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『影の努力』って本当に必要なの?

▼始めに

皆さんこんにちわ。ヤタ氏です。

今回は、働くうえで『 影の努力 』の必要性について、経営者の視点から語っていこうと思います。もしかしたら、上司になっちゃった人、人事やチームの環境づくりに従事されている方におすすめかも。

いつものごとく、僕の経験上からの見解なので、学問的な~…や、統計やデータでは~…など、エビデンス的なものではありません。あくまでも僕の経験則です。こんな考えもあるんだな…程度に読んでくれたら嬉しいです。

あと、誤字脱字、分かりにくかったり読みにくい表現は追々直していくのでお許しを。

(約3800文字あります。たぶん5分で読めます。全文無料で読めます)

それでは始めていきます。



▼働くうえで『影の努力』は本当に必要なのか

皆さんは『影の努力』『見えない努力』という言葉を聞いて、どんなことを思い浮かべますか?この言葉にどんなイメージを持ちますか?

多くの人は、なんだかカッケー!と思ったのではないでようか?

僕は社員の頃(20代の頃)はそうでした。

日本では、漫画やアニメ、TVドラマなどで人生の物語を描く際、大抵は『影の努力』を美徳として表現します。

皆の見えないところで、独りで黙々と練習したり、勉強したり、資料作ったり、営業先を駆け回ったり…etc.…

そして、影の努力は大抵は実を結びます。

その陰の努力を、監督やら社長やら上司やらが偶然見ちゃったりして、アイツは影で努力している!すばらしい!大抜擢してやるか!と。

そして大抜擢され、見事に期待に応え、活躍する。

こんな物語、結構見てきませんでした?

そりゃ幼い頃からこのような文化に触れて育てば、影で努力していればきっと誰かが見てくれる!努力は報われる!となりますよね。

おかげさまで、影の努力は誰かに見られるのを前提としたものになってしまった。

大人になった今でも、その美しい努力物語は脳裏に焼き付いており、現実でも起こるのではないか?と淡い期待をして生きているイタい大人、実は結構いるんです。

また、ぶら下がり社員の " 都合の良い言い訳 " としても活用されている。

宿題やってあるけど家に忘れてきました的な。家でロープレやりました!やら商材や業界について勉強してます的な。やってるんですけどデキないんです的な。

やってないのはバレバレなのに、その瞬間の自分の評価を下げない為の、怒られない為の言い訳のソレです。

人事やってる方なんて、結構そういう人見てきませんでした?

そしてこの『 影の努力 』信仰が、組織に余計な不協和音を起こし、頑張らない人が頑張る人の足を引っ張る構図を作り出している一つの原因だったりするのです。

ヤタ氏!それ分かるわぁ~って思った方、僕と気が合います!今度飲みに行きましょう(笑)

では、どんな人が『 影の努力 』からのシンデレラストーリーを期待している大人なのか、僕の経験上だけど、結構いい線いってる実例をご紹介します。


▼全く見てないよね…ぜんぜん見えてないよね…


と、上司や会社を批判する時、気に入らない評価に対する不満から出るセリフです。ぶっちぎりで多い実例が ↑これ ↑ です。

実は、僕も20代の頃は結構こういう事言ってました(笑)

この言葉は、自分や仲間に対する評価の不満や、気に入らない人の評価が良かった時に出やすい言葉だったりもします。

これ、上司はたまったもんじゃないですよね。

見えないところをちゃんと見て評価しろよ!って言われてるようなもんですから。

気持ちは分からないでもないが、そんなことは不可能。まじで無理。

上司からしたら、誰が見ても分かる数字と目に見えている行動と発言から評価するのは当然で、影でやっていることなんて知るわけないんですよ。

このセリフを言ってしまったり、心の中で思ってしまうようであれば、アナタは会社やチーム内で ” ダメな奴 ” である可能性があるので注意が必要です。

ちなみに僕はダメな奴でした。

僕は、結構ダブルスタンダード(※マッチャー)社員で、基本全ての人に好かれたい願望が強めでした。みんなに好かれたいし、みんなから良く評価されたいじゃん!でも頑張りたくはない!だらだら怠惰に過ごしたい!

というほんとにダメな奴でした。

ダメな先輩には”先輩って裏ではめちゃめちゃ努力してて、後輩のことを一番面倒見てるのに、そこが見えてないとかホント理不尽ですよね!

