【中日ドラゴンズ】WBCパナマ代表右腕がデビュー!投球内容を分析してみた ~6/24ヤクルト戦~
シーズン途中の補強第1弾として、ドラゴンズに加入したメヒア投手。24日、本拠地・バンテリンドームでデビューを飾りました。
今回の投稿では、メヒア投手の投球内容を分析します。たった1試合ですが、どのような投手なのかという方向性は見えてきました。
最後まで是非、ご覧ください。
試合は3対1で勝利しました。
日本人投手に近い
来日初登板は4回94球、被安打1、四球5、失点1という結果でした。制球に苦しんだという印象は受けませんでしたが、青木宣親選手に対しては外角に大きく球が外れました(2四球)。ただ、5四球という結果ほど、制球が悪いという印象はありません。
被安打は1回の先頭・並木秀尊選手に許した中前打のみ。球数は要しましたが、打たせて取る投球を披露。メヒア投手の投球スタイルは十分見えた試合でした。
波に乗れば、手がつけられなくなるタイプではないでしょうか。150㌔の直球、4種の変化球ともに暴れるタイプではなく、荒々しい外国人選手ではなく、どちらというと日本人投手に近い投手です。
投球割合から
投球割合は、以下の通りです。
直球が半分以上を占め、スライダー、カーブと続きます。この3球種を中心に、投球を繰り広げていきます。直球の球速は147㌔〜151㌔、スライダーは130㌔台中盤、カーブは120㌔台中盤という印象を受けました。
スプリット、チェンジアップは対左打者の場面で使用。青木選手、長岡秀樹選手らに使用し、2回の長岡選手の打席では効果的に見えました。
タイミングを外し、空振り、ファールを奪う投球スタイルを見ると、対左打者へのウイニングショットではないかと考えられます。
カーブの投球割合に変化
変化が生まれたのは、カーブの投球割合。打者1巡目は12%。直球、スライダーに続く投球割合でした。
しかし、2巡目は26%。直球に続く投球割合となりました。直球の割合が55%前後という点は変わらなかっただけに、2巡目はカーブを多投したことになります。
これは、外角へのスライダーに手を出してくれなかったヤクルト打線が影響していると考えられます。この日、右打者から逃げていく外角へのスライダーを何度も投げていましたが、空振りを奪うことはできず。
三振を1個も奪えなかったのも、スライダーを見極められたことが影響していると考えられます。次回以降の登板でカギを握ってきそうです。
救世主になれるか
竜デビューを果たしたメヒア投手。この日の投球を見る限り、今後も先発ローテーションに入る可能性がありそうです。浅いカウントから勝負することができれば、長いイニングを投げることができます。
シーズン途中に補強されたメヒア投手。当然、救世主になることを望まれての加入のはずです。
厳しい夏場に向けて、メヒア投手が加入して良かったと思える日が来るかもしれませんね。
皆様はどのように考えますでしょうか。
【参考サイト】