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苦手な相手を避けてもストレスは解消できない

仕事をしていると馬が合わない人や腹が立つ人と一緒に働かなくてはならない状況になることは少なくありません。そのような時に相手を避け続けても、ずっと心のどこかに嫌な感じが残っていてストレスが続きます。どうすれば良いのでしょうか?


避けてもストレスは解消できない

そのような状況が生じた時、人は自分に問題があるのではなく相手に問題があると考えがちです。どなたも過去を思い返してみれば、心当たりはあるでしょう。あの人の態度が気に食わない、あの時に言われた言葉が許せない、一緒にいるとイライラする、、、などと感じて距離を置いた人が誰しもいるのではないでしょうか。

で、そういった人々を避けて、問題は解決したでしょうか?

(もちろん、場合によっては逃げた方が良い相手もいます。でも、そこまでの危害がある人でなく、ここで言及しているのは仕事であれば同僚、上司、クライアントなどで自分が苦手意識を持った人々との関係です。)

そのような苦手な人を避けて、一時的に忘れて、少し楽になることはあるでしょうが、例えば、同僚などであれば完全に忘れることや、距離を取り続けることには無理が生じます。仕事にマイナスの影響も出るでしょうし、なによりも自分自身が少なからずストレスを感じ続けます。ヘルシーではないですよね。

心に壁をつくっているのは誰?

このように自分に気に入らない人がいた時に原因は相手にあると思いがちですが、自分の心に壁を作っているのは自分自身かも知れません。いえ、自分の心に壁を作るのは自分しかいませんよね。

自分で自分を苦しめているだけです。

相手を避けるのではなく、自ら間合いに飛び込んでみれば、意外と問題なく働けたりするものです。

別に友達になる必要はありません。心の壁をリセットして、やるべき共同作業をプロとして淡々とやればいいだけです。それくらいのことは、相手の間合いに飛び込めば、自然と調和してやっていけるものです。

自分を突き放せるのが大人

「問題があるのは相手」と固執して、嫌だからその人を避け続けて自分の心にストレスを抱え続ける(えてして避ける人が増えていく)人生か、
「問題を作っているは自分かも知れない」と自分を突き放して考えて、相手の間合いに飛び込み、意外と問題がなかったと発見して、多様な人々と調和してやっていける人生か。あなたはどちらが良いですか?

(2024年5月20日)
山本恵亮
1級キャリアコンサルティング技能士


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