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いつ撮影するか問題【フォトグラファーの歩み#3】

フォトグラファーと(勝手に)名乗っているが
それはあくまで「写真を撮る人」という文字通りの意味で
生業としているわけではない。本業は医者だ。

趣味や副業として写真を撮っている人なら皆そうだと思うが
「いつ撮るか」は、ついて回る問題だと思う。
今回は私の場合を振り返ろうと思う。

与那国島

いつ撮るか問題


基本的には以下のパターンである。

1.休日
2.昼休み
3.良い景色に出会ったときいつでも

1.休日

当然ながら休日に撮影することが多く、3つの中で一番枚数を稼ぐことができる。

ちなみに今の立場として、平日フルタイム勤務・幼稚園児子育て中・月2週間程度のワンオペ育児(近くに実家あり)を回している状況。

「いかにして、写真作品づくりのための時間を生み出すか」
日々考えながら実践しているところだ。

そんなわけで、休日に撮影することが多いとはいえ
実は娘(±夫)連れのことがほとんどだ。
じっくり撮ろうにも、安全にも気を遣いながらなので
注意が散漫になり100%力を入れて撮影するのは不可能。

カメラバッグにカメラを入れ持ち歩き
娘の手を引きながら、または後ろをついて行きながら
公園の遊具で遊ばせながら
シャッターを切りまくる。

構図をじっくり追い込みたくても
被写体の良いタイミングを狙いたくても
「ママ〜」の声で容赦無く中断。

子供を持って学んだことは
何においてもだが
「100%の完璧を目指さなくていい」ということ。
多少イマイチだろうが理想と違っていようが

気にしなくて良いということ。
だって完璧なんて不可能だから。

こんな状況の休日撮影でも、なんだかんだ自分の気に入る
写真は撮れている。

2.昼休み

午前と午後の職場が違う上、全く残業がないため
十分な時間の昼休みを持つことができている。

しかも、現在4か所で仕事をしているという
医者の中ではやや特殊な働き方である。

移動は車で、午前の職場・午後の職場いずれかの
近くにある撮影スポットに立ち寄ることが可能。
この貴重な昼休みを逃す手はないため
ちょくちょく昼の撮影に出かけている。

時間は1.5〜2時間と限られているが
ここでのメリットは
「一人きりで撮影できる」ということ。

子供は幼稚園にいるので、様子を気にせずに
撮影に集中することができる。

昼休みで一つ問題があるとすれば
「光の向き」問題。

写真を撮り始めて実感したのが
朝と夕方の柔らかな光、伸びる影の美しさ。
そしてそれが自分は好きだということ。

昼間の光はコントラストが強く、当然ながら
撮影した写真を朝や夕方の光に寄せることは不可能。
その点は少しだけ残念ではある。

でも、そんなことを言っていては写真の数は増えない。
どんな状況でも、工夫してとにかく撮りたいのだ。

3.良い景色に出会ったときいつでも

You Tubeや本で様々なフォトグラファーの考え方を
見てきたが、その中に

「インスタ映えするような有名スポットで撮る写真だけが
良い写真というわけではない。半径2kmの自分の生活圏内で
撮る写真に、その人の個性が宿る」
「いつでも写真は撮れる。毎日カメラを持ち歩くことで、思っても
みなかったような写真が撮れることもある」

という話があり、影響を受けた私は
できる限りカメラを持ち歩くことにしている。

持ち運ぶ際にかさばらないFUJIFILM X100Vがベストだ。
実際、不意に訪れたシャッターチャンスが何度もあり
「カメラを持っていてよかった!」と何度も思った。

撮るか撮らないかはわからないけど
家を出るときにカメラをとにかく持っていく。

休日に気合を入れて撮る写真だけが、良い作品と
いうわけではない。そう実感している。

まとめ

いつ写真を撮るか。結論は
「撮りたい時いつでも」ということになるだろう。

遠出して撮る雄大な自然や有名観光地の写真と
近所を娘と散歩しながら撮る写真に
優劣はない。

自分が何を感じ、どう撮るか。

写真歴は浅いが、結局はそこだろうか。

2023.01.07
Yukari(instagram→@evenin_calm)
使用機材:FUJIFILM X100V 
     LEICA SL2

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