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飲食ベンチャーで25歳で部長になった男 それと50歳で亡くなった父 〜中学生後半〜
前回は中学性の前半位までお話しました。
実家の会社が色々あってタイ・バンコクで軌道にある程度のるまでです。
中学性後半になると父親の体調が悪くなり始めます。
原因としては仕事で不規則な生活による糖尿病です。
毎日遅くまで働き食事も深夜に取ることも多くの接待で外食がほとんどで今考えれば病気真っ盛りな生活だと思います。
それをいくら注意しても全く改善しようとしない性格で「いつしんでもいい」や「病気になったら死ぬ」など強気でいきておりました。
そんな生活を続けていると一発目の脳梗塞がおこります。
この時は家族に病気がおこったことに本当に驚いたのを覚えております。
ですがこのときは応急処置でなんとかなったのだと思います
自分はこの時も高校受験が間近で精神的に将来どうなるんだろうかとダブルで不安ばっかりでした。
そんなことは関係なく父親は自由でそれでも今までの生活を変えることなく不規則な生活を懲りることなく続けます。
その結果重度の糖尿病と脳梗塞が同時に起こって緊急入院をします。
集中治療室へ入り医者からは一生喋れず動けない可能性が高いと言われます。
実際にあった父親は言葉にならない声がでることしかできなくなっておりました
頭のなかは受験どころではなくなりました。
地獄なのはタイの仕事は順調でしたが父親しか本当にわかる人間がおらずワンマンでおこなっていたので誰も対応することができない会社でした
潰すことや売ることなどできずコントロールすらできない状態で赤字なのか黒字なのか何もかもわかりませんでした。
タイ家族は誰もいったことがない状態でした。
けれど借金は何千万円もあるということだけは事実としてあります。
自分は中学生ながらに借金を何千万と負わなければならないということを本気で覚悟しました。
この時に経営者というものの責任の本質を心より感じたのだと思います。
病院で寝たきりであっても社長は24時間365日責任があり状況などは関係ない無情であるものだと感じました。
ですが父親はありえない位の生命力で普通に喋れ歩けるところまで回復します
そして鬼の行動力で【仕○の流儀】や【カ○ブリア宮殿】に出ている脳外科医に周りの医者の反対を押し切って手術してくれと直談判をおこないます。
でどういうようにやったかわかりませんが実際に手術までこぎつけガッツリ回復をします。
遠慮とか相手にされないとかは考えないのでしょうね。
命かかったらやってみるもんです
そこで生活習慣を改めたら健康になれたのだと思いますが例のごとく全く変えませんでした。
なのでここから何年の間で脳梗塞や糖尿病や高血圧や脳出血や腎臓病やヘルニアやとにかく聞いたことある病気から知らないものまでオンパレードで連発します。
これでいて毎回復活します。
保険会社も驚きです。
なのでこの頃はもう弟も自分も父親が倒れたくらいでは驚かなくなっており倒れても「へー、でどこの入院なの?」くらいになっておりました。
もう子供ながらに通常ではありえない心がドライになっておりました。
ここでの学び
・結局最後は健康
・経営者の責任
・言うのはタダだからお願いしてみるもん
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