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今頃あの苗は。 ー野菜の苗農業体験のその後に。ー

根本さんの田植え体験に参加させていただい後、次回の体験は何にしようかとスタッフ間で話し合うことに。

その話し合いの中で、「前回植えた、トウモロコシの収穫はどうか?」という話が話題であがった。

そのときまで思い出していなかったのに、ふと「私たちが植えたトウモロコシの苗はどうなっただろうか?」と苗のことが気になりだしました。

「最近降り続いた雨の影響も大丈夫だろうか?」先輩スタッフに、気になったことを話してみると、

「じゃぁ、今から行ってみてみましょう。」

と、急遽安藤農園さんにお邪魔することに。急に伺うことになってご迷惑じゃないかと不安になりつつも、また安藤さんに会えると言う楽しみが、体の疲労を上回り、田植え後に重たく感じてた荷物もひょいっと背負い、会社の車に足早に向かっている私がいました。

いざトウモロコシ畑へ。

夕方、少し日が傾きはじめた頃、先輩上司が運転する軽自動車に揺られながら、トウモロコシ畑を目指していました。安藤農園さんに向かう道すがらに、私たちが定植を行った畑があるので、先にそちらを回ることに。貯水池の脇を通って、「この池にカメがいたな。」と前回お邪魔させていただいたときを思い出していた。

ため池を通り過ぎ、突き当りを曲がると軽自動車一台がやっとな急坂で、坂を上がった先に軽自動車じゃないと入れないような細い直角のコーナーがあり、

「あぁ!この道だ。」

と、前回の記憶がまた思い出された。私の運転だったら、「脇の植木にこすってしまうな。」と、たぶん前回と同じことを思いながら、揺られながら思い耽っていたら、あの畑が見えてきた。

手作り感のある駐車場に停めて降りると、以前と同じ畑に来たはずなのに違う畑のような景観に少し驚き、同時に「うわぁ!」とテンションが一気に上がってきてしまっていた。

このもっさり具合。全く違う場所のよう。

定植を行った時は10㎝くらいだったトウモロコシの苗が、いつの間にか私の腰くらいの高さまで成長していたんです!大体70㎝くらい!雨や気候の変化に負けることなく元気に育っているトウモロコシに一安心。

「よかった…!」

3月30日に植えてから、5月16日までの47日間でこんなにも成長しているトウモロコシを見ると、「実るのも早いのでは?」と気が急いてしまいます。早く実ったトウモロコシに会いたいですね。

成長したトウモロコシの姿に、益々テンションが上がり写真撮影に夢中になっていると新しい発見がありました。それがこちら!

苗の先からニョキっと顔出す緑色の何か。

ななんと、なんと!!トウモロコシの形をしているような、していないような何とも言えない緑色の何か。私にはこれがなんだか判別できませんが、それでも成長している証のように感じることができました。「あとどれくらいで、私の知っているトウモロコシになるんだろうか?」

わくわくします。

目的だったトウモロコシの無事を確認でき、一仕事終えたような達成感を感じつつ、安藤農園さんに向かうことに。いざ出発し、細い道を引き返す。

「安藤さんはお元気だろうか?」

とウキウキしながら車に揺られること3分ほど。安藤農園さんに到着。前回は苗の繁忙期だったので、それに比べると車の出入りが減った印象を受けました。

それでもお客様が途切れることなく入る様子に、野菜の苗での安藤農園さんの人気具合がわかった。声をかけて出てきてくださった安藤さんは、以前より日焼けして真っ黒になっており、ダンディーさが増し増しでした。

「トウモロコシみた?」

と笑顔で話しかけてくれる安藤さんは、変わらず親しみやすい優しい方で、お話していると笑顔になれます。ピークは過ぎて残りもう少しだよとハウスの中を見せてくれました。

「少し…?」

まだまだいっぱいあるように見えたが、安藤さんの中では少しなのだと規模の違いに戸惑う取材班でした。これから実るまでの間、私たちにできることがあるか聞くと、できそうなものはないそう。これからは虫への対策が必要になってくるのだと、説明してくれました。

以前の体験では、ハクビシンなどの獣害についてお聞きしたが、それはあくまで実った時のお話。これからの時期は、害虫の被害に注意しなければならない。大変な作業のはずなのに軽く「やっとくから大丈夫」と言ってくださる安藤さんに感謝しかありません。ありがとうございます…!

そして、お話がひと段落したところで、次の体験のお話を切り出す。「トウモロコシの収穫体験をしたくて…」そう安藤さんにお話すると

「6月20日から収穫できるよ。」

そう快諾いただけたのには、素直に嬉しかった。そして携帯のスケジュールを確認しながら、そんな言葉が返ってくる生育状況の把握の仕方に、

「え?収穫時期って、そんな具体的に把握できるものなのか?」

と1人驚きを隠しながら、話を聞いていた。お野菜とか果物など、植えてからどれくらいで収穫できるか、大体決まっているのだそう。前に梨の生産者さんにも教えてもらったこと。もちろんトウモロコシ例外じゃない。だから生産者さんは植えた頃を見て、収穫する日取りも考えているのだ。

大体の日程などを決めた後は、以前取材させていただいた時に頂いた、キュウリの苗についてご相談させていただきました。お店の裏側で一緒に体験した人が、一生懸命に育てているキュウリ。

ここ最近、葉っぱに穴が空いてしまったんだとか。虫対策や病気のお薬などいろいろ手を尽くしているそうなんですが、お手上げ状態。安藤さんに写真を見てもらうと、追肥が必要だとか。

なるほど、栄養が足りていなかったのか。私にもわかるように、お腹の空き具合に例えてくださり理解できました。肥料はあげ過ぎもあげ無さ過ぎもダメみたい。

見極めが難しいですが、それだけ苗たちと向き合って一生懸命育てるのってなんだか素敵だなぁ。と感じました。

「一緒に野菜苗体験をした方々の苗も、無事に育っているといいな。」

そんなことを思った安藤農園さんの突撃訪問でした。またnoteでトウモロコシの収穫体験も、ご紹介していきますので楽しみにお待ちいただければと思います。引き続き、応援のほどよろしくお願いいたします!



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