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強くなりたいと思ったから

大垣城の東門

高校に入って大垣まつりで絡まれたあの日から、もう少し強くなりたいと思い、この大垣城の東門の先にある少林寺拳法の道場に通うことにしました。
高校の部活はパソコン部だったので、体力不足解消も兼ねてね。

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古い時代の石垣。
上の写真の右の石垣にも下の写真にも化石っぽい痕跡があります。
これらは近くの金生山(きんしょうざん)で取れる石灰岩で、約2億5千万年前のもの。

これらの石には海の植物の化石が含まれていたりします。
三葉虫だったら珍しい海の植物化石なら実家の玄関にもあるから大して珍しくもないです。

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大垣城がちらりと顔を覗かせています。

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武徳殿で少林寺拳法を習う

今はさびれて使われていない武徳殿という建物。
ここで少林寺拳法を習い始めました。
週3回ぐらい、家から自転車で30分ほどかけて通ってました。
1人だったら通わなかったけど幸いにしてホラー好き・格闘技好きの友人が一緒に行こうと言ってくれたので3年間続けることができました。

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冬の寒い日、ここで練習するのがどんなにしんどかったか。
大垣の寒さはかなりのものですからね。
足の裏が死ぬ!とか思ってました。
事実、すり足で蹴ったり突いたりしていたら足の裏の皮が何回めくれたことか・・・痛いですよ😫

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一緒に練習した人たち

練習を続けたら強くなれるのか?
そういう疑問が常にあったわけですが、強い人は間違いなく強い。
そう思いました。

道院長は、動きがキビキビと丸太のような腕でこちらが腕を掴んでもあっという間にねじふせられる。

おだやかで色黒でつやつやな顔をした副道院長もやっぱり強い。

ボクシングもやってましたという髪がちりちりしたボクサーあがりな人も普段は寡黙なのに「シュッシュッ!」と言いながら動き出すと異常に拳とフットワークが早い。

そして色黒かつパンチパーマ風な兄ちゃん
怖い人かと思ったらめっちゃ優しい人で満面の笑顔で
「さぁ、オレの腹に思いっきりパンチをしてみろ」
と言ってくるので腰を入れて最大の全力パンチをかますも・・・
「はは、もっと本気で打ってこい😆」
と余裕の表情。えぇぇぇ😫

いや、やっぱり強い人は強いですわ。
喧嘩したらあかん人、たくさんおります。


国際交流

一緒に練習した人でよく覚えているのが外国人のエージェイさん。
本当の名前かどうかも国籍も覚えていないが、そう覚えている。

年上で留学か何かで日本に来ていたと思う。
めっちゃ美人でこんな人がやるんだ?ってビックリしたのを覚えています。

組み手で対峙したときは
その真剣なまなざしに
ちょっと笑っちゃうこともありました。
鼻が高くてすごく美人でそんな人がマジで見つめてくるからね?
照れるって😆組み手で気を使うって(使わなくていいと思っていそうだが)

外国人で空手に興味を持つ人はいるかもだけど少林寺は攻めることよりも守ることを重視しているから、ちょっと勘違いしちゃってない?とか思ったりもしましたが、とにかく熱心でした。
相手の腕を取って技を決める・・
近い近いと思いながらドキドキしていました。

ちなみに自分は一番右ですね。
後ろで隠れているシャイボーイは幼馴染ではないけど同級生。
ガタイがよく昔からやっていたので技も切れるし、大先輩。
男3人はゲーム好きで道場が終わったらゲーセン通い。
警察の補導には捕まらないように逃げる日々。

悪いことはしてないよ(たぶん)ゲームが好きだっただけで。

少林寺の仲間


こんな床で転がされたり、ひっくり返されたりするから受け身も取るけどやっぱり痛くって、しんどかったなぁっていう思い。
でも一生懸命、練習し続けて初段まで取れたのはうれしかった。

自分が汗を流したこの場所がもう使われていないんだと思うと少しさみしい。

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ちなみに今はもっと立派な武道館で練習しているらしいです。
小さい子供たちとか、畳の上で練習した方がいいよね。

それまで知らなかった人体の急所や、腕を掴まれたときの逃れ方なんかはまだ覚えてるけど演舞とかは忘れてる。
でも大事な学びは体と心の奥底に根付いたんじゃないかな?

すごく強い人には当たり前に敵わないけど、知っておくのは大事
どういう人が強いのか、憧れるべきか


というわけで体を動かす武道も好きだったりします。ちゃんちゃん!

サポートいただけると喜んで活動するタイプです。どうかよろしくお願いいたします。(^o^)