人の不幸話ってどんな顔で聞いてたらいいの？

ソロー「すべての不幸は未来への踏み台にすぎない。」
山﨑仕事人「だよねー」

どうも、センサールマンの山﨑仕事人です。

人の不幸話を聞くのが苦手です。
苦手と言うか、どう受け止めていいか分からないというか。
聞いてもどうとも思えなくて、あえて一番冷たい身も蓋もない言い方をしちゃうと「どうでもいい」んです。

エピソードトークとして聞いてて面白いものとか、一緒に解決策を考えらえるものとか、そういう話なら全然構いません。
でも、ただただ負の感情（嫌な言い方！）をぶつけられると反応のしようがなくて困ってしまいます。
たぶん人の心がないんですよ(笑)。

10年くらい前、女の子に「買ってた金魚が死んじゃった」と言って泣かれた時は本当に困ったものです。
もちろんエピソードとして面白いものではないし、解決策もありません。
一緒に悲しめればいいのでしょうが、残念ながら僕はその金魚に対してなんっっっっっっの思い入れもないので無理ですし、嘘をついて一緒に悲しんだフリをするのもキツイ。
鏡を見なくても分かるくらい自分が真顔で興味ないの丸出しだったので、ヤバイ！と思い、慌てて女の子を抱きしめて自分の表情を見せないようにしたものです(笑)。

例えばこの「ペットが死んじゃった」みたいな話をされた時の正解ってなんなんですか？
「悲しいねぇ」とか「辛いねぇ」とかとにかく共感だけしてあげたらいいもんでしょうか？
「ペットも君に飼ってもらえて幸せだったと思うよ」とかテキトーぶっこいとけばいいもんでしょうか？
「命って言うのはいずれ終わるものだからね」とか偉そうにしてみてもいいんでしょうか？
全然分かりません。
芸人だからボキャブラリーはそれなりに豊富なはずなんですが割と時間をかけて考えても何にも浮かばないです。
そもそも“正解”とかいう概念で考えてる時点で不正解なのかもしれませんが(笑)。

さっきも書きましたが、基本的に人の心がないんですよ。
厳密に言えば感情が何もないわけではなく、喜怒哀楽の『哀』が極端に欠如してるんだと思います。
『怒楽』なんてむしろ人の倍くらいあるので、そのしわ寄せが『哀』にきとるんでしょう(笑)。
だもんで、人から『哀』の感情をぶつけられると理解ができなさすぎてどうしていいか分からんのです。

子供が大人からしたら大した理由じゃないことで大泣きしてたりするじゃないですか。
「拾ったどんぐりを無くした」とか、そんなんで。
それと同じです。
子供相手なら「どんぐりさんもお家に帰ったんだよ」とか言えますが大人相手にそんなこと言ったらぶん殴られるので困っちゃうわけです(笑)。

結論。
僕に不幸話を聞かせないでください。
それこそがお互いにとって不幸です。

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