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岩国市錦町の「にしきりぼんマルシェ」「にしきフリーマーケット」に行ってみた

錦町ってどんなところ?

山口県岩国市の市街地から約1時間、錦川上流に向かって車を走らせると、山間に囲まれた小さな町、錦町に行けます。錦川を中心に町並みが広がり、6月1日から鮎漁が解禁されてからは、川の中で長い竿を振る釣り人の姿があちらこちらで見られます。

そんな錦町の地域住民の楽しみになればと、にしきリボンマルシェ実行委員会の皆さんが行うイベント「にしきりぼんマルシェ」に加え、錦総合支所地域おこし協力隊の佐々木さんが地域活性化のために尽力した「にしきフリーマーケット」の開催により、2023年6月3日同時に行われたイベントは大盛況となりました。

にしきりぼんマルシェ・フリーマーケットのチラシ

多国籍な商店街の通りを盛り上げる出店やYOSAKOI

岩国市街地から錦町まで繋がっている鉄道・錦川清流線。風光明媚な景色を車窓から眺めながら最終駅の錦町駅に到着します。事前に岩国基地関係者にイベントの告知がしてあったため、錦町駅で下車する基地関係の外国人、広報のイベント告知を見て来た市内の方たち、岩国市内外から車で訪れたお客さんなど、商店街は多国籍な通りになっていました。そして、地元住民による店舗や山口県内から参加してくれた出店者の皆さん、キッチンカーや占い師、YOSAKOIも加わり、イベントを盛り上げるんだという熱意が伝わってきました。

出店店舗 笑顔が素敵
周防コーヒーファクトリーのキッチンカー
YOSAKOI

今回私は、錦町駅から商店街の端まで、マルシェ及びフリマーケットの様子を写真撮影させてもらいました。皆さん笑顔で接していただき、盛り上がっている様子を肌で感じました。

錦中学生ボランティアによるフリーマーケット

特に錦中学生が販売を行ったフリーマーケットの会場は、今まで体験したことがない売手としての難しさや売れた時の喜び、買い手とのやり取りなど、将来の自身の糧になったイベントだったと思います。地域おこし協力隊の佐々木さんも、「イベントが終わった後の中学生の顔つきが変わっていた。」とおっしゃっていました。これからも地元のために、未来を担う人材として活躍してほしいと思います。

錦中学生によるフリーマーケット

親子で参加、すずか農園の「たこ焼き屋」に「フリーマーケット」

個人的には、すずか農園さんの自然薯を使った「たこ焼き」をキッチンカーで売られていたのが気になり、最後に買いたいと思っていましたが、終了時間までに戻れず断念。ですが、キッチンカーではご夫婦で「たこ焼き」を販売し、子供たち姉妹は商店街の通りで「フリーマーケット」を出店していました。姉妹がするフリーマーケットの前を通る度に「買ってください!」と声を掛けられるので、こちらも気になり「売れた?よかったね。頑張ったね。」そんな会話をしながら応援していました。

すずか農園 自然薯たこ焼

主催者から出店者へ、地域おこし協力隊の佐々木さん

そして、このフリーマーケットを企画し、当日はケバブのお店をご夫婦でしていた地域おこし協力隊の佐々木さん。地域住民の店舗先を借りたり、お店の手配をしたり、中学生が売るフリーマーケットの商品を集めたりと、大変な作業だったと思います。それに加えて出店者としても奮闘している姿には、頭が下がります。多くの人が集まり、楽しそうに店先を覗いている光景は、努力の賜物だと思います。

ケバブ、バーベキュー体験

これからの錦町に期待

小さな町、錦町で行われたイベント『にしきりぼんマルシェ・フリーマーケット』では、店舗を出していた方が、「ここの人は優しい。本当に親切にして頂きました。」そう笑顔で話していたのが印象的でした。

地域活性とは、継続していくことに意味があり、それをまた引き継いで行くことに意義を見出していくものだと思います。誰かがやってくれると思うのではなく、参加し体感していくことで地元に恩返しができ、より愛着が湧いてくるものなのかもしれません。

今度はこの町でどんな笑顔を見られるのか、楽しみにしたいと思います。

錦川鉄道によるグッズ販売

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