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10億あったら何をするか?人生の問題のほとんどはお金では解決できず、お金がなくても解決できる

北の達人社代表の木下さんが次のようなツイートをしていた。

誰しもこんなこと考えたことがあると思うが、改めて真っ向から考えてみたい。

お金があれば最高か?

僕は34歳だが、仮に今1億円あれば死ぬまで(90歳くらい?)ほぼ働かなくて不自由なく生きていけると思う。自分は基本、家賃以外に10万もあれば十分で、生活費そんなかからないので。むしろ暇すぎて少し働くだろうから、120歳以上まで生きれるだろう。(インフレとか不測の事態とかもまあ多分大丈夫)

そうすると、10億とかあればもう何でもできる。

豪邸に住んだり、美女を世界中ではべらかしたり、うまいもん食いまくったりといったことを数ヶ月〜数年やったとしても5億も使えないだろう。(がむしゃらに使うことは可能だが)

おそらくそういう生活しても1ヶ月で飽きると思う。世界中を旅するのは数年楽しめるかもしれないが、これはお金がそもそもそこまでかからない。

人が本質的に求めることは深い「意味」

そもそもどんな状態が最高なのか。私は「幸せ」を追求するという一般的な理解よりもさらに深い考察をしたい。

私はよい生き方とは、「意味」を深く感じられる生き方だと思う。そして、「幸せ」は「意味」の中の一つの概念でしかない。

深い「意味」を感じるには他者との共感が必要

「意味」を深く感じるためには他者との共感が必要だ。他者との共感というのは、自分と他者が同じ体験や感情をともにしていると疑いなく確信できるときだ。人と話していて愛想笑いされても、そこに共感はない。

共感には、文脈や歴史が必要だ。なぜなら、ある個人と別の個人は別の世界を生きている。人は主観から抜け出せず、同じ世界を生きているようで全く違う関心や欲望を持ち自分だけの世界を生きている。そんな中で人と人が共感するには、一定の共通了解が蓄積されている必要がある。

深い「意味」はお金で買えるか

結論から言うと、買えない。なぜなら上述の通り、そこには文脈や歴史が必要だからだ。汗水たらしてたくさん働いた後のビールは、仮に安物でも最高においしい。しかし、日々お金にあっても何の文脈もなしに一杯何万円もするワインを飲んでもそこに深い味わいはない。

ではお金は不要なのか

という疑問が出てくるが、そうでもないと思う。深い「意味」を得るために効率的な使い方がある。以下のツイートがそのためのお金の使い方をうまくまとめている。

これはどれも、文脈と歴史を経た体験のために使われているといえる。

お金はどう使うべきか

お金はどう使うべきかといえば、先のツイートでまとめられているような「文脈と歴史を経た体験のため」に使うのがよいということになる。それは人との共感という深い「意味」に繋がり、人生を豊かにする。

お金はあるに越したことはないが、あったら少し役に立つ程度のものだ。考えてみると、「人生の問題のほとんどはお金では解決できず、お金がなくても解決できる」のだ。多くの人と共感を得るために、行動していくのがよいと思う。


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