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コンサートの裏方はなかなか楽しすぎる
1.コンサートの裏方をやらせてもらうことに
ライブコンサートの音はPA(Public Address)機材などで管理されているのはご存知かと思います。
DTMではミキサーが画面上に登場して、パソコン上ですべてのミックスを行っていますが、ライブではミキサーであったりアンプであったりと音を出すための機材が必要となります。
小規模でのライブでは、これらのPA機材にマイクを何本かそろえればそれなりに出来ますが中規模になってきますと、照明装置と連動させたりと、演出も派手になってきます。
この程度の知識はある程度誰でもお持ちでしょうけど、じゃあやったことありますかと聞かれるとこれはPA業務をお仕事にしている会社に所属でもしているかたぐらいしか経験ないかと思います。
または、自分たちで会場を借りて演奏するために、機材をレンタルして自分たちでセッティングをするといった人ぐらいです。
学祭のPAセッテイングなどは、学生がやられているのではと想像しますが、
どちらにしても、ほとんどおられないかと思います。
ところが、やりたくてもやれないそんなPA業務が突如むこうからやってきました。
こういいますと、何やらすごいコンサートのPAを想像されるかと思いますが
もちろん、違います。
私がいきなり出来るわけありませんので。
市民コンサートというのがどこでもあるかと思います。
私は横浜のほうしか知りませんが、横浜では行政のかたがたが関わってはいますが、ボランティアの人たちが中心となって企画し開催されます。
市民による手作りコンサートといった感じです。
規模がそれなりに大きいですので、いきなりやりましょうではなく、1年かけて準備して開催されます。
たまたまお手伝いで手をあげて参加させていただいた団体から、じゃあこれをお願いしますと言われたのがコンサートの担当でした。
2.ポップス系はPA専門業者にまかせるがクラシック系は自分たちで
そんな公会堂でのコンサートの音楽担当というかたちで、実際のPA業務に参加させていだくという光栄にあずかることになりました。
PAというとライブ・コンサートを連想されることがほとんどでしょうけど、
そこはプロの業者にお任せして、私が担当したのは、クラシックの音楽担当です。
クラッシックですから、基本アンプなどは使いません。
演目によってボーカルマイクを数本扱うだけです。
公会堂備え付けの機材を使いますので、ミキサーもたいして設定する必要がなく、実際の仕事としては譜面台を出すとかマイクを置くとか平台を組み立てるとかそういったところで伝うことのほうが多いです。
会場は750人収容の公会堂ですので、規模としては中規模ということになるのでしょうか。
非常に勉強になったのは、当然にして前日にはリハーサルがあって、そこで音合わせなどを行います。こういうのはやっている人以外にはちょっとわからないでしょうという内容のものが盛り沢山にあって、その調整が行われていたため、その深さに感動を覚えました。
クラッシクは聞くことはあっても、演奏する側ではないため、演奏する側にたった奥深いところはわかりません。
そんなところをリハーサルでしっかりと見ることができました。
リハーサルは全曲をやるような時間はとれないため、大切なところだけ合わせるということになっていますが、スタッフですから演奏者たちのすぐ横の舞台上で一緒になって音を聞いているわけですので、それはもう迫力があります。
3.コンサートスタッフの仕事はおもしろい
一度やってみたかった、コンサートのPAですけど、機材についてはマイクをセッティングして、それのONOFFとかその程度の内容でしたが、コンサートはこうやってやるのかという勉強になりましたし、やっぱり音楽はいいなと
感じた次第です。
リハーサル日も本番当日も朝から晩まで音楽をスタッフとして聞いているわけですので、頭の中は音楽が流れっぱなしでした。
スタッフジャンパーを着れば、ステージは当然として、公会堂の機材のところや、両袖のスペースやそしてリハーサル室、待機室など演奏者でないと入れない場所に出入りすることが出来ますのでそれだけでも楽しかったです。
公会堂レベルで演奏された人ならおわかりでしょうけど、このクラスですと客席以外のスペースもかなりあります。それはすべて演奏者ならびにスタッフの人たちのスペースです。
そんな観客からすると未知のスペースに出入りするだけでもスタッフをやってよかったあと感じれました。
DTMなど音作りをされている人はきっと、こういった裏方に興味あるかたもおられると思いますが機会あれば是非にやってみてください。
楽しくてしかたないかもしれません。
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