YASAI BIYORI@沖縄

現役 JA職員 | YASAI BIYORI@野菜の移動販売を開始予定| 農家さんから…

YASAI BIYORI@沖縄

現役 JA職員 | YASAI BIYORI@野菜の移動販売を開始予定| 農家さんから仕入れた新鮮野菜をお客様に届けたい | 農家支援プロジェクト | 一緒に働く仲間も募集 | 小さなことでもできることから始めたい

最近の記事

JA職員として農家さんに謝りたい

僕は沖縄県のとある支店でJAおきなわ職員として勤めています。 JAで働かせてもらっている身分で、そしてお給料をいただいてる身分でどうこう口にするのは少し違う気もしますが、僕の想いやJAの現状を少しだけ書き綴ろうと思います。 JAは不祥事が多いとか搾取しているとか、外部の意見もありますが、今回は大きく分けて3つの視点について書いていきます。 少しだけお付き合いください。 1.職員の情熱が弱い JA、通称農業協同組合といえば、農家のための組織として地域に根ざしています。

    • 大手企業が"生産者化"している件について

      農家さんをはじめとした"生産"に携わる人は、危機感を持たないといけない日が、刻々と近づいてきているのかなと思っています。 下記にあるとおり、大手企業である大和ハウス工業さんが農業界に参入しています。 農業界に溢れる様々な課題を解決に向け、新しい価値を社会に提供し、私たちの暮らしを更によくしていこうと試みています。 食料自給率が下がってきている昨今、日本の未来のためにいい試みだと思います。 しかし、どの分野にも言えることですが、社会が良くなるということは、表裏一体で失業

      • 青果物の非コモディティ化

        僕たちがスーパーへ行けば、当たり前のようにならべられている青果物の数々。 リンゴやみかん等の果物をはじめ、キャベツや人参といった僕たちが日頃から口にする野菜がズラリと並んでいます。 そこでこんな疑問を持ったことはありますでしょうか。 同じリンゴでも250円で販売されているものもあれば、150円ぐらいで販売されているもの。そして、キャベツや人参もリンゴと同じように価格に差があったりすることも珍しくはないはずです。 もちろん品種や産地の違い(国産、海外産)によって仕入れ値

        • 自信がなくなってきた今日この頃

          こんにちは。 久しぶりの投稿になります。 僕は現役のJA職員として農家さんと関わり、関係を深め、現状に何が足りないのか、またはどうすればJA職員として農家さんの売上を1円でもあげることができるのかを日々真剣に考えて仕事に励んでいるところです。 別記事では何度か書いていますが、僕は今年中に『野菜の移動販売をする』という計画を画策していますが、現実は厳しく、賛同してくれる農家さんはいるのか、または青果物という低単価商品を扱うことでちゃんとした売上が立つのか等、不安が募るばか

        JA職員として農家さんに謝りたい

          「規格外野菜を安く買わせて」なんて、農家さんを前にして言えるのだろうか

          こんにちは。 皆さんはフードロス問題について何かしてみようと思ったことはありますでしょうか。 学校、職場、友人、家族などで、フードロスについて話たり、または一緒に取り組みをしているという人もいるかと思います。 そもそも、なぜフードロスを無くす必要があるのでしょうか。 勿体無いから? SDGsの目標の一つとしてなっているから? それとも何となく? 理由はそれぞれあると思います。 ですが、大した思いもないまま、社会の風潮に流されていてはあまり意味がないと思います。

          「規格外野菜を安く買わせて」なんて、農家さんを前にして言えるのだろうか

          農家の平均年齢から考える若者が就農しない理由とは

          こんにちは。 今日は少し堅い内容ですが、農業の未来について少しだけ書いていこうと思います。 現在、日本で従事している農家さんは全国で約130万人いると言われており、その平均年齢は67歳(2021年の統計)となっています。 この数字は他の産業ではちょっと考えられない数字ですし、2021年の統計なので、現在では平均年齢もさらに上昇しているかもしれません。 会社員の定年退職年齢は60歳から65歳へと徐々に移行しつつありますが、会社員に比べると、農業という仕事を60歳から70

          農家の平均年齢から考える若者が就農しない理由とは

          週休3日制は会社に利益をもたらすのか?【従業員の幸福度と生産性の向上】

          こんにちは。 近年、働き方改革で騒がれていますが、僕もこれから起業する身として考えさせられるテーマです。 従業員として現在も会社に勤め、当たり前のように週5日勤務の月22日出勤をこなしています。(過去には過酷な労働下の企業でで休みがなかったりもしましたが) たとえば、土日祝日休みを規則とする企業で勤務するとなると、月〜金までの5日間を働いて土日がお休み。 また月〜金まで働いて土日が休みというルーティンを定年退職まで永遠にこなすわけです。 8時間勤務の場合、出退勤をや休

          週休3日制は会社に利益をもたらすのか?【従業員の幸福度と生産性の向上】

          持続可能な農業に向けた挑戦と解決方法とは何なのか?

          日本の農業、いわゆる食料自給率はもはや笑えないレベルにまで到達しています。これだけ多くの生産者(食を助ける人たち)がいるにも関わらず、衰退していくこの産業について今日は語ろうと思います。 現在、農業従事者として働く人は数字として表れているように年々減少傾向を辿っています。 農林水産省が発表しているデータですが、概数値として現在は116万人がいて、平均年齢はR4年度データでは、68.4歳となっていることがわかると思います。 現在の農業従事者 新規就農者数 R4年まで1

          持続可能な農業に向けた挑戦と解決方法とは何なのか?

