見出し画像

リアルに空想できる人は成功する

リアルに空想できることは、日常の仕事や生活でも、
自身のキャリアデザインを行う時にも、
とても役立ちます。

空想というと現実離れしている印象を与えるので
もう少し現実に引き寄せて想像と述べますが、
想像力を仕事とキャリアデザインで活かすことについて述べます。

これが出来ると非常に有利だと思います。

ある営業パーソンの想像力

例えば、営業の仕事をしている人が、
お客さんに刺さる提案をする為には
相手が抱える問題を把握して、
それを解決する施策を考えますよね。

相手が抱える問題を把握するのが上手い人は、
想像力があります。

例えば、お客さんが英会話教室の運営者の場合、
想像するのが上手い人は"漠然と"英会話教室には
どんな問題があるのかなぁ、、とは考えません。

ある想像力に長けた人物は、
その教室が何処にあり、講師陣は誰と誰と誰で、
どんな教え方をしていて、営業日と時間はいつで、
〇曜日の午前は、午後は、夜は、人の流れはどうか、
そして、そこに自分が通っているとしたら、、、と
現実に自分が通っている姿を想像するそうです。

そうすると概念的に考えていた時に見えなかった
リアルな様子がありありと思い描けるそうです。

で、そこまで想像できると「ひょっとしたら
受講者にはこんな不便があるのでは?」と
問題が見えてくると言います。
そして、それを解決する為の提案を考えるそうです。

想像力を発揮してビジョンを描く

キャリアデザインの観点ではどうでしょうか?

自分がやりたいことを見出して、
将来の在りたい姿、
つまりビジョンを描く時にも想像力が役立ちます。

例えば、有名なビジョンメイキングの方法に、
自分の80歳の誕生日パーティーで、
自分がどんな人であると紹介されるのか
そのスピーチの原稿を書いてみると言う方法があります。

試しに、80歳の誕生日という未来を想像してみて下さい。
あるホテルの会場で、あなたと縁があった人々が
100名ほど集まっています。

自分をよく知るAさんがあなたはどんな人生を送って
人々や社会にどの様な貢献をして、
何を成し遂げて、何を手に入れているのか。
どう話してほしいでしょうか?

想像力を働かせて、自分の理想的な姿を思い描いて、
その原稿を書いてみるのです。

あたかも実現していると思い込める想像力

そうやって自分の将来像を文章にすると、
自分のビジョンが大変リアルに描けていると思います。

その自分が在りたい将来像をリアルに想像し、
将来においてあたかもそれが実現していると
イメージを持つことが出来ると、
意識的にも、無意識的にも、
自らそれに向けて動き始めるものです。

もちろん、キャリアデザインの観点では、
そうやってイメージした未来から逆算して、
いつまでに何をどこまで達成するのか、
マイルストーンとなる小さな目標を設定していきます。

そして、最終的には、今、この瞬間に何をするのか
現在に取り組むことをはっきりとさせて、
早速それに取り掛かります。

まさに理想の将来像と今がつながっていますね。
あとはそれを実行していくだけです。

ビジョンが腹落ちすると日常が充実する

こうやってビジョンをリアルに想像し、
それに向かうステップを日々1つ1つクリアして
前に進んでいくことで人は成長します。

そして何よりもリアルにビジョンを描いて、
それが未来において実現していると信じるほど
ビジョンが腹落ちしていると、
そのプロセスである毎日が非常に充実します。

夢がある人は活き活きしていると見えるのは
そういったことなのでしょう。

このように想像力を思いっきり使うことは、
日々の仕事でのパフォーマンスを上げ、
自分自身のキャリアデザインにも役立ちます。
リアルに想像することお勧めです。

(2022年4月4日)
山本恵亮
1級キャリアコンサルティング技能士
プロフィール

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?