あ、寝返りについてあまり書かれてない!
良質な睡眠を取る為にいくつか本を斜め読みしました。
やはり、想像どおり、室温や、日中の運動、寝る前の食事のタブー等と言った内容が多いように感じられました。そして、勿論寝床の枕や布団についても触れられたり触れられなかったりです。
そこで私はあまり、触れられていなかった寝るときの体位について思い出しました。介護士時代の利用者の体位交換の介助を思い出しました。
1.寝返りがスムーズに出来る事を想定
冒頭で私がお伝えしたような良質な睡眠を取る為の指南書は数ありますが、中々、睡眠時の体位まで指南しているものは見当たりませんでした。
基本的には快適に睡眠のとれるような寝床環境の案内は、自身で体位を変換する事が出来る健常者を想定している事だとわかりました。
そうは言っても、色々と勉強させられる事が多く中でもアロマの効果等はマッサージ屋でも行っている為、立証されているようです。私もラベンダーのお香でも購入しようと思います。
2.自身で上手く体位変換出来ない人
さて、高齢者等は、身体の拘縮や、褥瘡(床ずれ)、不随運動、筋力低下などと言った理由から中々、意識的にも、睡眠時の無意識的にも体位変換ができません。
寝ている時に身体にかかる重力からの除圧という意味では外す事の出来ない睡眠条件となります。
私達も眠っている間に数多くの体位変換をしております。それが、出来ないのであれば、他人にしてもらうほかありません。体位変換しないで眠る事がどれだけ、不快感があるかは、想像すればわかると思います。
例えば、小学校~大学までの間に講義中椅子に座っている間お尻が痛いと思った事は多くの人があるはずです。
そんな時、意識的にも無意識的にも、お尻への圧力を移動していたはずです。片方のお尻のほっぺに重力を移したりと。
睡眠時も血流が滞ったり、皮膚への圧力を分散させる為に我々は体位変換しております。
それが、高齢者や身体障害者は出来ない人も結構おります。
良質な睡眠を語る上で外せないポイントとなるのは間違いありません。
3.誰もが快適な睡眠を
上でお伝えしたように、良質な睡眠への指南書には様々な因子をあげておりますが、マイノリティーとも言い切れない、超高齢社会の体位変換についてあまり触れられておりません。
覚醒時、日中活動している時もそうですが、自由に身体を動かせない事はストレスが生じます。睡眠時は無意識な体動がある為に、あまり問題視されませんが、覚醒時のストレスと引き換えに良質な睡眠を阻害しているかもしれません。
こういった事は睡眠の指南書だけではなく、社会生活で色々あるのではないかと考えなおすきっかけとなりました。
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