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看護師のキャリアについて 男性看護師が考えること

どうも!
やなぎです
今日は備忘録として、私が考える看護師のキャリアについまとめます。

発信目的ではなく、完全な自己満ですのでご了承ください。笑
あくまでも、"30歳手前の男性看護師"の考え方ですので、こういう考え方もあるんだな程度に捉えてください。



そもそも入職後すぐにキャリアなんてわからないよ!

私は以前、三次救急の総合病院にいました。
病院名はオブラートに包みますが、赤色の十字架の病院です。
その病院では入職してすぐにキャリアプランを書かされました
入職から退職(65歳)までの期間のキャリアについてです。

その当時、私は「え?いま書くの?」と不思議に思いました。
転職はもちろん、引っ越すこともあり得るし、不測の事態で働けなくなるかもしれないし、何よりも初めから看護師を生涯やろうとは微塵も考えていなかったからです。
当たり障りのない適当なことを書いて面談したのを覚えてます。

そして、今は正規雇用を離れて派遣として働いているわけですが、離れたからこそ見えるものや考えられることがありました。

色々な経験をして、正規のルートを外れたからこその私のキャリアに対する持論を言ですが、
キャリアなんて気にしなくていい!!
ということです。



寄り道 男性看護師の苦悩

これから男性看護師として働く方々に話しておきたいことがあります。
それは男性看護師はキャリアアップを求められやすいということです。

これは偏見などではなく、女性と男性を比較すると、仕事を続けやすいのはどうしても男性です。
出産、育児などはどうしても女性が占める割合が大きくなってしまいます。
大きな現場離脱がない男性看護師というのは様々な役割を振られる事が多く、ずっと働くのだから早くキャリアアップしてねと言われがちです。

実際、私も20半ばで結婚の報告をしたときは、「これからは仕事をどんどん頑張ってキャリアアップしていこうね」という話を受けた記憶があります。

まだまだ多いとは言えない男性看護師ですが、そういった周りからの期待を感じている人は少なくないはず。



レールは固定せず、いつでも切り替えられる準備を!

本題ですが、なにも「適当に生きろ!」と言っているわけではなくて、私が言いたいことは固めたレールを敷いても意味がないんじゃないのかなということです。

理由については、本の知識を借りるのが一番です。
「未来の医療年表」という本が面白いので、医療人であれば一読することを薦めます。

まず、医療の発展は急激に進んでおります。
ガラパゴス携帯と言われる携帯電話を持ち歩き、MDプレイヤーで音楽を聞いていたあの時代にオンライン診療、遠隔医療なんてものを想像できた人はいますでしょうか!?

アイフォンは2007年に発売されており、今からたった15年前です。
15年の間に目覚ましいほどの技術進化がありました。
看護師さんに思い出してほしいのですが、電子カルテが当たり前になったのってつい最近ですよね、、、?
新人の頃、私は手書きでしたよ!

それでは、今後の医療はどんな発展をするのか。
それは「AI」と「ゲノム編集」です。
(ほかにもたくさんありますが要約します。)
この辺は詳しく話し始めると時間がかかってしまうので、簡単に。

たとえば…

スマホを常に持ち歩くだけで必要なバイタルサインが記録される。既にアップルウォッチは血中酸素濃度と心電図を図れるようになりましたね。
医師ではなく、AIが診断や内服調整をする。医師は最終決定するだけ。
ゲノム編集技術により癌が撲滅され、自己免疫疾患もほぼ治る。
人工臓器が当たり前になる。機械が故障したときに部品を取り替えるかのように、悪くなった臓器を容易に交換できる。
老化細胞を選択的に除去することで、老化を止めることができる。

どうですか。
こんな時代が来ると思うとワクワクしませんか?

なにも突拍子のないことを話しているわけではありません。
すでにこれらの技術は一定の成果を出しており、「実現できるかどうか」ではなく「いつ実用されるか」という段階です!!

どんな変化が起こるのかわからない未来。
しかし、2040年頃までの変化は今まで経験したことのないほどの大きなものになると言われています。
複数の本、科学者、実業家が言うのだから避けられない事実だと私は思います。

不透明すぎる未来に対して、今想像できるキャリアなんてあまりにも心許ない。
それであるなら、キャリアなんて気にすることなく、今できることをやっていく。
そして何かあったときにはすぐに路線変更できるよう準備をする。

その積み重ねこそがキャリアになると思います。



看護師の価値が変わる

さらにもう一点。
私は看護師の価値自体が変わると考えています。

看護師の中にも色んな人がいます。
役職につく管理職、現場で活躍するジェネラリスト、さらなる知識を持った認定・専門看護師など。

様々な看護師がいますが、一部の看護師の価値は下がってしまうと思います。
例えば、癌はなくなるとどの本にも書かれているのに癌の認定・専門看護師になる価値はあるのでしょうか。

そもそも認定看護師という制度自体、実は欠陥だらけで大失敗したと言わざるを得ないんですよね。
未来の医療年表に詳しく書いてあります。
気になる人は読んでみてください。

ただ、それがやりたいことであるのなら躊躇せずやるべきだと思います。
でも、現在の資格が将来もずっと同じ価値であると考えるのは危ないですね。

新しい技術が生まれれば、それに関する専門的な看護師もまた生まれるでしょう。
今後は機械化がどんどん進むため、たまにみかける臨床工学技士の資格も持つ看護師さんであればさらに活躍の場が広がるかもしれません。

あなたは将来、どんな医療の形ができていて、どんな看護師が生まれると思いますか?
キャリアって難しいですね。



それぞれの人生があり、キャリアもある。

私が派遣看護師をしていて良かったなと思えることは、様々な看護師さんと出会えることです。
年齢、人生経験、医療遍歴などすべてが異なるため、十人十色の価値観に触れることができます。

派遣で出会えた人の中でも、キャリアについて印象深い方のお話を紹介します。

その方は私と同じ男性看護師で、年齢は40半ば。
東京の病院で新卒からずっと勤務し続けて、係長にもなられたようです。でも、半年前に退職して派遣看護師として働いているとのことでした。
どうして退職されたのかと質問したところ、係長という仕事柄、上からも下からも意見を言われるし、仕事量が多くて自分の時間が少なく、心が疲れてしまったとのことでした。
派遣看護師だと給料は下がってしまったが、それでも自由を得ることができて人生が楽しいと笑顔で話していました。

退職金を満額で貰わずにそんないい年齢で辞めるのなんてもったいない!という方もいると思います。
それもそれで正解ですよね。
自由がほしいのか、お金がほしいのか、地位がほしいのか。それは人それぞれです。
私は生きるための最低限の仕事をしたら、あとは自由に生きたいです。

私は今年の夏頃から数カ月間、仕事をせずに日本各地を旅します。
働き続ける価値より、今できることを優先した方が人生が充実すると思いましたし、キャリアはその場その場で考えていけばいいかなと!笑

あ、仕事の考え方としてはライフピボットという本もおすすめですよ。

まとめると、
技術の進歩がさらに加速し、既存の価値観や人生設計は再検することを余儀なくされるでしょう。
いま真剣に悩むぐらいなら、二度と戻ってこないこの瞬間を楽しみましょう!!




ということで、まとまりのない記事でしたが、
とりあえず、4月から看護師になる方はあまり固く考えず、看護師なんだから日本のどこでも生きていける!やったー!!
ぐらいの感覚でやってみてください

ただ、医療に対しては事故のないよう真剣にやりましょうね!!!

未来の医療はどんな感じなんでしょうね!
楽しみです。
ではでは、今回はこの辺で!

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