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毎年出雲大社祭官が参向「唐王神社」スセリヒメが眠る地!スサノオ試練に大国主を妻が助ける!【伯耆シリーズ】

モテ男オオクニヌシには嫉妬深い妻・スセリヒメがいた。今でいう恐妻で、妻の存在が怖くて、オオクニヌシと距離をおく姫も多かった。また、弱々しいオオクニヌシを鍛えるべくスサノオの特訓の風景が伝承されている神社でもある。ちなみに神社名は「とうのうじんじゃ」と読みます。

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 「因幡の白兎」での白兎の言う通り、兄たちを押しのけ、八上姫と結ばれるが、その代償に兄たちから恨まれ、命を狙われることとなったオオクニヌシは、母の言う通りスサノオを頼って根の国へ行き鍛える。
 そこで出会ったのがスサノオの娘スセリヒメで一目ぼれ。スサノオは娘の夫に相応しいか試練を与える。スセリヒメの助言で回避し、生太刀(いくたち)、生弓矢、天詔琴もGETし、国の平定を実現していく。

オオクニヌシ💛スセリヒメ
 八十神に虐められ、オオクニヌシは強くなるべく根の国・スサノオのもとへ!スサノオの娘・スセリヒメを妻にと申出すると、スサノオは夫としてふさわしいかどうかを色々な方法で試した。
 最初の試練は、毒蛇の室で一夜を過ごすことで、オオクニヌシが部屋に入るや否や、大蛇や毒蛇が襲いかかって来る。スセリヒメから貰った比礼を振ると毒蛇はみな姿を消して危機を逃れた。
 その次に、ムカデと蜂の部屋に入れられたり、火ぜめの試練となり、その都度スセリヒメが根津子並みのHELP!?をして危険を逃れる。
 そして、最後の試練でスサノオのシラミ取りという名のムカデ取りで、真面目にするオオクニヌシにスサノオは安心して寝てしまう。寝ている間に柱などに髪を結んでスセリヒメの手を取って地上に逃げるが、大きな音を鳴らしてしまい、スサノオは起きるが追えない。。スサノオが一言「オオクニヌシと名乗れ!日本を平定せよ!」と。

 国を平定すると同時に各地域の姫と恋に落ちるが、スセリヒメの嫉妬は凄く、オオクニヌシと距離を置く姫も。(やはり権力者はモテるんですかね?いや、これは各地域の姫を娶り同盟を組んだ認識であるが。)

 この神社はスセリヒメを崩った地として、以前には毎年出雲大社から祭官が参向されていたそうな。

 ちなみに、ヤガミヒメはスセリヒメの嫉妬におそれ、子を置いて去ったとさ・・。それが出雲にある御井神社である。
 国譲り後は、オオクニヌシが現・出雲大社を用意してもらうと同時に、高皇産霊神・三穂津姫を娶ったとする。

 高皇産霊尊娘・三穂津姫といえば、京都・出雲大神宮では大国主神とともに主祭神となっており、大国主神の后とされている。

 一方、美保神社は、三穂津姫は大国主神の幸魂奇魂である「大物主神」の后神とする。大物主神と言えば、大神神社・・。んっ?ひとまず出雲⇔三輪は神様つながりで、間の通り道が出雲大神宮というところで止めておこう・・。

変更履歴
2022/03/06 初版


▼HP

▼アクセス

鳥取県西伯郡大山町唐王725

▼祭神

・須勢理毘売命(すせりびめのみこと)
 毒虫・蝮よけの守り神。
 母に言われた通り根の国へスサノオに鍛えてもらいに行くが、スセリヒメと恋に・・そして結婚する。
・菅原道真命
 学問・文化の守り神


▼見どころ

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 スサノオの娘でオオクニヌシの正妻である「スセリヒメ」が亡くなった地とされる。毎年、出雲大社からお参りもされた歴史がある。

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『古事記』によれば、オオクニヌシがスセリヒメを妻にと申し出た際、スサノオは姫の夫にふさわしいかどうか、色々な試練を与える。オオクニヌシは、毒蛇やムカデや蜂の試練を乗り越え、スセリヒメを娶る。古事記では仲良く暮らしたと記載されたり、嫉妬深い姫に嫌気がさし別居していたなど、謎の夫婦。父がスサノオだから荒ぶる姫だったのでしょうか。

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 拝殿には古事記のストーリーから「毒虫(マムシ)よけの砂」があったので、志納していただきましたが、特に農業もしていないので、この砂の使い道を検討中・・。それはさておき、なかなか本殿の造りも凝っています。

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 本殿下の砂をいただいて田畑にまけば害虫が去り、家屋敷にまけばささりやむかでが退散するそうな。。本殿後ろに大木がありました。根を見るとヘビ(マムシ)が固まっているように見えなくはない・・。

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▼旅行記

▼セットで行くところ

鳥取方面

出雲方面

↓NOTE版はこってり。↓じゃらん版はあっさり。


岡山・兵庫方面

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