なーんてイイ顔をしておきながら、

後輩にも ” 先輩ってマジでなんもやってないよね、君はめちゃめちゃ頑張ってるのに先輩より評価が低いなんてありえない! ”

なんて平気でイイ奴ぶってました。

※ マッチャーについてはコチラ

とんでもねぇクソ社員。今の僕ならそんなやつ速攻でクビにしています(笑)

結局、上司も人間、自分が見える範囲のものしか評価できません。

これが現実。

このように、努力とは本来いい事なはずなのに、周りに見えないことで、なんだかネガティブ要素になっちゃってるよね?怠惰な人間の言い訳や口実に、都合のいいように使われちゃってるよね?と。

良い評価をされている人は、基本見えるところで努力しています。仮に、見えないところで努力をする場合は決して表には出しません。バレる努力は努力じゃねぇ!くらい思っていたり。

そして、一人以上同じ空間にいるときにこそ努力をしています。一人以上同じ空間にいれば、回りに回って上司の耳に入ることを直感的に知っている。

さすが。

こういった経験から、うちの会社では ” 努力するなら見えるところで堂々とやろう! ” と言っています。

努力は絶対に陰でやるな、影でやっても評価はされないぞと。



▼努力は表で堂々と!を言い続けたら


社内の雰囲気が変わってきたんですね。人は環境で変わるといいますが、本当にそうでした。

心のどこかで ” もうちょっとがんばりたいな ” なんて思ってくれていた若手が、見えるところで頑張り始めたんです。それにつられて同じようにくすぶっていた社員が頑張り始める。

日本人にありがちな ” あいつ、なに頑張っちゃってんの? ” みたいな、頑張る人を茶化す空気が次第に薄くなったんです。

堂々と頑張れるってなんかいいよね!的な空気感。

そして本当に腐ってしまった社員とハッキリと分かれ、上司としては評価しやすい状況に。

頑張っている人はやっぱり堂々としているし、ミスを指摘されてもすぐに立ち直って修正してきます。キラキラ輝いています。

一方で、腐ってしまった人は、やっぱり成果なんてゼロだし、態度も卑屈で悪い。元気もない。なんなら ” 早くクビにしてくださいよ ” と言わんばかりの態度をとったり。

自分から辞めますと言わないところが腐ってるんですよね。

光が強くなれば影は濃くなるといいますが、まさにそんな感じ。

そして、マネジメントのところでいう2:6:2の法則(2:8とも言う)が見える化できて非常に仕事しやすい状態なりました。

評価する側も、依怙贔屓(えこひいき)に見られるような評価は出来にくくなりました。

いまいち成果は出てないけど、好感度が高い社員を評価したとき、” なぜあの人が良い評価をされるのですか? ” と社員から問い詰められ、” みんなの知らないところで努力してるんだよ ” と逃げたことないですか?もしくは上司からそう言われたこと無いですか?

それがデキにくくなったんです。

うちは、社員10名未満の小さい会社ですが、チームが非常に良い状態に育ってきたと思います。

チームビルディングやマネジメントで奮闘している方は試してみるといいかもです。

※2:6:2の法則はコチラから



▼表で堂々と努力した方が気持ちがいい!


やっぱり、働く側だって堂々と頑張りたいじゃないですか。絶対に茶化されたくはないし、果たして自分は良い評価されているのだろうか?上司はちゃんと見てくれているのだろうか?と疑う必要もない。

評価する側だって、堂々と頑張ってくれると嬉しいし、こちらも負けてられないな!って闘志に火が着きます。堂々と頑張っている人を怒ろうなんて思わないし、逆に手伝いたくなるのが親心。頑張っている部下がミスってもケツをふいてあげたくなるのが上司心。

これってめちゃめちゃいい感じじゃないですか?

経営者が描く、” みんなが気持ちよく働ける環境 " なんて夢のまた夢だったのに、なんだかその夢が近づいた気がします。

社員たちが思う、" みんなが気持ちよく働ける環境 " で働きたい!っていう夢のまた夢が近づいた気がします。

僕たちは幸せになるために働いているのであって、働いたら不幸になるようなことは望んでいない。

誰かの悪口だって言いたくないし、会社の悪口だって言いたくない。

僕は、自然とみんなが ” がんばろうぜ!” と支え合い

” もうちょっとやってみようかな ” と、

昨日よりもほんの少し頑張ろうと思える環境 づくりをしているつもりなので、めちゃめちゃ嬉しかった。

てことで、まとめると、

影の努力なんて今すぐやめて、堂々と表で努力しましょ!ってことです。


さてさて、今回の内容はいかがだったでしょうか。

ヤタ氏めちゃめちゃいい事書くじゃん!って思ってくれた方、シェアしてくれたら、お酒飲みながら泣きながら拝み倒します。

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それではこの辺で!

最後まで読んでくれてありがとう!

またね!

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