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#11 高齢犬の関節炎。冬の寒さがきっかけに?

我が家の愛犬・山さんは健康優良児で、高齢になるまで幸いなことに持病というものがなく過ごしてきました。
でも、さすがに15歳を迎える辺りから、いろいろ気になる症状が出てきました。

まず最初は、あと2か月で15歳という頃に初めて起こしたてんかんの発作。
このことについては次回詳しく書くことにします。

そして、その次に出てきたのが足の痛み
15歳の冬、お散歩で痛い足をあまりつかないようにピョコピョコと歩くようになりました。

犬の場合はまず後ろ足から弱ってくるといいますが、うちの山さんは胸筋が発達したムキムキマンだったので、前足の力が強く、そのおかげで後ろ足の弱まりを補っていました。
その前足が痛いみたいで、かばうように歩くようになって。
でも、日によって差があり、平気で歩く日もあったので、年内はそのまま様子を見ていました。

それが、年が明けた2021年の1月。
さらに痛そうかな…と思って見ていたら、ある朝、前足の片方が豚足のように腫れあがっていたんです。

びっくりして病院に連れていったところ、レントゲン上では骨に異常がないので、おそらく関節炎ではないかという診断。
炎症を抑える非ステロイド系の消炎鎮痛剤を処方してもらって数日飲ませたところ、腫れはスーッとひいて、もとのスマートな前足に戻りました。
あー、びっくりした!

その後も初回ほどではないけれど、前足がちょっと腫れることは何回かあって、でも腎臓や肝臓への負担を考えると消炎鎮痛剤はあまり連続してあげないほうがいいということだったので、腫れたら抑えて、また腫れたら抑えてを何回か繰り返していました。

さらに、根本的なケアとして、関節ケアのサプリメント「プロモーション420」「アンチノール」をすすめられ、あげるようになりました。
それまで、サプリメントは使ったことなかったので、15歳にして初めてのサプリ。

グルコサミンサプリは他にもいろいろあるけれど、病院ですすめられたのがコレだったので。

「プロモーション420」はグルコサミン、コンドロイチン、コラーゲンなどが配合。
ベーコン風味の大きめの錠剤なので、砕いてお皿に入れてあげるとおいしそうに食べていました。
最初は動物病院で買っていましたが、楽天で買ったほうが少し安かったので、そちらで。お得な2個セットを買ったりしていました。

「アンチノール」はモエギイガイ抽出脂肪酸(PCSO-524)が主成分。
関節だけでなく、皮膚・被毛、心血管、腎臓、神経・認知機能の健康維持に役立つそうです。


いろいろな効果が期待できるとあって、これがお高い…。
最初に値段を聞いた時、「え?」っと聞き返しちゃった。笑。
でも、腎臓の数値も少しずつ悪くなり始めていたので、そちらにもいいのであれば…と使うことにしました。

それまでは縁がなく知らなかったのですが、ペットのサプリメント市場はすごいのですね。
動物病院で扱っているものだけでも、いろんなサプリがあります。

飼い主としては、「薬を飲ませるよりは…」とか「それで、ずっと元気でいてくれるのであれば…」と、すすめられるとなかなか断れない。
ペットも高齢化が進んでいるので、ペットのサプリメントもますます増えていくのでしょうね。きっと。

人間の世界も一緒ですけどね。

それと共に、前回の記事に書いた鍼灸治療をしてくれる動物病院に数年ぶりに通い始め、関節炎ケアの鍼灸をしてもらっているうちに、足が腫れることはなくなりました!

頭だけでなく、足にも鍼打ってもらってました。

おそらく、寒さがきっかけで循環が悪くなって足先に溜まっていたものが、鍼の効果プラスお灸で身体を温めたことで、巡りがよくなって治まっていったんでしょうね。

人間も犬も、身体の冷えは大敵ですね…。

私がお世話になっていた先生とは違う方ですが、関節炎について東洋医学的な観点から解説した記事があったので、ご参考までに!

腫れはひいたものの、足をかばうようにピョコピョコ歩くのは、しばらく続いていました。
お散歩の様子をよく観察していると、道路のアスファルトがツルツルに舗装されているところでは痛くなさそうにスタスタ歩くのに、でこぼこした舗装面ではまた痛そうにする。

「肉球が痛いのかな…?」と、試しに買ってみたのがこちら。
天然ラテックスを使った犬用のラバーブーツ「PAWZ DOG BOOTS」です。

うちの山さんは Sサイズがちょうどでした!

そのままだと履き口が狭くて履かせにくいので、専用の「PAWZ JAWZ(ポウズジョーズ)」という装着器具もあります。

これを履かせてみたら、ビンゴ!
痛がることなくスタスタと歩けるようになりました。
やっぱり肉球が痛かったみたい。

前足だけラバーブーツを履いてスタスタ。

東洋医学の先生に聞いてみると、歳をとると肉球が過敏になって痛みを感じる子もいるようです。

でも、うちの山さんは前足に力を入れてガシガシと歩くので、ラバーブーツを何日も続けて履かせると肉球が擦れて肌荒れのようになってしまい…。
だから、痛そうな時だけ履かせ、そうでもなさそうな時は履かないで様子をを見る…というのを繰り返しているうちに、履かなくても痛そうにすることはなくなりました。
季節が春になり暖かくなり、関節炎自体も治まったからかもしれません。
でも、回復のきっかけはこのラバーブーツだったので、買って良かった。
歩けず散歩が楽しめないと、ますます足が弱ってしまいますからね。

とはいえ、16歳になると、うしろ足はますます弱っていったけれど、それでも前足の力で、旅立つ直前まで、ゆっくりとだけど、お散歩が楽しめました。

ちょっと遠くの公園へは、行き帰りはカートに乗って、公園の中だけを歩いて。王様気分。

「犬との暮らし 16年の記録」

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#11  高齢犬の関節炎。冬の寒さがきっかけに? ←いまココ

#12  次回は…「てんかん」のこと


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