山内聖子

呑む文筆家(唎酒師)・公私ともに17年以上、日本酒を飲みつづけ、全国の酒蔵や酒場を取材…

山内聖子

呑む文筆家(唎酒師)・公私ともに17年以上、日本酒を飲みつづけ、全国の酒蔵や酒場を取材し、『dancyu』や『散歩の達人』など、数々の週刊誌や月刊誌で執筆。日本酒セミナーの講師としても活動中。著書に『蔵を継ぐ』(双葉社)、『いつも、日本酒のことばかり。』(イースト・プレス)

最近の記事

「蔵元のことばかり」つづくこれからの話 “萩の鶴”佐藤曜平さんの場合。

本連載は、拙書『いつも、日本酒のことばかり。』の特別企画としてはじまりました。 新型コロナ感染症が世間に蔓延するなかで、蔵元さんたちがそれにどう向き合ってきたのか。蔵元さんたちの「今まで」と「これから」について書いていく記事です。 このたび登場するのは、宮城県栗原市で“萩の鶴”(および日輪田)をつくる、蔵元の佐藤曜平さんです。 <佐藤曜平さんプロフィール> 1979年生まれ。創業1840年(天保11年)の萩野酒造の8代目。定番銘柄の「萩の鶴」のほか、旧来にはないポップな酒質

    • 「蔵元のことばかり」つづくこれからの話 “長珍”桑山雅行さんの場合。

      本連載は、拙書の『いつも、日本酒のことばかり。』の特別企画としてはじまりました。 新型コロナ感染症が世間に蔓延するなかで、蔵元さんたちがそれにどう向き合ってきたのか。蔵元さんたちの「今まで」と「これから」について書いていく記事です。 このたび登場するのは、愛知県津島市で“長珍”をつくる、蔵元杜氏の桑山雅行さんです。 <桑山雅行さんプロフィール> 1964年生まれ。蔵元・杜氏 1868年創業の長珍酒造の5代目。東京農業大学の醸造学科を卒業後、灘の清酒メーカーに入社。平成4年酒

      • 「蔵元のことばかり」つづくこれからの話“澤の花”伴野貴之さんの場合。

        本連載は、拙書の『いつも、日本酒のことばかり。』の特別企画としてはじまりました。新型コロナ感染症が世間に蔓延するなかで、蔵元さんたちがそれにどう向き合ってきたのか。蔵元さんたちの「今まで」と「これから」について書いていく記事です。 このたび登場するのは、長野県佐久市で“澤の花”をつくる、蔵元の伴野貴之さんです。 <伴野貴之さんプロフィール> 1979年生まれ。専務・杜氏 長野県佐久市にある1901年創業の伴野酒造の6代目。代々受け継いでいる銘柄”澤の花”は、「信州佐久の清流

        • 「蔵元のことばかり」つづくこれからの話“群馬泉”島岡利宣さんの場合。

          こんにちは、山内聖子です。 本連載は、拙書の『いつも、日本酒のことばかり。』の特別企画としてはじまりました。新型コロナ感染症が世間に蔓延するなかで、蔵元さんたちがそれにどう向き合ってきたのか。蔵元さんたちの「今まで」と「これから」について書いていく記事です。このたび登場するのは、群馬県太田市で“群馬泉”をつくる、蔵元の島岡利宣さんです。 <島岡利宣さんプロフィール> 1972年生まれ 代表取締役社長・杜氏 1863年創業の島岡酒造の6代目。創業時から伝わる天然の乳酸菌(雑菌

