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#絵本
童話『ねむりのくるみ』
猫のくるみは、ずっと眠っていたかった。
眼を閉じて夢の中に深く沈んで。
呼吸してる音だけしか聞こえないくらい静かな。
まったく光も届かない深海のような。
誰にも教えたくない大切な記憶のような。
そんな場所から帰りたくなかった。
ある時、猫によく似たいわゆる猫顔の小犬のみみがやってきて、眠っているくるみを起こそうとしました。
「くるみちゃん、くるみちゃん、そろそろ起きようよ。一緒にお話ししたいな
猫のくるみは、ずっと眠っていたかった。
眼を閉じて夢の中に深く沈んで。
呼吸してる音だけしか聞こえないくらい静かな。
まったく光も届かない深海のような。
誰にも教えたくない大切な記憶のような。
そんな場所から帰りたくなかった。
ある時、猫によく似たいわゆる猫顔の小犬のみみがやってきて、眠っているくるみを起こそうとしました。
「くるみちゃん、くるみちゃん、そろそろ起きようよ。一緒にお話ししたいな