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竹造りの本殿「上宮天満宮」通称・猫神社こと動物神社?猫好きオススメかも【大阪北摂シリーズ】【長岡京シリーズ】

福岡・大宰府天満宮に次いで2番目に古い天神社とか。竹林と原生林に囲まれた境内で、天満宮の第二位は北野天満宮かと思っていましたが、ここらしいです。ちなみに京都南丹市には菅原道真の生前から祀った「生身天満宮」という最古の天満宮があります。

 この地域はノミノスクネを祭神とする神社が多い。『延喜式神名帳』に「摂津国島上郡 野身神社」(現: 摂社・野身神社)があり、菅原道真の祖・土師氏中心の地であった。それが今に続き、ノミノスクネを祀る神社が多いということだと思う。

御朱印について思うこと
 ここで御朱印を頂くと、書いてある紙を渡すことでご勘弁をとのこと。話を聞くと、最近、御朱印を求めてくる方が多く、(寺の方は)すごい達筆なので恥ずかしいのでプロが書いたものを渡しているようだ。
 私の御朱印は神社のみで寺(仏像)はポストカード集めにしているので、(達筆でなくても)大丈夫ですよと言ったのだが、最終、紙を頂いた。

 御朱印帳は神社と寺で分ける人(神仏分離)もいれば、ごちゃまぜ方式(神仏習合)を取る方もおり、どちらが正しいかと議論する人も居るけど、個人的にはお好きにどうぞである。

 歴史的に神仏習合の方が長く、政治的に分けただけで、元に戻すのがよいと思っているので。もっと、言えばキリストやアッラーも吸収してしまうのが日本的だと思っています。

変更履歴
2022/11/16 初版

▼HP

▼アクセス

高槻市天神町1-15-5

▼祭神

主祭神:菅原道真命
配祀神:武日照命、野見宿禰命

▼見どころ

 福岡・大宰府天満宮に次いで2番目に古い天満宮。竹林と原生林に囲まれた境内で、天満宮の第二位は北野天満宮かと思っていましたが、ここらしいです。ちなみに京都南丹市には菅原道真の生前から祀った「生身天満宮」という最古の天満宮があります。

→本殿

 縁起によれば、菅原道真の霊を鎮めるために993年に九州・大宰府に赴いた天皇の勅使が、帰途に、この地で急に牛車が動かなくなる異変にあって、調べたところ菅原氏の祖先「野見宿弥」ゆかりの地であることを知って、ここに道真を祀った。ただ、実際の創建はこれより50年も早いとしており、943年創建とする。どういうことかというのは後述する。

意外と新しい北野天満宮!?
・901年:生身天満宮(京都府南丹市)
・904年:防府天満宮(山口県)
・934年:吉祥院天満宮(京都市南区)
・943年:上宮天満宮(大阪府高槻市)
・947年:北野天満宮(京都市上京区)

 神社と言えば「檜皮葺」だと思っているが、ここは竹であるのが面白い!

 菅原道真=天神=神明造ということですかね??神明造は正面からだと春日造りなどと比較すると質素ですが、横から見ると千木・鰹木下のものがいい感じなんですよね。 

本殿横

 本殿周りを歩いていると一つの疑問が。京都南山城は天神系(道真)の神社が多く、ある神社の宮司曰く、本当は天神「アマテラス」だったが、天繋がりと流行で「菅原道真」に変えたとも言われていた。確かに奈良・長谷寺の鎮守社も、古門書などから明らかにアマテラスだが、参拝すると主祭神は菅原道真となっている。菅原道真を祀り神明造の場合、最近、アマテラスではないか?と疑ってしまう。。
 で、この神社の祭神を振り返ると「武日照命」がいる。太陽神!と思ったのだが、土師氏の祖神である天穂日命(出雲大社の宮司)の子となっている。
 ということで謎だな・・。

 前述のとおり、本殿正面にはこの本殿の特徴が説明されています。裏側に周るとよくわかりますが、この神社の屋根は”竹”で出来ています。竹は成長が早く、10年ぐらいで取り換えれるようです。檜皮葺は高価で神社負担は厳しいところもあるかと。鉄板に替えるぐらいなら、竹屋根のほうが日本的だと思う。

本殿裏

菅原道真=男神なので、鰹木は奇数で千木は外削ぎなのがよくわかります。ドンと落ち着いた本殿で、神明造りがよく見える神社ですね。結構、神明造りの本殿って、周りに塀があって見にくいのですよね。

本殿裏

菅原道真=男神なので、鰹木は奇数で千木は外削ぎなのがよくわかります。ドンと落ち着いた本殿で、神明造りがよく見える神社ですね。結構、神明造りの本殿って、周りに塀があって見にくいのですよね。

本殿横

→日吉社/金比羅社/稲荷社/荒神社

 「荒神社」は、不浄や災難を除去する火の神、台所の神として祀られ、出雲周辺ではアチコチに祀られている神様。

→守護天神(猫神社、動物神社)

 本殿裏に守護天神(動物神社)があり、生き物を祀っています。主祭神「めめ刀自命(とじのみこと)@猫」です。京都・京丹後市の金比羅神社摂社・小島神社以来の祭神が猫神社ですね。いや、小島神社は”狛猫”だったっけ。

 数年前に神社に住み着いていた猫が亡くなって、哀れに思った神職が、猫神として祀ったのが始まり。

 御祭神の猫が3匹御神体として祀られている。

→春日神社

→皇大神社

→野身神社 (境内摂社)

 ご祭神は「野見宿禰(ノミノスクネ)」でここから「野見神社」が誕生している。この神社の始まりはここではないか?と思ってしまう。

→おもてなし処と纏め

▼旅行記

▼セットで行くところ



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