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【元公務員が教える】公務員試験の面接対策と体験談(vol.5 公務員向きの性格編)

公務員試験の面接では、公務員に向いているか性格であるどうかをチェックされています。
そのため、まずは公務員向きの性格について把握したうえで、効率的に面接対策をおこないましょう。

はじめに

筆者は地方上級の公務員試験を経て、地方公務員として市役所で約7年間働いていました。
本記事では、元公務員の筆者だからこそできる公務員側(採用側)の視点で公務員試験の個人面接で重要視されている公務員向きの性格を解説します。
実際に勤務していたからこそ分かる採用されやすい人の特徴を深掘りしているため、一般的な面接対策本よりも有益な内容であると思います。
公務員を目指している方をはじめ、公務員試験の面接を控えている方もぜひ参考にしてみてください。

公務員に向いている性格6選

公務員に向いているのは、主に次の6つの性格を持つ方です。

  1. ほどよく積極的

  2. 協調性がある

  3. 自己主張が強くない

  4. コミュニケーション能力が高い

  5. 我慢強い

  6. 真面目

ここからはこの6つの性格について、それぞれなぜ公務員に向いているのかを詳しく解説していきます。
面接時に抑えておきたいポイントや注意点などもコメントしているため、受かる確率を上げるためにもぜひチェックしてみてください。

【面接におけるポイントも解説】公務員に向いている性格とその理由

①ほどよく積極的

当たり前ですが、仕事を行う上での積極性はとても重要です。
公務員の世界でも、指示待ち人間より積極的に動く人の方が重宝され、出世にも繋がります。
ただし、公務員試験で大切なのは「ほどよく」積極的であることです。

公務員の仕事は、さまざまなしがらみをはじめ、規則や条例などの法律による規制があります。
そのため、仕事に対する個人の意見は採用されないケースが大半であることや、部下の意見を吸い上げてくれる柔軟な上司はほぼ存在しないことを知っておく必要があります。
反対に、積極的すぎる方は組織内で疎まれてしまう可能性すらあるため、注意しておきましょう。

【面接におけるポイント】
公務員試験の面接で積極性が見られているポイントは、集団討論です。
集団討論でははじめに司会や書記などの役割分担がおこなわれますが、この時点でも積極性がチェックされています。
また、討論中の発言回数も積極性としてカウントされています。
そのため、「ほどよく」積極的に立ち回るためには、目立たないように抑えることも大切です。
自分ばかりが発言しすぎないよう、周囲の空気も意識しましょう。

②協調性がある

公務員の仕事においては、協調性も必要です。
同じ部署の上司や部下のみならず、他部署の職員をはじめ、ときには民間企業と関わる場面もあります。
また、外回りや出張では、職員や関係者とともに目的地へ向かうこともあります。

公務員の仕事は住民対応がピックアップされがちですが、さまざまな性格や環境の方々と意見をすり合わせながら業務を進める場面も多いことを知っておきましょう。

【面接におけるポイント】

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