで僕は作品を通して、過去の、幸せで綺麗な瞬間を描いてきました。記憶には綺麗だったーとか楽しかったーみたいな気持ちがたくさん残っています。その全てが大切です。 でもそこには苦しかったこと、悩んだことが確かにありました。胸が苦しくなって、もうこの関係性から逃げてしまいた

        • Forget

          桜が咲きましたね!家の階段を降りたところに桜の木があって、ピンクに染まり始めているのを見ると春になったなって感じます。 こんばんは、やとわです Forgetという曲を作りました 誰にも言えなかった、でも強く思っていること。声には出さなくても、自分の中で叫べるような開放感のある曲を目指していました。 Forgetは Snowを作り始める前から歌詞が先にあって、「こういうことを表現するにはどんな音があっているだろう」とずっとこの3ヶ月ぐらい考えていました。11月に一度壁に

        春野を詠む 「Love Affair 」編

          Snow

          Snowという曲を作りました。 冬の寒くて一歩も外に出たくないような日に、勉強机から窓の外を見た時。 何に悩んでいたのかも、何がやるせないのかもわからないけど、漠然とした不安と寂寞感がじわじわ迫ってくる。 そんななんでもない時間、何か普段は悩みもしないような、気にも留めないようなことに思いを巡らせる時間を想いながら曲を作りました。 私はたまにベッドで音楽を聴きながら考え事をします。寝転がるのではなく、座って。 寝転がると寝ちゃうから。 静かだった部屋に薄く広がってい

          Angel

          こんばんはやとわです。 新曲「Angel」を投稿しました!もう聞いてくれましたか? 沢山反応をいただけて、また自分の手の中から外の世界へ作品が羽ばたいていったんだなと実感しています。「Angel」は6月から作り始めていたので今までで一番巣立っていくまでに時間がかかりました。なんでなんだろう。作品の数を重ねるにつれて制作にかかる時間が長くなっていってますね。すごく顕著に。こだわりが多くなったのかな。 とにかく「Angel」に対して私が抱いている愛情もそれだけ大きくなりました

          Sign

          8月末の鎌倉、七里ヶ浜は家族や友達と遊びに来た人々で溢れていた。僕は浜辺に接した道路脇にある柵にもたれかかって、海とそこにいる人たちを見ていた。段々と青かった空が紫と黄色に変わり始めていた。少し視線を左にやると、遠くには等間隔に並んだヤシの木と古いホテルが見えて、夕焼けと重なるととても綺麗だった。米粒のような車がスーッと動いている。 浜を二つに割るように細い川が海へ流れていて、その脇には川を挟むようにアスファルトが敷かれていた。 そのアスファルトをなんとなく見ていた。ただ

          Myth

          さっきまですぐ近くにいたのに、気づけば遠く離れてしまっていたみたいだ。 あのままならよかったといつも思う。でも後悔はしてない。あれが私が出せる、その時の一番いい答えだったから。 … そうやって自分に言い聞かせる。本心なのか、ただ自分を慰めるための言い訳なのかはもうわからない。 あなたを忘れられない。好きな曲を聞いては、風を感じては思い出してしまう。目の前に影が立ち上がる。 思い出すのは辛いけど、なぜか少しだけ心が温かくなる。 ああ どうしようもなく幸せだった。胸

          月明かりに妬く

          月明かりに妬く (Look up the moon )を公開しました。聞いていただけたでしょうか。今回はインスト曲です。 聴き心地や音の配分により気を配れたと思います。ヘッドフォンで聴きながら作業をしていると寝てしまうことが何度もありました笑。 夜に聴きたくなるような寂しくもあったかな曲を何か作れないかずっと思っていて、やっと形にすることができました。 曲と「シャイニング」 以前2作目にも大好きな漫画作品「veil」をテーマに「オレンジの体温」という曲を作ったことがあり

          月明かりに妬く

          おやすみランタン

          やとわです。4日ぶりの新曲となりました。 実は初投稿からまだ2週間です。既に公開している3曲は制作が同時期だったため集中的に投稿することになりました。3曲ともそれぞれに個性あるものに仕上がったのではないかなと思います。 今回の曲はコクコクと同じ世界観の作品ですが、コクコクとはまた違ったアプローチができないかと考えていました。 ところで皆さんは海が好きですか?家族で海辺に旅行に行く時、私はあまり海に入るのが好きではなくて。どちらかといえば、というかほとんどベンチに座ってス

          おやすみランタン

          オレンジの体温

          雨が多くなってきました。外に出られない日はひたすら映画を見返しています。やとわです。 5月28日に公開した2作目「オレンジの体温」聞いていただけましたか?どうだったでしょうか。今回は思い切り私の趣味に寄せて作ってみました。 ある部屋。ソファにもたれている女の子。その脇にはスーツ。情緒的で曖昧な空気感。ぬるい未完成な感じ、でも少しの明るさがあってただ暗いだけでない。当たり前に生活に溶け込んでいる風景の一部を切り取ったような緩やかな感じ。 今回の曲は大好きなコテリ様の「ve

          オレンジの体温

          コクコク

           昨日5/17、自身初のボカロ楽曲として「コクコク」を投稿しました。たくさん見ていただけていてとても嬉しいです。  このnoteでは曲に詰め込んだイメージを皆さんと少し共有したいなと思います 意識したこと まず、終始曲が可愛らしいこと。  サビでずっとなっているピピピという高い音やドラムは8ビット(ゲーム音)を使っています。ミクの高くて可愛らしい声にはこの音がしっくりくるなという感じがして使いました。ゲーム音になぜ可愛さを感じるのか、なぜミクの声に合うのか。不思議です

          コクコク

          春野さんを語りたい

          何か最近はぼーっと何をするでもなく考え事をしたり、日記を書いてみたりする時間が増えてきました。こんにちは、やとわです。 これを読んでくれているあなたには好きなアーティストがいるだろうか?語り出したら止まらなくなるようなひと。わたしにとって春野さんはまさにそんな人。 彼の曲をジャンル分けするならlofiかシティーポップかも。ローテンポで音数が少なく、優しい歌声が特徴。雨の日に部屋の電気を消してコーヒーを片手に聞きたくなる感じ。雰囲気が伝わっていたら嬉しい。 春野さんが202

          春野さんを語りたい