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【商売の基本テクニック〜泣き売】

古典的な商売のテクニックに『泣き売(なきばい)』と言うものがある。
早い話が「詐欺」なのだが、その場に居合わせた客はまんまと罠にハマる手法である。

デパートの前で青年が泣いている…。
風呂敷に灰が付いた万年筆を広げ、道行く人に見せている。
聞けば勤めていた工場が火事になって給料が貰えないと💧

病気の母の治療費が掛かると知った職場の仲間が「これを売れば幾らかになるだろう」と焼け残った万年筆を持たせてくれた。

それを見ていた通りすがりの紳士が声を上げて言う。

👤「なんて可哀想な話なんだ!ほらっ、ハンカチで拭けば新品同様だ。デパートじゃ同じものは高くて買えない。私が一本買ってあげよう。損はしないし、人助けにもなるからな!」

そして「俺も、私も!」と次々買い手が現れ、万年筆は飛ぶように売れたとさ。


【泣き売】同情心を煽ってモノを売りつける詐欺。
灰を被った万年筆がいかにも高そうに見える。
もちろん最初の紳士はサクラ、次に買った人もサクラである。

☝️今もこれを基本としたビジネスがないだろうか?

👤友達が病気になり、私が知っている治療法を伝えなかったばかりに亡くなってしまった💧そんな思いはもうしたくない!『この水が効きますよw』

「流行病」の最中にも同じ様な手口で、よく分からない商品をさばいた例が多かった。「落語話」ならいいが、人の優しさや同情心に漬け込むビジネスは昔からの基本とも言える💦

👉「騙される方も悪い!」と切り捨てるのは容易いが、実際詐欺の現場では、おそらくあなたも私も騙される。それくらい巧妙なやり口なのである(お巡りさん談)


子供の頃、おばあちゃんと縁日に行った時、露店商の列から離れた、とてもお客さんが来そうもない場所で、一人のか弱そうなお婆さんが、小亀をヒモに吊るして売っていた🐢(今は違法かも)

そのお婆さんが不憫に見えた私が、自分のおばあちゃんに「可哀想そうだから亀を買ってあげようよ🙏🏻」と頼んだ時、商人でもある私のおばあちゃんはこう言った。

👵「あの婆さんが、何であの年まで亀を売らなきゃならないか考えてみろ。可哀想でも何でもない!ああやってずっと人を騙してきたんだ。同情なんか要らん!ホラまた一人買っていく」
恐るべし我がばあちゃんの商人道💦

そしてここにも一人、
👤自分の倒産経験を大袈裟に語り「誰にも同じ思いをして欲しくない!」などと失敗談や苦労話を恩着せがましく話している私 (笑)→要注意だ!


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