出会い。

人との出会いは不思議だ。

2011年10月にここ屋久島に移住して丸10年になる。

もう10年も経ったのかと初めて来た頃を懐しむ。

あれは移住する前年の2010年9月だったか。

旅行で屋久島を訪れた際、ログハウスの民宿に3泊したのだが、その民宿のご主人と仲良くなり我々も将来屋久島に移住したいことなどを話した。

その当時すでに屋久島に土地を購入していたこともあり、泊まったログハウスの種類だとか金額だとか建て方など割と具体的に教えてもらった。

そして翌年3月に東日本大震災が起こる。いろいろ考えた結果その半年後には早々と移住することに決めたのだが、

これは2010年の人との出会い、そして屋久島移住の具体的な話が大震災を引き起こし早々の移住へと導いたのではとも思えるのだ。

結果、屋久島移住は想像以上に素晴らしいものだった。土地、家、ご近所さん、学校、仕事は申し分無く、特に最高だったのは何と言っても自然環境そのものだ。

住居の周りには街灯がほぼ無いため、夜空の星々の見え方が半端ない。

空気が美味しい、水道水が美味しい。

一番近いご近所さんの家が数十メートル離れているため、家でどんなに騒いでも大音量でギターを掻き鳴らしても大声で歌っても問題ない。

都会では絶対に味わうことの出来ない、まさに特権を手に入れたかのようだった。

それからあっという間に月日は流れ10年が経ち、そろそろまた次の土地へ導かれているという感じである。

次の新たな出会いはどんなものだろうか。人、もの、自然、いずれにしても楽しみで仕方がない。

今日はこの辺で。

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