Y△MiY△Mi

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イラストレーター、作曲、執筆、朗読、翻訳などをしています。noteでは主にショートショート小説・イラストを更新しています。各種ご依頼・お問い合わせ先:https://kikiss.wufoo.com/forms/contact/

マガジン

  • ゆるーく のんびーり 保健室

    メニエール病のめまいやHSP ( highly sensitive person )のあれこれをゆるーく書きます。 考えすぎにゃい。でね。

  • 小さなおはなし。

    ひとくちサイズのお話とイラスト。遅い朝ごはん、3時のおやつ、寝る前のおともに。

  • 音楽室。

    のんびりと音に浸かる部屋です。 マジックミュージック。

  • Frenchにゃー。Bonにゃー。

    Frenchにゃーがmiaulerしながら、フランス語で遊ぶ部屋です。 Frenchにゃーは Bonjourと言おうとすると勢いあまって Bonにゃーって言っちゃいます。

  • English にゃー。

    Englishにゃーが、ゆるーく気ままに英語と遊ぶ部屋です。

最近の記事

猫除けで耳が痛くなる

猫除けの機械の音で耳が痛くなります。 猫よりも猫除けに弱いかもしれません。 病院にメニエール病に関しての診断書を貰いに行ったら、経過観察にとの事で眼振検査と聴力検査、めまいに効果的な方法を教えてもらいました。 まだまだ認知度が低い病気で、めまいには個人差があるようなので、周囲に説明するのが難しい時は、お医者さんに診断書を書いて貰うのも1つの方法だなーと思い、診断書をお願いしました。 (診断書は1通3000円でした。病院や提出先によって値段が異なるかもしれないので、事前

    • バカンスのススメ。

      朝起きるとカーテンの向こうに死神が待っていた。 こちらが起きるのを待っているようだ。 「もしもし?」 声をかけると、 「早朝にお訪ねして申し訳ありません。わたくし死神と申します。」 そう挨拶をしてきた。丁寧な挨拶なので悪い人(神)ではないのだろう。 「わたくし差し出がましくも神を名乗らせていただいておりまして…」 自信なさそうに死神は、自己紹介をはじめた。 「死神といいますのは、他の古今東西の神が敬われますのに対しまして、疎まれる立場にございます。わたくしはただ生まれながら

      • 親指姫。

        ある日、歴史の授業中。 僕は頭に先生の語る歴史の話がさっぱり入ってこず、暇を持て余していた。 そこで、なんとなく机の上に転がっていたペンで親指に顔を描いてみた。 すると、どこからか声がした。 「ねぇ。」 ハッとして、周りを軽く見渡してみると、黒板に書かれた文字をノートに書き写していたり、机の下でコソコソとスマホをいじっていたり、居眠りをしていたり、クラスメートはそれぞれ歴史の授業の時間をやり過ごしていた。 先生は淡々とフランス革命について語っている。フランス、ベル

        • ラーメンにアーメン。

          七月、梅雨。なのに夏みたいなお日様がジリジリ照りつける日ばかり続いている。 毎日暑くて溶けちゃいそう。 K子もみんなと同じく暑さに辟易していた。 暑い日が続くと、冷たいものが食べたくなる。 アイスクリーム、かき氷、白くま、フラペチーノ、そうめん、冷やしうどん、涼しい部屋で食べるあんみつ。 忍者になりたいあの娘は、冷やし中華が食べたいと言って、授業が終わる5秒前に、さっさと教室を出て行ってしまった。 お昼時、K子も何か涼しくなれるものを食べようとアスファルトが熱々の鉄板

        猫除けで耳が痛くなる

        マガジン

        • ゆるーく のんびーり 保健室
          4本
        • 小さなおはなし。
          29本
        • 音楽室。
          1本
        • Frenchにゃー。Bonにゃー。
          1本
        • English にゃー。
          5本

        記事

          前髪切り過ぎちゃった。

          『前髪切りすぎちゃった。』 <原文ページ> https://note.com/yamiyami_zzz/n/n0fcc1063feea?magazine_key=mbf3a2e98b944

          前髪切り過ぎちゃった。

          前髪切り過ぎちゃった。

          お昼休み、ドーナッツの穴の向こう。

          お昼ごはんに食べようとドーナッツを買った。 ドーナッツは丸い。 地球は丸い。 諦めはつくづく悪い。 夢は儚い。 ふと、誰かに見られている気がして、 お昼休みにドーナッツの穴を覗いてみた。 すると、ドーナッツの穴の向こうには あるはずのない光景が見えた。 私のことを見ているあなたは誰? 私のことを覗いているのは誰? ここには誰もいない。 けれど、誰かに覗き見されているような奇妙な感覚がする。 私は今日も輪っかを作る仕事をしている。 お昼休みが終わろうとしている。 ま

          お昼休み、ドーナッツの穴の向こう。

          食べるのが怖い。

          メニエール病のめまいの発作が治ってきても、雨の日や台風が近づいている日は、なんとなく嫌な予感がします。 誰かと会ったりしなきゃいけない用事の最中に突然めまいが起きたらどうしよう?と考え始めたら、ソワソワして安心してごはんが食べれません。 なので、1日の中で少しずつ回数を分けて食べるようにしています。 - よく食べているもの - ・冷凍フルーツ ・ヨーグルト ・カップスープ ・サラダ ・ひとくちサイズのお菓子 ・豆乳ココア ・ごま豆乳 ・スムージー 蜂蜜

