【高校野球】散るも魅力たっぷり 森投手の可能性 ~徳島商VS智弁学園~
失点以上に、魅力溢れる投手でした。
徳島商のエース・森煌誠投手。高校生とは思えない落ち着いた投球で、安定した制球力が持ち味の右腕。
この日は強打の智弁学園打線に捕まり12失点しましたが、持ち味を十分に発揮。初戦の愛工大名電戦の投球を含め、プロの世界で活躍する姿が容易に想像できます。
丁寧な投球披露も・・
愛工大名電戦では9回1失点の完投勝利。10個の三振を奪い、注目度がさらに増しました。
この日も序盤から140㌔超の直球を投げ込み、カーブ、スプリットと変化球を低めに集めた丁寧な投球をみせました。
ただ、初球から積極的に打ちにきた智弁学園。3回終了時点で球数33球と省エネ投球を魅せていましたが、奪三振は1個のみ。
三振が思うように奪えない中、あっという間に智弁学園ペースに持ち込まれてしまいました。
プロの世界でも重宝
試合中盤にかけて失点を重ねていった森投手。9回まで投げきりましたが、球数155球、12失点と数字的には厳しいものが残りました。
しかし、安定した制球力と全ての球種で勝負できる森投手の投球スタイルは高校生離れしています。
また、ピンチの場面でギアを上げた時の投球も魅力。球速は144、145㌔を計測し、内角へ次々と投げ込める制球力はプロの世界でも重宝されます。
敗戦しましたが、魅力たっぷりの投球をみせた森投手。プロへの扉は開いています。
高評価を集める可能性
各球団の評価は分かりませんが、現時点での完成度、将来性を考えると、高く評価する球団も出てきそうです。
阪神・村上頌樹投手のような安定感を持ち、どこまで球速が伸びるか分からない無限の可能性。
楽しみしかない森投手の今後に、注目が集まります。
【参考サイト】