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哀悼の意の行方

入所型の介護施設で働いていると介護職員やケアマネージャー、相談員はご逝去される利用者さんをお見送りする事があります。

体調を崩されて医療機関へ転院されて亡くなる方の方が多いですが、介護施設で亡くなられる方も決して少なくはありません。

1.介護現場での哀悼の意

体調を崩されて医療機関へ転院されて亡くなる方の方が多いですが、介護施設で亡くなられる方も決して少なくはありません。

冒頭でお伝えしたように介護の仕事をしていく中で、利用者さんが現場でご逝去される事もあります。自信が勤務に当たっている時間や夜勤等で1人の時に心肺停止等は誰もが避けたいというのが本音です。

利用者さんとの付き合い方や期間にもよりますし、感じ方は人それぞれです。

しかし、大きく分けると

・辛い気持ちもあるが、少し慣れている。
・辛い気持ちもあるが、そこまで気にしていられない。
・仕事として敢て心を無にして、完全に割り切っている。
・上記3つが入り混じっている。

これに尽きると考えられます。これらに該当しなかった介護職員は退職してしまったり、休職する事もあるでしょう。

仕事としての正解はひとまず置いて心情面です。退職や休職までいかなくとも傷を少し引きづっている職員は多いです。

2.メンタルヘルス

介護職員本人と時間の問題もありますが、施設としてのメンタルヘルスケアはやはり大事です。

安全衛生委員会の中でメンタルヘルスケアの取り組みや研修なども施されており、それらも大事ですが、多くの施設で介護職員へ個々のケアがされておりません。

私は、看取りケアが多い施設等ではもっと個々の介護職員や現場職員に対してメンタルヘルスケアがされるべきだと思います。

2-1.場合によっては葬儀出席も

介護職員はご家族ではないのですが、利用者さんの終盤を多く寄り添った人です。仕事であれ、その事実は変わりません。

喪に服すという言葉がある通り、法事、法要には一定期間の悲しみを通し、死別を乗り越える目的もあります。その為に葬儀への参列は大切です。

つまり、悲しみを和らげる為にもしっかり悲しむべきです。介護職員であればそれこそメンタルヘルスの一環です。

施設ごとに葬儀への参列への基準が設けられていたり、一任されていたりします。お香典の問題もあります。そもそもシフト上参列する事が出来ない事も多いです。

2-2.良好な人間関係を!

上で葬儀の事をお伝えしましたが、仲間と悲しみを共有するという事でもあります。葬儀まで行かなくともそういった気持ちの共有もメンタルヘルスの上では大事ではないでしょうか。

又、単純に利用者さんのご逝去に向き合わなくとも、良好な人間関係はストレスを作りません。

日頃から職員同士がコミュニケーションの取りやすい労働環境を整備する必要があるでしょう。


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