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転職しても後悔しないタイミングとは?

転職の成功とは何か。
転職して年収がUPしても、
その転職が成功だと思えない時もあれば、
年収が変わらなくても、
転職して良かったと思えることがあります。
 
違いは、その転職に納得感があるか、無いか、
だと思います。
何があれば、納得感を持てるのでしょうか?

転職のタイミング=現職でやり残しが無い

今の仕事でやり残したことが無ければ
転職には良いタイミングです。
一方で、興味ある仕事があったとしても、
今の仕事にやり残したことがあれば、
その転職には納得感が生まれにくいでしょう。
 
***
もちろん、収入や職場環境が耐えることが出来ない
限界ラインを下回っているのなら、
もっとマシな仕事を求めて転職をした方が良いです。
本コラムでは収入や職場環境などが許容範囲内
であることを前提として書きます。
***
 
今の仕事、職場では「やり切った」と思えるなら、
前を向いて新たな仕事に集中できますが、
やり残しがあるにも関わらず転職した場合、
特に次の仕事で想定外のギャップを感じるなどすれば
転職を後悔することになるかも知れません。
 
あの仕事をやりきって実績に出来ていたら、、、
あの時クライアントにこうしておければ、、、
あの人の気持ちを汲み取っていたら、、、
転職せずに前の仕事を続けていたら、、、
・・・などなど心の中がセルフトークで一杯になります。
 
自分がやり残した過去の問題に囚われていては、
前に進めず、精神的にも不健康です。
しかも、やり残しに捉われていたら、
今、この瞬間の仕事に(人生に)集中できません。

やり残しを完了させる

もし自分が過去に囚われて足踏みしているなら、
やるべきことは、やり残しを完了して、
所謂、未完の行為を完結することです。
 
それはどうするのかと言うと、
やりたいと思っていたのに出来なかったことを
思い出して具体的にイメージします。
複数あれば、それらをリストアップします。
で、実際にそれらを実行することで、
やりたかったことを完結させます。
それによって、心のうちに引っかかっていた
やり残しを実行することで完了すると、
欲求が充足して、今ここに集中することができるようになります。
 
余談ですが、私は子供の時にできなかった遊びを
自分の子供と思う存分やっていたら、
これまで持っていた「子供の時にあんなこともやって
もっと遊びたかったなぁ」という漠然とした気持ちが
解消されてすっきりとしましたw
 
いずれにせよ、実際にやれることなら実施して、
もし今はそのままやれないことであれば、
現在の仕事や生活の中で出来ることを工夫して行い、
やり残しを完了させることがお勧めです。

もし今、転職を考えているなら

もしも今、転職を考えているとしたら、
現職の仕事を十分にやりきったのか、
現在のキャリアを振り返ってレビューしてみましょう。
 
やり残したことは無いか?
途中までしかやれていないことは無いか?
 
やり残したことが無いのであれば、
転職をしても後悔しないタイミングです。
一方で、やり残しがあるのであれば、
それらを完了させた方が転職に納得感を持てます。
そして、その方が面接でも説得力ある話ができるでしょう。
 
転職を考える場合は、
今の仕事でやり残していることは無いか?
と現在のキャリアを振り返ってみることも
転職を成功させる為には必要です。

(2023年6月5日)
山本恵亮
1級キャリアコンサルティング技能士


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