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人生に自信は必要か?

「自信」は生きていく上で大事だといいますよね。
全く異論はありません。

インターネットを検索しても、自信の大事さについてたくさんの識者が論じています。


ただ、ぼくは常に必要であるとは思いません。
というよりは、常に持ち続けられる人はほとんどいない、という方が正しいと思う。

自信を持っている時期が長い方がいいけど、持てない時期があったっていい。
あるのが当然だから。


じゃあ自信がない時に必要なものは何か。

ぼくの結論は「変化する覚悟」です。

これが、結果的に「自信」につながるからです。


自信ってなに?

そもそも、自信ってどんなものでしょうか。

自分の能力や価値を確信すること。自分の正しさを信じて疑わない心

広辞苑

・自分の能力や価値に確信を持っている
・自分の言動が正しいと信じている
こんな状態のことですね。

そして、なぜ自信が大事なのかといえば、
「迷わずに判断、行動できるから」
です。

自信がない状態だと、判断に迷いが出ます。
迷いがあると、アクションが遅くなり、精度も落ちる。


働く上でも、日常生活でも、判断→行動の連続なので、迷いなく判断できるのは重要です。
(人は1日に3万5000回の決断をしているといわれていいます)


ないと生きていけないわけではないが、あった方がいい。


自信が崩れた時に立ち直れなくなる、という理由から、自信は要らない、という人もいます。
また、学ぶために「自信は要らない」という意見もありますが、自信をもつことと「学びを必要としない」と思うことは、明確に違う。

こういったエネルギーのある人たちのいう「自信は要らない」とは、自分の一部の能力のみを拠り所にしない、自信過剰にならない、という意味だと思います。

自信は、あった方がいい。


変わる「覚悟」の必要性

変わることの大事さはわかってるけど、実際に「変化」することは簡単じゃないですよね。

変化する、ということは、それまでの自分を少なからず否定することでもあります。
人間は現状維持を好む性質もあるので、変化すること自体に苦しむのは当然。

実際、変わろうとしている最中は苦しいことが多いです。
今までと行動や思考も変えるため、新しい習慣を作らないといけない。
めんどくさいし、できない自分と向き合わないといけない。

つらい時間があります。

そういう時間も受け入れる覚悟を持たないと、途中でくじけてしまう。

「向いてないのかも」「めんどくさい」「もうええやろ」
つい弱気になることもあります。

それでも諦めないとはじめから決め切っておきましょう。
めんどくさくてもこれだけはやる、と自分と約束しておくのです。


ただ、自分との約束は破っても誰にも迷惑をかけません。
なので、簡単に破ることができます。
ぼくはすぐに破っちゃう方です。


そんな時におすすめなのは、変わるための行動することを誰かに伝えておくことです。
上司やパートナー、友達、SNSなどで。
そして、記録や成果を定期的に他人と共有するのもおすすめ。

自分の意思では続かなくても、誰かと約束している、定期的にチェックされる場があると思うと、「やらないとマズい」と感じて行動できます。


人には損失回避性があり、ポジティブな動機よりも、マイナス(損失)を回避する目的の方がアクションにつながりやすいのです。

自分だけでやり遂げられない時は、他人の力を借りましょう!


自信がない時、次の自信を作ってくれるのは「行動」だけ。
変わる=そのために行動するという覚悟さえ持ち、アクションを起こし続ければ、いずれ自信ができてきます。


上がらない給料

ぼくは昨年4月に転職して以来、「自信を喪失→行動→自信を獲得」を繰り返しています。

今は「喪失→行動」のタイミングです。

以前は地方の新聞社で記者をしていましたが、今のIT企業は大手で、会社の規模や文化、価値観が全く違います。
社員数も増えて、優秀な人がさらにゴロゴロいる状態になりました。

前職との差に戸惑っていた半年は、キャッチアップに必死で昇給は無理でした。

やっと本格的に仕事を任されるようになった次の半年。
スタートはある程度自信があったのですが、仕事のスピード感についていけませんでした。
ミスが重なり、完全に自信を失いました。
もちろん昇給はなし。
同期の同い年は昇給して、次の半期に任される仕事も増えました。

私は、「基礎固め」をするためにむしろ仕事が減ることに。
すごくショックを受け、次の半年はもっと本気で取り組みました。

毎日の反省点を書き残し、さらに1週間ごとにその反省点をまとめ直し、上司に報告。
フィードバックをもらって、次に生かす。
それを半年続けていると、ミスも減り、自分の判断にある程度自信を持てるようになりました。

さて、評価のタイミング。
多少の期待はあったのですが、昇給はありませんでした。


基本は身に付けても、今度はもう1段階上があります。
自分のやってきたことには確信を持ちながらも、もう1ステージ上がらなければいけない。

わかってはいながらも、またも昇給がなかったことは少なからずショックでした。

ある程度できるようになったと思ったら、今度はまた次の課題が出てくる。おそらく、いつまで経ってもこの繰り返しだと思います。


ただ、それまで積み上げてきたものは確かにあるので、そこへの自信は持っておいた方がいい。

そのうえで、次に必要な能力(自信)を獲得するために、再び行動するのみです。


その中でやっぱり大事なのは、「自分は変われる」と思い込むこと。

一度、自分の変化を感じられると「自分は変わることができる」という自信も出てきたりします。


必要なことを身につける、自分を変化させられる、ということ自体が能力となり、強みとなります。
そうなると、もう大丈夫。
必要なことを積み上げていくだけなので。


落ち込みながらも、自分に矢印を向けて一緒にアクションを続けていきましょう。

毎日自分を褒めてあげることも忘れずに!


「自信をもつ部分をきちんと自分で言語化できていることが大事」
「逆の表現では、自信を持てない部分も言語化できている(=受け入れられている)ことが必要」
ということも書きたくなってきましたが、長くなったので、また気が向けば書きます。


ではでは。



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