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#ドラマ感想文「デフ・ヴォイス」

草彅剛、他

あらすじ
元刑事で現在手話通訳士をしているコーダの主人公(草彅剛)。事件の被疑者の通訳をしたきっかけで、支援団体を運営している女性と知り合う。
一方で、主人公が刑事として取り調べの通訳をした過去の事件が関わっているかもしれないという事件がおきる。
コーダである元刑事の母親は、認知症を患い、介護施設に入っている。主人公が子供の頃から家族の通訳をしていた思い出には、辛いこともあった。

過去の事件が冤罪ではないかという疑問。支援団体の女性と事件との関わり、過去の事件と現在の事件の関係は…。

ここからネタバレ

支援団体の女性(橋本愛)はかつて、コーダだった。姉が学校長に虐待されているのを知り、職員に訴えかけるが聞き入れられず、校長を殺害してしまう。父親が身代わりに服役して、女性は養子に出された。
その事件で通訳をした刑事が主人公だった。

姉は自分を虐待した校長の息子で、現校長の男性と交際していた。妹が両家の養子となり、議員と婚約していることを知った現校長は、姉をゆすろうとしたため、姉は現校長を殺害してしまった。
過去の事件を妹は結婚式の場で告白する。

元刑事の主人公は、母の面会で兄と話す。
見舞いに着ても、どうせ母はもう自分のことはわからない、という弟の言葉で、二人は掴み合いの喧嘩に。そして、認知症の母がよくやる意味不明の手話が、ミルクを意味していることを兄は伝える。頬のあたりで人差し指を立てているしぐさだ。
主人公がまだ幼いころ、手を頭の上まであげられず、頬の辺りでやっていた、そのしぐさだったのだ。

事件や通訳士の仕事を通して、コーダである自分が泣いていることに気づいてもらえない事も辛かったが、気づいてあげられない親も辛かったのだろう。と、主人公は気づくのだった。


感想
障がいによる困難な生活と誤解、コーダである家族の葛藤、事件というミステリー、2話でしっかりまとめた作品だった。
草彅君の特徴である、抑揚のない演技もハマっていた。
主人公の恋人がDVで離婚したシングルマザー、犯人が自身を虐待していた校長の息子に本気で恋愛していた、という設定は、少々盛り込みすぎで、薄く描かれていて、とってつけた感が出てしまった気もする。残念な点だ。
全体的には、概ね思ったよりも良かったと思う。

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あらすじを書く練習をしたいと思っています。今回は全体のあらすじをネタバレで書いてみました。
思い出しながら書いたため、(俳優名含め)間違っている部分があるかもしれません。ご了承ください。

(NHKドラマ、全2話)

<文・見出しイラスト/犬のしっぽヤモリの手>
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