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プロダクトマネージャー(PdM)になるために #3_PdMが一緒に働く人たち

IT業界で引く手あまたのPdMについて学習しています。
前回は

・プロダクト開発チームのあるべき姿
・PdMとはどんな職種か
・PdMになるためにどんなスキルか

という一番知りたかった内容について把握できました。
結論は

多忙だが、ユーザー課題解決とプロダクトに熱意があればこれほどやりがいのある仕事はない!

ということです。

今回は、PdMが一緒に働き連携していく人たちについて学んでいきます。
文字数:約3,300

以下のnoteから参考図書を決めました
Shoko Suzukiさん、ありがとうございます。
自分の備忘メモに近く、読み物としては最適ではないですがご容赦くださいすが、ちゃんとインプットとしてアウトプットします。

参考図書

② 成功するための組織と人

◼️Chapter11 プロダクトデザイナー

・PdMがどうすればデザイナーと共に効率よく働けるかを学ぶ

<製品の発見>
・現代のデザイナーは製品の発見から市場投入までPdMやエンジニアと絶えず連携して仕事をしている
・デザインの評価でなくプロダクトの成否で評価される
プロダクトはビジネスのためのものだと理解している

<ホリスティックなUX>
・UXは顧客がプロダクトの提供する価値を実感するための方策すべて
・優れたデザイナーは顧客が製品や企業とやりとりするときのカスタマージャーニーについて時間をかけて考える
顧客接点のリストの例としては
 +顧客は最初にどうやって製品を知るか?
 +どうやって初めてのユーザーが製品に馴染み、新しい機能について知っていくのか?
 +顧客と1日のどんな時間帯に、どんな方法で連絡を取るか?
 +顧客の関心を引くために他にできることはないか?
 +顧客歴1ヶ月と1年でどこが違っているか?
 +顧客に製品にもっと高い関心を持ってもらうためにはどうすればいいか?
 +顧客にどうやって満足の瞬間を作り出すか?
 +顧客はどうやって自分の体験を他人と共有するか?
 +顧客はどのようにオフラインのサービスを受けるのか?
 +体感的な製品の応答性はどうか?

<プロトタイプを作る>
・プロトタイプの大半はデザイナーが作っている
・優れたデザイナーは内部、外部問わずアイデアを伝えるキャンバスとしてプロトタイプを使う

<ユーザーテスト>
優れたデザイナーはテストを毎週の習慣にして絶えずアイデアを検証し改良している
ユーザーテストは、自分たちのアイデアを評価し、顧客はこの製品を買ってくれるか?そうでなければ理由は何か?を確認する

<インタラクションデザインとビジュアルデザイン>
・インタラクション(Interaction)デザインには、基本的な概念モデル、タスクフロー、概念を操作するコントロールレイアウトが含まれる
・ビジュアルデザインには、構成、体裁に加えどのようなブランドが視覚化されているかが含まれる
・近年のデザイナーはいずれのスキルも有している

<プロダクトデザインの不在>
・以下は頻繁に起きる深刻な3つの問題

1、PdMがデザインをやろうとする
2、PdMがデザインはしないが高いレベルのユーザーストーリーをエンジニアに提供し、エンジニアがデザインを考える
3、PdMがインタラクションデザイン(特にワイヤーフレーム)を提供し、ビジュアルデザインをデザイナーに実施させる

・プロダクトにおいてデザインの価値が高まっている
・デザインはプロダクトを美しくするためだけではなく、作るべきプロダクトを発見するため
・デザイナーはPdMにとって真のパートナー

