LinkedIn活用、はじめの一歩(はじめて使う方向けに解説)
私、LinkedInで仕事してます。
私は普段、ビジネスSNS「LinkedIn」を使って仕事しています。
極端ですが、私の仕事はLinkedInで成り立っています。
現職(ITベンチャー企業)でも、複業のWebライター/業務委託でも、これ無しでは考えられません。
個人が主役になる時代にLinkedInは最高のSNS!とさえ思っています。
最近、「どう使うの?」とご質問頂く機会が増えてきました。
そこで、少しでもお役に立てればと思い、かんたんですがノウハウを共有させていただきます。
※前提として、私は会社員 兼 個人事業主です。
会社向けの仕事を獲得できればと思って使っている部分もありますが、SNSは個人アカウントで使っているので、この活動の結果はすべて私の実績になっています。
賛否あると思いますが、ここでは「使い方」という部分を見て頂けたら幸いです。
①私がLinkedInを選んだ理由
私は、会社員・フリーランスに関係なく、やらない理由がないと思ってはじめました。
なぜそう思ったのか?という点についてまとめました。
2017年当時所属していた外資系企業で、外国籍スタッフはほぼ全員、日本人スタッフも多くの方がアカウントを持っていた
実名、顔写真あり(人によります)、経歴が詳しく書かれている(すごい経歴の人もたくさんいます)
なりすましがほとんどない(あっても自然淘汰されます)
健全なコミュニティになっている(気持ちよく使おう!という方が多くて安心して使えます)
つながりやすく、コミュニケーションもしやすい(1on1を受けてくださる方も多いです)
長期的なつながり・人脈形成ができる(安定したつながりが作れる)
つながった方からお仕事を頂くことがある
日本のユーザー数は280万ほどだが、この1年で大きく伸びている(公式情報がないので予測ですが、+80万アカウント・140%増)
2020年までは英語の情報が多かったが、2021年に入って日本市場が活発化し日本語の情報が大幅に増えた
※ちなみにアメリカのユーザー数は1億8000万ほど、全世界では7億ほど
日本市場は活発になってきましたが、まだまだこれから…という段階です。
もし、「いますぐに今月の売上を+○○万円ふやしたい」という目的で使おうと思ったら、かなり厳しいです(他のSNSでも同様かと思いますが)
短期的な成果を求めている場合は、もっと違った使い方を検討するか、そもそもSNSではない方法で活動するのが良いかもしれません。
②どうやっているのか?
ここからは具体的なノウハウについて解説します。
基本的に下記1~4を繰り返します。
毎日自分からつながり申請を出す
投稿・コメントを拝見し、いいね!したり、コメントする
自らも発信し、頂いたコメントを読み、考え、返信する
メッセージでコミュニケーションしたり、仕事のお話をする
一番最初の1が重要なポイント
「自分からつながり申請を出す」という点が重要です。
残念ながら待っていてもそれほど申請はきませんし、特に始めたての頃はほとんど申請をもらうことはありません。
最初は自分から申請しにいって、つながりを増やしましょう。
また、つながりが増えてきても申請作業は続けるのがオススメです。
つながり申請を出すときは、まず「つながり申請歓迎」といったキーワードをプロフィールに書かれている人に出すのもポイントです。
こう書いている方は申請ウェルカムな人なので、突然申請してもきっと承認してくれるはずです。
慣れてきたら、「~歓迎」と書かれていない人にも申請を出していきましょう。
最初はためらわれるかもしれませんが、これはあくまで電子的な手続きです。
自分のつながりを増やす目的のためにやることなので、遠慮せず申請し続けましょう。
2~3は交流
2~3は交流・コミュニケーションです。
時間の許す限り「いいね!」したり、コメントを書いたり、自分も投稿します。
4は2~3をやることで活きてくる
4は、より深いコミュニケーションをする段階です。
LinkedInでは、つながった方とメッセージでやりとりできます。
ちなみに、つながっていない人とメッセージしたい場合は有料プランへ登録が必要です。
とはいえ、いきなり1対1でコミュニケーションするのはハードルが高いですよね?
