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転職のOB/OG訪問:希望する仕事の経験者に話を聞くときは、どう質問すれば良いか?

転職活動では、応募や面接の前に、
その仕事内容を理解をしておくことは必須です。
仕事への理解が浅いと、面接で志望動機を
問われても明確に答えることが出来ません。
私の実務を通じての印象では、
面接での不合格理由のトップ3の1つが
「志望動機が不明確」というものです。

でも、そう言われても、やったことが無い仕事の
内容を正確に理解することは難しいですよね。
やってみないと分からない、と言いたいところでしょう。

その仕事をやっている人に話を聞く

まず、興味ある仕事を理解する為にやることは、
自分で企業の人材採用ページでの募集情報や、
求人サイトやSNSでの人材募集情報、
その職種の内容が理解できる本や記事などの
公開情報を調べることですよね。
そんなの言われなくても、
皆さん分かっておられることと思います。
(ただ、分かるけど実行するか否かは別で、
面接準備の為にそういったリサーチを
十分に行う人は半分もいない印象です。)

で、そうして希望する仕事の基本的なことを
理解したら、次にやるべきことは、
その仕事をやっている人や経験者から、
リアルな現実のお話を聞くことです。
そうすることで、その仕事について手触り感ある
理解をすることが出来ます。

これについても皆さん、既に知ってますよね。
ただ、転職活動でここまで準備をしている人は、
転職活動中の人々のうち1/3もいません。

それが現実ですが、逆を言えば、そこまでの
準備をすることで仕事の理解をしていれば、
その仕事を希望することに対して、
自分自身の納得感が高まるだけでなく、
面接で「なぜ、この仕事を志望しているのか?」
と問われても説得力ある説明が出来ます。
やったもん勝ちです。

ですから、転職を意識しはじめて
自分なりにスタディして基礎的な理解をしたら
その仕事の経験者に話を聞くことがお勧めです。

もし、あなたの関心がある仕事や業界で
実際に働いている知人がいる場合は、
自ら話しを聞く機会を作りましょう。
その様な知人がいない場合は、
信用できる友人に紹介を依頼しても良いでしょう。
私も仕事柄ご希望に応じて話を聞きたい人と、
その仕事の経験者をお繋ぎすることがよくあります。

経験者に話を聞く時の注意点

その仕事の経験者に話を聞く時は、
オンラインや、対面の場合は、
お茶の時間などを頂いてお話を聞くのですが、
その際には事前に聞きたいことを明確にしておくことです。

やってはいけないことは、
「仕事について教えて下さい」と漠然とした
質問だけして話す内容を相手任せにすることです。

知りたいことを明確にせずに話を聞いても
得られるものは少ない上に、
聞かれた方も戸惑います。
それに、何よりも失礼です。
プロに話を聞く時には、事前準備をした上で
お時間を頂くのが礼儀です。
事前に準備をして聞きたいことを用意しましょう。

仕事の話を聞く時のコツは業務内容を
そのタスクだけでなく(例:調査、営業、等)、
そのタスクをこなす為の作業は何か、
という作業レベルまで聞いて理解する
ことです。

ただ、どう質問すれば良いのか分からない、
との意見もあると思いますので、
仕事を理解する為の効果的な質問例を幾つか紹介しておきます。

質問例~経験者に会って何を聞くか~

それでは、以下に質問の目的と
質問例を記載しますので参考にして下さい。

業務の全体像は事前に調べて理解をした上で、自分の理解が正しいか確認をする。

「この仕事の業務内容は〇〇と理解していますが、合っているでしょうか?

「私の認識が間違っていることや不足していることがあれば教えて下さい。」

(仕事の全体像を正しく理解していることは前提として)毎日具体的にどんな作業を行っているのか、業務内容は手を動かす作業レベルでは何を行っているのか確認する。

「例えば、昨日は朝に仕事を開始してから具体的にどんな作業を行ったのか、朝に仕事を開始してから夜に仕事を終えるまで時間に沿って教えて頂けますでしょうか?」

行っている業務について抽象的な説明があれば具体的な作業は何をやっているのかを確認する。その人が仕事をしている様子を傍らで見学しているがごとく、お話を聞いて頭の中で映像をイメージ出来る様に聞いていくと良いでしょう。

「今『〇〇を調べる為にリサーチをした』と仰いましたが、〇〇のリサーチとは具体的な作業としては何をやるのでしょうか?」

「まず最初に手掛けることは何ですか?」

「他にやることはありますか?何ですか?」

「人にヒアリングをする時は、対面やオンラインでの面談?それとも電話でですか?」

「電話でヒアリングをする時は、聞いたことをどの様に記録するのですか?」

(例えば、メモをすると言われたら)
「何にメモをするのですか?ノート?PCで?」

「ヒアリングが終わったら、次は何をやるのですか?」

その仕事に必要なコアスキルを確認する。

「この仕事で成功する為に、人並み以上に出来るべきことは何でしょうか?」

「それらは、いつまでに出来るようになるべきですか?」

入社後の仕事のイメージを掴む。

「入社して仕事を開始したら、まず何から取り掛かると良いのでしょうか?」

「まず何を出来る様になれば良いでしょうか?」
 
「それが出来るようになれば、次は何を習得すべきですか?」

その仕事で苦労したことを知る。

「この仕事を始めた頃に苦労したことは何ですか?」

「それをどう乗り越えたのですか?」

「乗り越えるまでに、どれくらいの期間がかかりましたか?」

その人にとっての仕事のやりがいを知る。
  
「貴社でこの仕事をやっていて良かったと思うことは何ですか?」

「この仕事の何に対して、どんなやりがいを感じていますか?」

以上です。
これらは一部の質問例で、
他にも聞くべきことは沢山あると思います。

仕事の理解をしっかりとすることによって、
自分がやりたいことや大切にしていることが、
その仕事にあるのか分かります。
それが分れば納得感を持って、
その仕事を希望出来ますし、理由を問われても
自信を持って回答出来ます。

仕事を理解する為に経験者に話を聞く為には、
まずは公開情報や本などをしっかり調べて、
基本的な理解をしましょう。
そして、聞きたいことを明確にしてから、
その仕事の経験者から話を聞くと良いでしょう。

(2022年8月29日)
山本恵亮
1級キャリアコンサルティング技能士 



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