          食べるのが怖い。

          無重力の街で記号が踊る。

          無重力の街で 点滅する赤、黄、青 パズルみたいなビルの灯り 流れる光 時間は止まれ 記号が踊る 午前3時 まほろば 何処へ? 流れる ネオン 遠いところまで流線描く 窓の外 白んだ空 夜と朝の間の曖昧 わたしは 浮かび 漂い 夜空を泳ぐ あなたは わたし ベッドで眠る わたしは 寝たふり 薄く目を開き 夜空を流るる あなたは 気づく もうひとつの存在に 二人は 昼夜 真逆の一人 記号は 二人を隔てるる スイッチ 時間は弾ける Y△MiY△Mi < Homepage

          無重力の街で記号が踊る。

          - Profil -

          Y△MiY△Mi イラスト制作、小説の執筆、楽曲制作、朗読、翻訳などの活動をしています。 ■ Online Radio (Stand.fm) https://stand.fm/channels/60023261fc3475e2c8623ad2 毎日5分程度、音楽を流したり、朗読をしたり、お話しをしたりしています。サイト、アプリ上でお気軽にお手紙も送れるので、ぜひチェックしてみて下さいね。 - マガジン -小さなお話: オリジナルのショートショートストーリーとイラスト

          気分や体調を安定させるためにしていること。

          猫を見習って、たくさん寝ています。 気分や体調を安定させるためにしていること。 毎日寝る前に、日記をつけるようにしています。 日記をつける時のルールは、 ・書くことを義務にしないこと。 ・一行でもオーケー。 ・字が汚くても気にしない。 ・自分意外の誰にも見せないこと。 紙に向かって文字を書くのは、自己肯定感を上げるのに効果があるそうです。 体調が悪い時に昔の日記を読み返すと、過去の自分がアドバイスをくれたりします。 スマホやPCのスクリーンを見る時間も減る

          気分や体調を安定させるためにしていること。

          明日世界が滅んじゃう。

          明日世界が滅んじゃう。 きっとなんでもないかのようにわたしも消えるんだろう。 世界が滅んだことにすら、気づかないまま消えるかもしれない。 コツコツ骨骨貯めてきた貯金もただの紙になる。 あるいは神に召されるかもしれない。 ああ、骨折り損。 近所の猫は、にゃーと鳴き、しっぽをふりふり、世界にお別れを告げるかな。 冷蔵庫のチョコレート、ちまちま食べないでぼりぼり大胆に食べればよかった。 ギターが最後に鳴らすコードは不協和音。 鍵盤は白黒つける。 ベースはリズムなんかそっちのけ

          明日世界が滅んじゃう。

          メニエール病でおやすみ中に病院の先生に教えてもらったこと & 自分で発見してやっていること。

          8月初旬に大きなめまいの発作が出てから、約一ヶ月経ちました。 今だに上を向いて寝れません。ぐるぐる回る回転性のめまいは起きなくなったけれど、少し早い動きで首を左右前後に動かすとふわふわします。 ふわふわすると、また大きなめまい発作が起きそうで怖いので、大人しく座ってお茶を飲んだりします。 病院の先生に教えてもらったこと & 自分で発見してやっていること ・カフェインが入っている飲みものを飲まないようにする。 ・リハビリにめまい改善のための目の運動をする。 ・日差し

          メニエール病でおやすみ中に病院の先生に教えてもらったこと & 自分で発見してやっていること。

          くもりぞらのジュレ。

          「たると」というのは不思議な名前だろうか? 彼女の名前は「渡辺たると」という。 本人至っての希望や意思に従ってつけられた名前ではない。 それはまだ彼女が母親のお腹の中にいた時に、彼女の母親がそれまでは無関心だったタルトケーキを欲し、それがないとどうにかなってしまう。といったどこから湧き出ていたのか分からない強い欲望を体験したことから、 「きっとこのお腹の子はタルトケーキの妖精なのよ。」 彼女の母親はそう信じ込んで疑わなかった。 そして彼女の母親は四六時中、誰それ構

          くもりぞらのジュレ。

          青色気分なお嬢さん。

          「青色なの。」 ある日、お嬢さんは青色に沈んでしまいました。それもそのはず、その日お嬢さんは誤って紅茶(お嬢さんのお気に入りはアールグレイティーでした)ではなく、コーヒーでもなく(お嬢さんはコーヒーの中に角砂糖を落とし、それが溶けていくところを見るのが好きでした)、緑茶でもなく(お嬢さんは茶柱を立てるのが得意です)、ブルーティーを飲んでしまったのです。 ブルーティーは見た目はとても美しく青く透ける氷のような花のお茶です。香りは天気の良い日の爽やかな風のようでした。 しか

          青色気分なお嬢さん。

          Goat to Usagi やぎとうさぎ

          でっかい海があいだにあるそれ地球の半分さいず でも、関係ないないなーい 関係ない僕らは繋がってるさ 僕は君の手を握ることができないよ それはホント でも僕のハートを送ることはできるよ 海の下、水中ケーブル 君からのシグナル 僕に届く 歌をつくる あら、楽しい やかましい 笑っちゃえ 歌をつくる ほら、楽しい やかましい 僕らは一緒に笑う 距離はどうにでもなるんだ 僕らの冒険 ただ挑戦 ゲームみたいにボスとファイト 勝ってお宝見つけちゃえ 歌をつくる あら、楽しい やかま

          Goat to Usagi やぎとうさぎ

          Schizophrenia

          彼女は、いつも「週末には神様が訪ねてくるの。」と言った。 みんなはそれを馬鹿だとか頭が狂っていると言って笑ってた。 彼女はいつもパパとママに付き添われて学校に来た。 みんなはそれを指差して笑った。 彼女はそれでも楽しそうに歌を歌っていた。 「週末には神様が訪れるの。」 みんなの罵声が聞こえなくなるくらい、彼女の歌声は透き通って綺麗だった。 僕が彼女とまともに話した事は、五本の指で数えても指が余るくらいしかなかったけど、彼女の言葉を今でも覚えている。そのひとつひとつを。