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相手のしぐさからウソを見抜く方法

面接でも、仕事のミーティングでも、
オンラインで会うと本音が見えにくく感じるものです。
また、対面で会うよりもオンラインでの方が
ウソはつきやすいです。

その理由は、本音はしぐさに出ることが多く、
ウソをつくときも表情の小さな変化、
指先の動き、手足の向き、などが、
オンラインでは見えにくいからです。

相手のしぐさをヒントにウソや本音を見抜く

対面で体全体が見える状態で会話していると、
言葉と共に、しぐさも見えて、
本音を語っているのか、そうではないのか、
全体として理解が出来るのです。

相手がYesと言っていても、
腕組みをしていて、足も組んでいると、
どうも本心ではないのかな、、、と感じるように。
本音も、ウソも、見抜きやすいですね。

一方で、オンラインで顔だけしか見えていないと
相手のしぐさが見えず、顔の表情の小さな変化も
感じ取りにくいものです。

ウソをつく時のしぐさとは?

そこで、ウソをつく時に出ることが多い
代表的なしぐさをご紹介しましょう。

尚、大前提ですが、1つ1つのしぐさだけで、
ウソをついているかどうか判断してはいけません。
言葉や態度など全体を見つつ、
そのしぐさが出たということは本心ではないのでは?
と考える為のヒントです。

①   口を手でおおう

手のひらで口をおおうことや、
指で口に触れる動作です。

これはウソの言葉を押さえる為に
能が手に指令を送っている為に出るそうです。

子供が目をまんまるにして、
口を両手で押さえていたら、、、
ウソをついているなって分かりますよね(笑)

大人はそこまで分かりやすくないですが、
基本的には同じです。

片手で口をおおう、
指で唇に触れる、
軽く指を口にあてる、
・・・などのしぐさです。

そのしぐさが出ると、ウソが出てくる合図です。
ウソでなくても、本音を言おうとはしていない
ということが読み取れます。

②   鼻に触れる

鼻やその周りに触れる行為です。
ウソをつくときは、微妙に鼻への血流が増して
僅かながらむずむずするそうです。
で、つい鼻にタッチしてしまうとのこと。

ちなみに、①の口を手でおおうしぐさも、
この②の鼻に触れるしぐさも、
自分がウソをつくときだけでなく、
聴き手が相手の言葉に不信感を持っている時にも
でるそうです。

ですので、自分が話している時に、
相手がこれらの行為をしていたら、
自分が話していることを信用できないと
思われているシグナルです。

③   目に触れる

目を軽くこすったり、
指先で瞼に触れたりすることは、
自分がウソをついて騙す相手を見たくない
という心理が働いているそうです。

ま、目に関する動作で分かりやすいのは、
目をそらすことですよね。
これも目に触れるのと同じですが、
目に触れるのよりも、もっと明確なウソの時です。

④   耳をさわる

嫌な話を聞きたくない時にでるしぐさです。
あと、不安を感じている時とか。
ウソをつこうとして、あるいは、ウソをついて
強い不安を感じていると、
つい耳やその付近を触ってしまうのです。

⑤   首をかく

首の横らへんを数回かく動作は
不安や不信をあらわしています。
通常のシチュエーションだと、
相手が何か意見を言った時に、
聴き手が首をかきながら「違うんじゃない?」
という感じですね。
これだと自然です。

しかし、首をかきながら、
「私もそう思う」と賛成していたり、
面接で「ぜひ入社したいです」と言っていたら、
それは本音ではないのかな、と考えた方が良いでしょう。

以上です。
他にもいろいろあるようですが、
代表的なものを5つご紹介しました。
(参照:「本音は顔に書いてある」(アラン・ピーズ、バーバラ・ピーズ著)

繰り返しますが、これらのしぐさ“だけ”を見て
ウソをついていると決めつけてはいけません。

その人の言葉、態度、など全体を踏まえて、
その中でこの動作(口に手をあてた)が出たのは
本音を語っているのではないのかな???
という見方をするのです。

でないと、口に手をあてたのは、
あなたの話が退屈であくびを押さえただけ
かも知れませんしねw

人とコミュニケーションを取っている時に、
相手を理解する為のヒントになれば幸いです。

(2023年3月26日)
山本恵亮
1級キャリアコンサルティング技能士

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