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早生まれ廃止ー数え年復活ー

日本には年末と年度末がある。両時期とも新年が来る前にや新年度が来る前に締め切りがあってせわしなく慌ただしい。締め切りが無ければ頑張れないことは多々あろうが、経済的に年に二回あるのは効率的なのか疑問である。企業の決算報告は四半期毎が義務付けられているが、決算処理に追われずに経済活動に専念する時間が長い方が成長速度は増すように思えて仕方ない。

1月が新年で4月が新学期なのは生まれた時から当たり前のように染みついているが、退職して一番戸惑ったのはいつ会社の任意継続から国民健康保険に切り替えるかだ。いつでも切り替えれると思っていたら去年までは保険料を未払いにしなければ任意継続は2年強制である。国民健康保険料は収入により決定されるが、任意継続は退社時の給料で計算され2年間変わらない。

任意継続を1年で止めるのがベストなので2年強制でなくなったのは喜ばしいが、保険料の計算は税金と同じ1月から12月の年収なのが、切り替わるのは新年1月からではなく新年度の4月になる。計算は年だがそれに応じて支払うのは年度で非常にややこしい。計算に時間がかかるからと考える人がいるかと思うが、4月に適用された保険料を納めるのはさらに遅い6月だ。

新年度なんか無い方がすっきりする。同じ学年でも干支が違う早生まれの人がいてややこしいと感じる人は多いはずだ。2022年4月から成人年齢は20歳から18歳に引き下げられる。大学で政治議論が活発にならないのは選挙権がないのも一因なので18歳で選挙権はいいと思ったら、高校の先生は選挙に影響を与えないよう授業や指導するのが大変と聞いてがっかりだ。

モヤモヤしていたら数え年の復活を提唱する人がいた。満年齢でカウントするから学年途中で選挙権が発生する。数え年なんて馴染みないと言うかもしれないが、入学は4月1日を基準にした数え年なのだと主張する。生まれてすぐ1歳なのもお母さんのお腹で10月10日育つと言う説明で生物学的には至極納得してしまう。そう新学期を1月にして数え年にすればいいのだ。

4月入学だから雪の季節の入学試験が大変なのだ。1月入学になれば入学式に桜がないのが寂しいぐらいだろう。昔は大学の新入生歓迎と言いつつ酒を飲ませるのが当たり前だったが、今は法律通りの20歳からが公式である。いっそ12月高校卒業して進路が決まった後、正月に成人式をすればいい。
門出の席のお祝いにみんなで初めて酒を飲めば、式は物凄く有意義になる。

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