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「やっているつもり」になっていませんか?

先日私がコーチングを担当した方からいただいた感想。

「やっているつもりになっていたところを、お尻を叩かれたようです」

これ、めちゃくちゃ良い気づきをしてくださったなと思っていて。


私がコーチングを行うときに意識しているのは
「コーチング前にはなかった気づき・視点を与えること」なんですが

何も私が新しい知識を与えるばかりではなくて
ほとんどの場合、自分の中で答えは出ているんですよね。

頭の片隅ではやらないといけないと分かっている。
あるいは無意識レベルで「このままではダメだな」「行動を変えないとダメだ」とは理解している。

ただ「何が引っ掛かっていて行動できていないのか」に
気づけていないだけ。

私はそこを言語化して、背中を押しています。


さて、そんな毎日を送る私なので
常日頃から「なぜ人は行動できないのか」を考えているんですが

やはりその心の奥底には
「失敗したくない」「カッコ悪い姿を見られたくない」
があると思っています。

「そんなことないよ!」と思う方もいるかもしれませんが

「もうちょっと考えてから」
「もうちょっと時間かけたら何か掴めるはず」

と、行動を先延ばしにしていることはありませんか?


もしこれらに一切心当たりがなく
何も気にせず行動できているよ!という方は
この記事は不要かと思います。

ですが、ちょっとでも心当たりがあるかも…と感じた場合は
ぜひ最後まで読んでいってください。



上記のエピソードとはまた別の日。

ある方がこうおっしゃいました。

今までは、失敗を失敗にできていなかった。
 それ以前の低いレベルでずっと悩んでいた。

これだけだと、ピンと来ない方も多いかもしれませんが

「頑張ってるのに成果が出ない」

だと心当たりがある方も多いのではないでしょうか?

成果が出ない大抵の場合
「失敗以前のレベルでずっと悩んでいる」状態なんです。

少しでも良くしよう、成長しよう、と
インプットやリサーチに多くの時間を使っていませんか?

もちろんインプットやリサーチも重要な時間です。
しかしそれだけでは成果は出ません。

「インプットした結果何ができるようになったのか」
「リサーチした結果を、どう活かせたのか」

この「その結果、何が出来たのか」が重要です。

誰しも失敗はしたくないし、時間をかけたらもっと良くなるはず。
と思ってしまいますが

行動を起こさないことは「失敗以前の話」です。

まずはここを意識に留めておいていただきたいなと思います。



その上で「60点を目指す」というフレーズについて
お話ししたいと思います。

「完璧じゃなくていい。60点を目指す。」ってよく言われますよね。

でもこの「60点」って難しくないですか?

私は「60点」を目指そうと言われても
60点って低くない?そんな中途半端なものを見せたら怒られないかな?
と思っていました。

それに、60点の基準も人それぞれだと思います。

私は低いと感じましたが、60点を高いと感じる方もいるかもしれません。

「自分なりの60点を出して、怒られたらどうしよう」
と今までの私は考え、結局制作物を提出できずにいました。

しかし先日、この「60点」に関して
すごく納得できる考え方を耳にしました。

それは

60点は、中途半端な状態で出していいよ、という意味ではありません。

仕事をする時は、クオリティだけでなくスピードも重要
どれだけ"時間をかけたらもっと良くできます!"と言われても
納期に間に合わなかったら意味がないですよね?

だから

"自分ができる最大限の速度と、最大限のクオリティで作り上げる"。

その結果出来上がるのが
"時間をかけたらもっと良くできるかもしれないけれど
今の自分にできる最大限"であり、60点
です。

いかがでしょうか?

私はこの話を聞いてとても納得することができました。

自分ができる最大限の速度と、最大限のクオリティで作り上げる。

ついつい、「もうちょっと調べてから」「もう少し考えたい」と
行動を後回しにしてしまう方には
意識してみていただきたいなと思います。


まとめ
①調べたり考えている時間も大事な時間ですが、それでは前に進めません。
②「行動」とは、時間をかけた結果、何かを生み出せたことを指します。
③分かっていても動けない!という方は「60点=自分の中の最大限のスピードとクオリティで作り上げたもの」を意識して行動していきましょう!

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