見出し画像

【倒産後記③ 「スーパーやまと」が潰れた5つの理由】

2017年12月、105年の歴史に幕を下ろした家業の「スーパーやまと」
(山梨県ではその知名度はそこそこあった(^^ゞ)
その3代目である私の社歴を簡単に説明すると、

⦿ 先代の赤字を引き継ぎ、短期間で業績を回復
⦿ 倒産したスーパーの居抜き出店で成長、「地域土着」を貫く
⦿ 競合店の進出等で資金繰りがつかず、納品してもらえずに倒産

これだけで済んでしまう😅💦

『note』に思い出話や自画自賛ばかりを並べ、自分に都合の悪いことを書かなければ、人の参考にもならないし、ただ記録を保存しているに過ぎない。
そしてこうやって読んで頂く方にも申し訳ないm(__)m


ここで第三者が冷静に分析した、
「スーパーやまと」がなぜ倒産に至ったのか?を再確認してみたい。

【ダイヤモンドオンライン】
地域土着スーパー「やまと」がなぜ潰れたか 元経営者が語る倒産の「必然」

過去の成功体験にすがった「末路」 老舗スーパー「やまと」経営が失敗した理由

もう一つ、
【人気ユーチューバーの「キミアキ先生」での特集回】(視聴回数多し💦)

こうして店は潰れた★105年の歴史を閉じた地域土着スーパー

耳の痛い箇所もあるがこれが専門家の意見であり、私自身も納得している。

**********************************************************************************

よく質問で、
「じゃあ、あなたの会社を潰さない様に時間を戻せるとしたら、いつに戻したいですか?」と聞かれる。

私はこう答える。
「店がまだ4~5店舗くらいで、目の届く範囲で経営していた頃に戻れたら、倒産はしなかったかもしれないし、M&Aもできたかもしれない。
正義の味方気取りで潰れた店を再生したり、儲けに繋がらない社会貢献など、一切しなければ破産まではしなかったと思う…」

「しかし、振り返ると、その時点時点で私は何一つ迷うことなくそれを推し進めた。他に選択肢がない以上、私はどうあれ倒産する運命だった

私が初版の「こうして店は潰れた」への書評で、「タイトルにある『どうして潰れたか』が書いてない!」とご批判を受けた後、「続・こうして店は潰れた」で潰れた理由を5つ挙げてお詫びにかえた。

それは
1.  社長ひとりに権限が集中し、部下に任せなかったこと

2.  地域貢献がそのまま売り上げに結び付かなかったこと

3.  社内に財務の専門家を置かず、日銭商売に甘えてやり繰りしたこと

4.  代替わりの業績回復の成功例が、今でも通用すると思ったこと

5.  支払い遅延やリスケ(返済猶予)の信用不安を大会社は認めないこと

これらはすべて経営の教科書に書いてあることばかりである。
しかし追い込まれた社長はそれさえ考える余裕もなく、自分で選択肢を失くす負のスパイラルにハマっていくのである。

このことは会社経営者ばかりでなく、個人にも当てはまることではないだろうか…?自分だけは大丈夫、人とは違う!⇒みんな一緒!

貧すれば鈍す
人を呪わば穴二つ
後悔先に立たず
昔の人はよく言ったものだ(^^;

先を見据えてお金でも気持ちでも、少しは余裕がなきゃダメですね。

みなさんはご注意を!


※最後までお読み頂きありがとうございます。

あなたが失敗した時、迷った時、逆境の時、倒産地獄から生還した私だからこそできる励ましを届けたい。皆さんの力となり、笑顔になれる記事を投稿していきます。私もまだ発展途上です、一緒に成長していきましょう!

フォローして頂けると大変励みになりますm(__)m

【私はこんな人間です】


いいなと思ったら応援しよう!