INSPIRED
熱狂させる製品を生み出すプロダクトマネジメント
ISBN 978-4-8207-2750-7 C2034
P70〜76

■Chapter12 エンジニア

・PdMとして成功するために重要なことがエンジニアとの関係であり、この関係が悪ければPdMとして厳しく長続きしない
・エンジニアにはたいてい頭が良く、生まれつき凝り深い人が多いので、うまくごまかそうとしても騙されないので、分からないときは分からないと認め常に学習していく
・プログラミングの技能を身につけるのは、エンジニアとうまく関わり、エンジニアと協力する能力を向上させる
・顧客について知っていること、ビジネス上の制約などオープンに共有することも重要
・エンジニアとの2種類の議論

タイプ1:PdMが製品発見するための取組みについてエンジニアにアイデアや情報を求める
タイプ2:エンジニアの取組みに対する課題に対して詳細を確認する

・PdMとして技術に通じておく必要はあるが、その知識を使ってエンジニアの代わりに仕事するのはよくない、できる限りエンジニアに裁量権を与える
エンジニアの士気もPdMの責任

INSPIRED
熱狂させる製品を生み出すプロダクトマネジメント
ISBN 978-4-8207-2750-7 C2034
P77〜79

■Chapter13 プロダクトマーケティングマネージャー

プロダクトマーケティングは顧客向け製品や、ターゲット市場、ときには市場開拓チャネル別に組織される
・プロダクトマーケティングは異なる開発チームをまたがって活動している
・顧客に愛され、ビジネスに貢献する製品が必要

ビジネスに貢献するとは、
+市場が実際に存在する
+市場の多くの競合と差別化できること
+費用効率よく新しい顧客を獲得できること
+プロダクトを顧客に届けるチャネルと組織力があること


・プロダクトマーケティングマネージャーは製品開発チームにとって市場の代弁者で、ポジションニング、メッセージング、成功する市場参入プランを教えてくれる
・企業に販売部門がありプロダクトマーケティングがない場合は、この役割はPdMになる
・製品発見と市場投入の過程には多くのやりとりが発生する

INSPIRED
熱狂させる製品を生み出すプロダクトマネジメント
ISBN 978-4-8207-2750-7 C2034
P82〜84

■Chapter14 サポートスタッフ

・ここまではPdMとして毎日緊密に連携するデザイナー、エンジニア、プロダクトマーケティングマネージャーとの関わり方について説明したが、その他にも一緒に仕事をするサポートスタッフがいる
・これから紹介するサポートスタッフは1つの開発チームに専従するのではなく、いくつかの製品開発チームも担当している。また企業のステージによってはサポートスタッフのような役割がない可能性があるが、その場合はその仕事はPdMになる

<ユーザーリサーチャー>
・製品発見において継続的に定性的・定量的な二つの側面なら学習と実験を素早く実行し続ける
適切な種類のユーザーを見つけ、適切なテストを作り、顧客とのコミュニケーションから学ぶ
・PdMとしてユーザーテストの学習をリサーチャーに任せてレポートを出させるようなことはしていけない、一緒に体験する

<データアナリスト>
不在の場合この役割はPdMが担い、データの深い海に潜り、自分たちの状況を理解して、適切な判断を下すまでにかなりの時間がかかることは覚悟しておく必要がある

<テスト自動化エンジニア>
・PdMは市場投入前にプロダクトが期待通りか確認したいが品質テストを行うことをあてにされている状況ではとても自信を持ってリリースできない
自信を持ってリリースするのためにもレベルの高いテスト自動化は重要な仕事

INSPIRED
熱狂させる製品を生み出すプロダクトマネジメント
ISBN 978-4-8207-2750-7 C2034
P85〜91

<② 成功するための組織と人の所感>


PdMは「プロダクト開発・リリース・エンハンス」全てに関わるため、多くの人と一緒に仕事をすることがよく分かりました。

ただ開発と言ってもゼロを探しインキュベーションも含むため、ここは相当しんどいと思います。
前回も何度も警告がありましたが、要するに大変と言うことですね!

ちなみに本書ではケーススタディも載っており
ステークホルダーとの調整の大変さが実エピソードとして掲載されていますので、是非本書には目は通してみてください!!



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