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【高校野球】まるで社会人投手!完成度高い湯田投手 ~仙台育英VS浦和学院~

夏の甲子園が開幕し、初日から名門校同士の対決が実現。夏の甲子園連覇を狙う仙台育英は優勝を経験したメンバーが多く残り、プロ注目選手もいます。

特に高橋煌稀投手、湯田統真投手、仁田陽翔投手の3本柱は強力。宮城県大会決勝で18得点を挙げた強力打線と共に、甲子園での活躍が期待されました。

注目の先発は湯田投手。プロの世界で見てみたい、完成度の高い投球を魅せました。今回の投稿では、湯田投手の投球について書きました。

試合は仙台育英打線が3回までに9得点を奪う猛攻。19対9で大勝し、名門校対決を制しました。


打者1巡目は圧倒的!150㌔もマーク

初回、スライダーを中心に丁寧な投球を魅せた湯田投手。外角低めに球を集め、安打を浴びたものの3三振。決め球は全てスライダーでした。

2回に入るとギアが上がり、140㌔後半を連発。先頭の三井選手に対しては、150㌔の直球で三振を奪いました。

3回も140㌔後半の直球、スライダーを武器に打者を圧倒。5三振を奪い、レベルの違いを見せつけました。

3つの光る武器

ただ、2巡目に入った4回に打ち込まれて4失点。制球が乱れたわけではなく、セットポジション時に球速が落ちたことが要因だと思われます。

時折140㌔後半を記録しましたが、基本的には130㌔後半から140㌔前半にダウン。浦和学院打線の上手さもありましたが、2巡目は苦しい投球となりました。

5回、先頭打者に安打を浴びた所で降板。エース・高橋投手に後を託す形となりました。

5回途中4失点。奪三振は7、四死球は0。イニング途中の降板とはなりましたが、最速150㌔の直球、最後まで乱れなかった制球力、三振を奪えるスライダーは超高校生級。将来的にプロで通用すると感じました。

人気集まる!?

この日は80球を投じ、その内直球は40球。直球、変化球をバランス良く織り交ぜ、大人の投球を魅せた湯田投手。

今後も登板が見込まれ、好投すればさらに評価が上がるでしょう。全ての面でポテンシャルが高く、さらにレベルが上がれば早期に1軍デビューする可能性があります。

いい意味で高校生っぽくなく、まるで社会人投手を見ているかのよう。どの球団も投手は欲しているだけに、完成度の高い湯田投手に人気が集まるかもしれません。

【参考サイト】


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