        「蔵元のことばかり」つづくこれからの話 “萩の鶴”佐藤曜平さんの場合。

        • 「蔵元のことばかり」つづくこれからの話 “長珍”桑山雅行さんの場合。

        • 「蔵元のことばかり」つづくこれからの話“澤の花”伴野貴之さんの場合。

        • 「蔵元のことばかり」つづくこれからの話“群馬泉”島岡利宣さんの場合。

          「蔵元のことばかり」つづくこれからの話“花の香”神田清隆さんの場合。

          こんにちは、山内聖子です。 本連載は、拙書の『いつも、日本酒のことばかり。』の特別企画としてはじまりました。 新型コロナ感染症が世間に蔓延するなかで、蔵元さんたちがそれにどう向き合ってきたのか。蔵元さんたちの「今まで」と「これから」について書いていく記事です。このたび登場するのは、熊本県玉名郡で“花の香”をつくる、蔵元の神田清隆さんです。 <神田清隆さんプロフィール> 1977年生まれ。社長・杜氏 1902年創業の花の香酒造の6代目。経営難の酒蔵を継ぎ、一から“花の香”の味

          「蔵元のことばかり」つづくこれからの話“花の香”神田清隆さんの場合。

          「蔵元のことばかり」つづくこれからの話“白隠正宗”高嶋一孝さんの場合。

          こんにちは、山内聖子です。 本連載は、拙書の『いつも、日本酒のことばかり。』の特別企画としてはじまりました。新型コロナ感染症が世間に蔓延するなかで、蔵元さんたちがそれにどう向き合ってきたのか。蔵元さんたちの「今まで」と「これから」について書いていく記事です。 桜井博志会長につづいて登場するのは、静岡県沼津市で“白隠正宗”をつくる、蔵元の高嶋一孝さんです。 <高嶋一孝さんプロフィール> 1978年生まれ。 代表取締役社長・杜氏 東京農業大学醸造学科出身。 1804年創業の静岡

          「蔵元のことばかり」つづくこれからの話“白隠正宗”高嶋一孝さんの場合。

          「蔵元のことばかり」つづくこれからの話“獺祭”桜井博志会長の場合。(後編)

          こんにちは、山内聖子です。 前編では、まさか、売れている日本酒の蔵元から聞くとは思わなかった、予想外の言葉に面食らった話からはじまりましたが、 引きつづき“桜井博志会長の場合”後編をお届けします。 (本連載は拙書である『いつも、日本酒のことばかり。』の特別企画としてはじまり、新型コロナ感染症が世間に蔓延するなかで、蔵元さんたちがそれにどう向き合ってきたのか。蔵元さんたちの「今まで」と「これから」について書いていく記事です) 後編のはじめに私のなかで桜井会長とは、優れた経営

          「蔵元のことばかり」つづくこれからの話“獺祭”桜井博志会長の場合。(後編)

          「蔵元のことばかり。つづくこれからの話」”獺祭”桜井博志会長の場合(前編)

          はじめましての方もそうじゃない方も、こんにちは、山内聖子です。 私は5月に『いつも、日本酒のことばかり。』(イースト・プレス)という本を上梓した物書きです。 本連載は『いつも、日本酒のことばかり。』の特別企画としてはじまり、新型コロナ感染症の影響を受けた蔵元さんたちの「今まで」と「これから」について書いていく記事です。 本連載を立ち上げるに至った経緯については、初回の投稿をご覧ください。https://note.com/yamauchikiyoko/n/n1dd0ac4ca4

          「蔵元のことばかり。つづくこれからの話」”獺祭”桜井博志会長の場合(前編)

          『いつも、日本酒のことばかり。』特別企画「蔵元のことばかり。つづくこれからの話」

          <前置きのようなもの> はじめましての方もそうじゃない方も、こんにちは、山内聖子です。私はつい先月の5月17日に、『いつも、日本酒のことばかり。』(イースト・プレス)という本を上梓した物書きです。 https://www.eastpress.co.jp/goods/detail/9784781618791 まずは、はじめまての方に向けて、本書に載っているプロフィールを自己紹介がわりにさせてください。 「呑む文筆家(唎酒師)・公私ともに17年以上、日本酒を飲みつづけ、全国の酒

          『いつも、日本酒のことばかり。』特別企画「蔵元のことばかり。つづくこれからの話」