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やまと診療所武蔵小杉のミッション

やまと診療所武蔵小杉院長の木村一貴です。

2020年8月、院長になることが決まった際に、
やまと診療所武蔵小杉という診療所がどうなったらいいのか?
ということを考えました。

ドラッガーはマネジメントという本の中で、
マネジメントを考えるにあたって
「事業は何か? 顧客とは誰か?」
ということをまず考える。
という点を指摘しています。

例えば、ポルシェの顧客は誰か?
「自動車を売る事業」と考えるのと、
「ステータスを売る事業」と考えるのでは
全然違う捉え方になります。
前者では競合として、自動車会社に縛られるのに対して
後者では自動車の他に、ダイヤモンドなどの装飾品が含まれます。
それによって事業の展開の仕方が全然違うものとなります。

在宅診療という事業(医療)の自分の中の定義は、
「患者・家族の幸せを考え続けるということなんだ」
と考えました。

では、やまと診療所の顧客は誰か?

延々と考えた末、やまと診療所の顧客は
①患者さんと支える家族
②地域で患者家族を支える医療介護事業者
③やまと診療所のスタッフ自身
だと思いました。

やまと診療所武蔵小杉のビジョンとして、
顧客を幸せに関わることがしたい。
人それぞれ幸せの形は全く異なるし、
実際に幸せになったかどうかはこちらが関与できるところではない。

でも、こちらが顧客の幸せを考え続けることはできる!

そこで、診療所のミッションを
「人それぞれの幸せを考え続ける場所」
としました。

以後、やまと診療所武蔵小杉では
①患者さんと支える家族に
「この診療所に診てもらえてよかった」
と思ってもらえるように
②地域の医療介護事業者の方々に
「この診療所と一緒に働けてよかった」
と思ってもらえるように
③我々、スタッフ自身が
「この診療所で働けてよかった」
と思えるように
考えながら仕事をし続けています。



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