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中小企業経営者も「夢」を語ってみませんか

「丸の内を圧倒的に魅力的な空間に、世界一のビジネス街に(三菱地所 中島社長)」

「世界中の人々の命を支えるプラットフォーマーに(クボタ 北尾社長)」

「世界中の人々に快適で安心な空気を(ダイキン 十河社長)」

「アジアのGAFALと言われる存在に(ローソン 竹増社長)」

「宇宙規模での街づくり(三井不動産 植田社長)」

新社会人へのメッセージもあるのか、新年度4月1日から日経で(NEO-COMPANY)夢を語り始めた経営者」という連載記事に出ていた経営者の夢です。

主要企業の経営者にアンケートを取ると8割の経営者が「社会課題の解決」や「世界一」を夢として掲げたそうです。

企業の存在意義を問うパーパス経営が求められ人口縮小社会の中で優秀な人材を確保するためにも「社長が語る夢への共感」は必須事項となってきています。

大企業経営者の大部分はサラリーマン社長です。彼らは一定の任期の中でその夢に邁進し次の人へとバトンをつないでいくのでしょう。自分自身が経営者の間に夢を達成できるのかどうかは二の次です。

ステークホルダーの中でも株主を重視し短期のパフォーマンスを指標としていた時代の価値観とは明らかに違うものと言えるでしょう。

一方で、中小企業はどうでしょうか?

人手不足に悩み後継者を見つけることができず、黒字であるにも関わらず事業継続が危ぶまれているという企業も少なくはありません。

現在のビジネスを守ることこそが重要で「夢なんて浮ついたこと」って思われている経営者の方も多いでしょう。また、年齢的にいまから大きなチャレンジをしても達成できないとあきらめている人もいるかもしれません。

でも、逆に考えてみませんか?

人手不足や後継者がいないから夢を語れないのではなくて、夢を語れないから人が集まらないのではないかと。。

夢を熱く語り、前に進む努力を怠らなければ、人からの共感を得ることが出来るのかもしれません。

ねじという中小企業の典型のような産業の中で倒産寸前の企業を引き継ぎ航空業界、エネルギー業界へと挑戦している由紀ホールディングスの大坪社長の記事は力を与えてくれます。

「社会人人生では折返しを過ぎた今だからこそ夢を語れるようにありたい」と、私自身この記事を読みながら思いました。

#日経COMEMO #NIKKEI

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