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いい歳して、はじめてミニ四駆をやってみたら楽しかった

1.ミニ四駆をやってみる

ミニ四駆というのがブームだった時期がありました。
私はそのときに子供ではなかったため、ミニ四駆世代ではありません。そのため、ミニ四駆は多少興味があったとしても、これは子供がやるものだという感覚ですし私の同じ世代では当然やっていません。しかし興味はあるんです。
やってみたいんです。

ミニ四駆はなんといっても自走ですから、所有者のコントロールテクニックで勝負をするわけではありませんので,そこが面白いところなので子供でもできるわけですけど、まさかそんな子供に教えてもらうなんてことは無理だろうし。
いたら教えてもらうんですけど、実際問題、子供単独ではサーキットには来れないんです。
困ったなあとと思っていたのですけど、ミニ四駆をやっている仲間が近くにいるということを偶然知りました。

ミニ四駆世代の人達は今は40歳とかになりますので、そんな世代の人たちです。それがたまに会う業務上の仲間にいたには驚きました。
さっそく、リーダに連れて行ってよと頼み走行会に参加することにしました。その前に走行会といっても、そもそも車体を持っていませんので、走らせるものがありません。

ミニ四駆を長くやっている人は平気で10台ぐらいは所有しているそうで、リーダがそこから1台作って私にくれました。

しかし知らないって怖いです。
どこで走らせるのかと思っていたら、ミニ四駆のサーキットを常設しているところが、そこそこありまして、規模は小さいですけど私のいつも買い物をしているモールにも常設されていました。

2.サーキット場にはじめて行ってみた

早速サーキット場に連れていってもらいました。
私はミニ四駆を作ってサーキットで走らせるだけだと思っていたのですけど、これって奥が深いです。私のミニ四駆の知識は模型を作って、モーターを変更したりしてスピードを競うというものです。

それは全く間違っていなかったわけですけど、スピードを競う、つまり1周のラップをあげるわけですけど、そのためには、走行を繰り返して調整していくという作業が必要です。
ところが自走、つまりスタートさせたらあとは勝手に走らせるわけですから、勝負はあっという間についてしまうという感じです。
自分でコントロールするところがありませんので、1周走らせて、連続で次の1周はラップをあげるぞということをしても意味がありません。

そのせいでしょう、私がはじめて連れて行ってもらったサーキット場は、走らせている人よりも、パーティションされている作業台で調整している人たちのほうがずっと多かったです。
正直言って、なぜ、走らせてるひとがあまりいないのか、不思議な気がしました。走らせるために皆さん集まっているはずですから。

自分で少しやってみるとさらによくわかりますが、マシンは一度走らせるとほぼどういう状態かはわかります。
そのため、何度も走らせるということはあまりしません。

走らせるのは1分間もあれば十分ですけど、調整はそれなりにかかります。
走らせている人よりも、調整している人のほうが多いのはそのためです。
あと会場、つまりサーキット場についてです。
初めて連れて行ってもらった会場は有料サーキットです。
そこで3時間パックにしましょうとリーダに言われたわけですけど、
正直そのときは3時間もここで何するの?って思いましたが、そうなんです、走らせている時間よりも、調整している時間のほうがずっと多いから
3時間は欲しいというところです。

3.ミニ四駆のおもしろさ

ミニ四駆デビューですがそもそもマシンを持っていませんので1台完成品をもらったのは前述しました。
いきなり走らせられる状態です。
さあ走らせるぞだったんですけど、いきなりコースアウトをしてしまいます。
完走できません。これも意外でした、壁があるサーキットコースですからそこから飛び出るなんてことがあろうとは思いもよりませんでした。

それをどうやって完走させられるかを調整していくわけですけど、
私には知識がありません。
そこでリーダに教えてもらい、本来は自分でやらないといけないんですけど、道具もパーツも何もありません。
そこでリーダに少しづつ調整をしてもらいます。

こうやって調整しますと、なぜそうやるのかとか、なぜこのパーツがついているのかを教えてもらいながらやりましたので、それだけでも
結構な知識がつきました。

新しいことをはじめるときは、しっかりと人から指導を受けるのが
最善の策ですがミニ四駆もやはり例外ではありませんでした。

教えてもらったミニ四駆の基本です。

Aミニ四駆は駆動方式として片軸、両軸の2種類ある。

モーターを見たときに、ピニオンギヤが片方についているか
両方についているかでわかります。大きくこの2種類に全体が分かれます。

B電池とモータが重要

駆動する基本のところですから、誰にでもわかりますが、取り付けられるモータは決まっていますのでそこから選びます。電池は好きなのを選べますがその中で当然軽くてパワーのある電池を選ぶのが基本です。

Cローラとウエィトとストッパ

車体が軽く、パワーがあれば速いくなるは誰だってわかりますが、それだとコースアウトします。
そこでコースアウトをしないように、車体にパーツをつけたりして、まあいや制限を付けていきますが、それはまあいや速度を抑える方向ですから
そのあたりの調整がミニ四駆の面白いところです。

4ミニ四駆のいいところ

サーキット会場には子供はほとんどいません。
学生もほとんどいません。
はっきりいっておじさんのほうが断然多いです。ミニ四駆世代中心の感じです。
聞いたところによれば、会場には子供が単独で入れず親子とか大人同伴で入るような仕組みにしているのもあるようです。

別のところにも行ってみましたが、そこでもおじさんが中心でした。
どうも今のミニ四駆は子供に人気があるのではなくて、おじさんまたは子供にやらせてる親に人気があるということのようです。

さて、走行会に参加させてもらい、サーキット会場に行って実際にやってみて感じたミニ四駆のいいところです。

Aモノを作って動かす喜びを感じることができる。

私自身エンジニア出身ということで特に感じることです。
いまどきはメーカで開発作業をやられているかたでも、何かを作って、
それを実際に動かすといったことをやられているかたはほとんどおられないでしょう。
ミニ四駆では、作ってそれを動かす楽しさを感じることができます。

Bレギュレーションが厳しいため費用をそれほどかけなくてよい

大人ではなく子供にこそ楽しんでもらおうということで作られたのがミニ四駆だと信じていますが、調整(セッティング)では決められた範囲内でしか改造ができません。
そして使えるパーツもすべて決めらたモノから選択する約束になっています。よって費用をかなりかけたスーパーなマシンが勝利を勝ち取るということにはなりません。
どう改造しようがもちろん個人の自由ですが、試合には出れないからです。
これは、やっている子供の親にとっても、そして大人にとっても参加しやすい仕組みです。
単にミニ四駆のメーカが自社以外のモノを使わせないということではなく
コストをやたらかけた人が有利になるということにはならないのがなかなか秀逸な点です。

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