あなたが到達したいのはどこか？

将来のビジョンが明確で、
そこに向かうにはどうしたいのか？
…よく聞く考えですね。

でも、これ、ピンとこない人も多いかも知れません。
「ゴールを明確にして、そこに向かう」という
予定調和的な考えは欧米の伝統的な考え方で、
日本人にはあまり馴染がないことでしょう。

ただし、この考えは産業社会やビジネスには
合致している考え方です。
ですから、ご自身のキャリア形成を考える時には、
自分のゴールを明確にして、
そこに向かう計画を立てるという方法は、
とても有効だと思います。

＜到達したい場所はどこか？＞

私が転職相談を受ける時に、
「中長期的な将来、どうなりたい？」と
問うても明確な答えを持っている人は少ないです。

もちろん、狭い目標に固執し続けて
その他のチャンスを見逃すリスクもあるので、
決して将来ビジョンが明確でないことが悪、
と言う訳ではありません。

ですが、一方で、そもそもゴールがなければ、
目的地にはたどり着けないものです。

仕事で成功したければ、
自分にとっての成功が何か、将来どうありたいか、
ゴールを明確にして、そこに向かう道のりを
小さなステップに分けて
それぞれ目標を設定していくことが必要です。

その為には、ゴールばかりを考えても納得感ある
答えを出すことは出来ません。

何をすれば自分は満足するのか、
自分は何が出来るのか、
社会にどんな価値を生み出したいのか、等
自分の考えを深めて、まとめ上げていく必要があります。

自分がやりたいことを理解して、
その要素がある仕事を見つけて、
それで最終的にどうなりたいのかゴールを
明確にイメージします。

そうすれば、後は自分を信頼して、
それを実現すると信じて諦めないことです。

＜成し遂げる力は持っている＞

第三者的に見ると現実離れしたビジョンで、
他人は無理だ、目を覚ませと言うかも知れません。

しかし、人は誰でも、他の1万人に勝てる
卓越した強みを持っているものです。
単なるハードスキルと言う訳ではなくて、
性格面の強みかも知れませんし、
人柄や、行動特性かも知れません。

いずれにせよ、自分だけの卓越した強みは
自分自身の中にあります。
それを見つけ出して、挑戦すればよい。
固く信じて行動をし続ければ、
他に必要なスキルも、性格も、後からついてくるはずです。

（2021年6月28日）
1級キャリアコンサルティング技能士
山本恵亮
プロフィール

・好きな仕事を見つける為には、自分の価値観の把握から。
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