なので、まず1でつながり、2~3で交流すれば、4につなげやすくなります。
③なぜつながりが大事なのか?
「つながり」が重要と申し上げている理由が3点あります。
コミュニケーションも大事、つながりの質も大事ですが、数がなかったら意味がないので、まずはつながりを増やす
つながりの数が多いほど、自分の投稿が表示される人が増える(=自分の考えや意見を届けられる人が増える)
つながりが増えれば交流できる人が増え、結果として新しい可能性(交流を深める・お仕事が頂ける・就職や転職オファーが来るなど)が期待できる
「つながるだけでは意味がない」という意見は正しいと思います。
「知らない人とつながってどうするんだ?」という意見もごもっともです。
しかし、つながりの数が少ないうちは、いくら投稿しても自分の意見が届く範囲が狭く、広がりづらいのも確かです。
そこで、最初はつながり数を増やすことに注力するのがオススメです。
そこから徐々にコミュニケーションの輪を広げていくことで、最終的には自分が思い描く活動がしやすくなります。
多少時間はかかるかもしれませんが、「急がば回れ」です。
余談ですが、「積極的につながり申請を出す」というテーマで、企業様のYouTubeに出演しました。
④気をつけていること
LinkedInを使う中で意識すると良いこと、注意点についてまとめました。
交流の基本は「徹底したGiveファースト」
どのSNSでも、また現実のお仕事でも同じかと思いますが、LinkedInも「徹底したGiveファースト」が大切です。
具体的には、自分から提供できるものを先に提示し、興味を示して下さった方と話せばスムーズにつながっていきます。
こちらから何も提示できていない状態で、すぐにコミュニケーションしようとしたり、メッセージなどで直接お仕事の話をすると、スルーされる確率が高くなります。
(少なくとも私はスルーします、相手との関係性は大事です)
ユーザーの中にはロマンス詐欺や、偽アカウントを運用されている方もいることを理解しておく
つながった後「あなたはステキだ、会おう」と言ってきたり、Instagramのように食事やゴルフの写真だけを数枚上げている方は要注意です。
出会ってしまったら即ブロックするか、つながる前に拒否してください。
あまりにひどいと思ったら、運営に通報できます。
⑤その他(私見)
最後に私見を書かせていただきます。
①~④は一見すると仕事しているように見えず、「SNSで遊んでいるだけではないのか」と感じる方もいらっしゃるでしょう。
でも、私はこれで良いと本気で思っていて、LinkedInをとても楽しく使っていますが、ある意味真剣に使っています。
なぜなら、下記がこれからの時代にあった生存戦略だと考えているからです。
LinkedInでつながりを増やし、積極的にコミュニケーションし、可能ならオンラインMTGを行うことで、自ら人脈・仕事の可能性を増やすことができる。
目の前にあってすぐに手に入る案件を追い求めず、長期的なつながりを得て、お互いに良くなることを考えて行動すれば、おのずと自分の利益にもなる。
つながった方とのコミュニケーションを最重要視し、日々の会話や議論から生まれたアイデアや疑問を検討できれば、思わぬところで仕事になるかもしれない。
誰がどんな可能性を持っているかわからないので、議論する相手を選ぶことは絶対にせず、どなたとでも等しくコミュニケーションさせてもらえれば、自然と人脈も仕事も広がるはず。
まずはつながりを増やし、広く交流し、ご縁のあった方とコミュニケーションして、つながりをより強固なものにしていくのが良いと思います。
まとめ
日本ではユーザーがまだまだ少ないLinkedIn。
しかし、波は確実に来ています。
既に280万ユーザーがいるので、ここから新しいチャンスが生まれる可能性だってあります。
ビジネスに向いていて、なおかつ誰もが気持ちよく使うことを大前提としているSNSは他にありません。
あなたのビジネスの役に立つことは間違いないと思うので、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか?
※よろしかったらLinkedIn上で私とつながってください!
一緒に「つながりの可能性」を増やしませんか?
https://www.linkedin.com/in/hirotaka-yasumi/