          農家という経営構造を理解することがこの先の日本を豊かにしていく

          野菜だけでなく、僕たちがスーパーで好きなものを好きなだけ買うことができるのも、安心してレストランで食事ができるのも、それを作る生産者がいるということ。 僕は牛や豚のことはわからないので、いつもどおり野菜の話をしていきます。 野菜を育てる生産者、いわゆる農家さんは野菜を育てて競市場や道の駅などに出荷することで、お金をもらっている。 "野菜を育てて、それを提供することで対価をもらう"これだけを聞くと非常にシンプルな産業構造だということがわかると思います。 しかし、僕はこの

          農家という経営構造を理解することがこの先の日本を豊かにしていく

          野菜を通して地域コミュニティとなる場所を作る

          僕は野菜の移動販売をして農家さんを助けられる存在になりたいと豪語していますが、その先にある最終的な僕の目標は「地域コミュニティを作ること」 イメージとしては毎日訪れることのできる公民館的な存在の場所を地域に提供すること。 公民館へ行ったことがない人は、「え、公民館って毎日は開いてないの?」って思うかもしれません。 もちろん地域によって様々だと思いますが、ほとんどの公民館は定期講座や講習会などのイベントがある時だけ開館し、特に何もない日は閉館していることがほとんどだと思い

          野菜を通して地域コミュニティとなる場所を作る

          新しいチャレンジが人生を豊かにしていく【失敗を楽しもう】

          こんにちは。 「こいつこんなことしてたのか…」と、自分の失敗をさらけ出すのは怖いことですが、誰かのためになればと思って記事にしてみようと思いました。 すいません、今回は野菜とは全く関係のない記事です(>__<) 僕は先日、2017年から6年間続けたブログを閉鎖しました。 広告を掲載したりアフィリエイト記事を作って、微々たる収益を得ながら、ブログを更新することを日々楽しんでいました。 6年間もブログを続けてきたのは、シンプルに記事を書くことが楽しかったから。 はじめ

          新しいチャレンジが人生を豊かにしていく【失敗を楽しもう】

          仕事を見つけるまでに10年もかかった話

          こんにちは。 仕事を見つけるのって、大変ですよね。 僕は、仕事を見つけるまでに10年という長い期間を要しました。 「あれ、?今までニートだったの?」 いえ、違います。しっかり働いていました(笑) 学生時代は部活動をしていたため、部活を引退した高校3年生から今日まで、一生懸命働いてきました。 20代は仕事に明け暮れた僕だけでなく、ほとんどの人がそうかもしれませんが、10代〜20代は仕事に明け暮れる日々を送ってきたと思います。 友人とお酒を飲みに行くことも年に1〜2

          仕事を見つけるまでに10年もかかった話

          【疑問】規格外野菜を売ることは、本当に農家の助けになるのか

          こんにちは。 僕はこれから野菜の移動販売を行って生産者に寄り添える事業を作っていきたいのですが、今日は少しだけ疑問に思ったことを書き綴りながらコメントで皆さんの意見を頂戴できれば嬉しく思います。 まず本題に入る前に、少しだけ前置きです。 現在、日本のみならず世界ではフードロス問題が取り上げられているのはご存知でしょうか。 SDGs(持続可能な開発目標)でいうと、17個ある目標のうち【12番】にあたる"生産者も消費者も、地球の環境と人々の健康を守れるよう、責任ある行動を

          【疑問】規格外野菜を売ることは、本当に農家の助けになるのか

          野菜を売るのは難しい【生産者と消費者にとっての正解を探す】

          こんにちは。 これから沖縄県内で農家さんから野菜を仕入れて、仕入れた野菜で移動販売を行って、地域に野菜を届けていこうと思っています。 この事業を行おうと考えている身として思うことは、野菜を売るというのはシンプルな事業に見えるが、かなり難しいということ。 過去の記事に書かせてもらいましたが、僕がこれから行おうとしていることは現在の野菜の販売ルートを一本化して消費者に届けるという試みです。 まだ誰もやったことがない新しいビジネスというわけではなく、すでに個人で行っている方

          野菜を売るのは難しい【生産者と消費者にとっての正解を探す】

          フードロス問題と私たちの生活からできること

          こんにちは。 いきなりですが、皆さんはフードロス問題を"問題や課題"と捉えたり、"自分ごと"として考えたことはありますでしょうか。 一般的にフードロスの定義は、こう定められています。 『まだ食べられるのに廃棄されてしまう食品のこと』 まだ食べられるのに、食べられるはずだったのに…家庭や企業で様々な理由があって、やむを得ずに廃棄してしまうことです。 何かをする必要はなく、できることをすればいいフードロス問題に関して、僕は個人が何か特別なことをする必要はないのかなと思い

          フードロス問題と私たちの生活からできること

          農家さんを助けるために移動販売を始めることにした

          はじめまして、こんにちは。 これから沖縄で移動販売にて、地域の方に新鮮な野菜を提供していこうと考えている者です。 現在はサラリーマンとして勤務しているのですいませんが匿名で書かせていただきます。 僕はこれまで普通の会社員としてごく普通の生活をしてきた、生まれも育ちも沖縄で過ごしてきた現在29歳です。 これまで特にコレといった夢もなく、恥ずかしながら生活のためだけに働いてきました。 しかし、26歳の時に転職をすることで後に僕の夢へと変わる人生の転機が訪れました。 転職

          農家さんを助けるために移動販売を始めることにした