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#4 ハーブで病気になりにくい底力のある身体に

我が家の愛犬・山さんに、健康の基本となるごはんと共にあげ続けていたものがあります。

それは、ハーブ。

私は2010年頃に日本メディカルハーブ協会(JMHA)のハーバルセラピストという資格を取得するためにスクールに通い始め、その後は、自分と夫の日々の健康管理にハーブティーを取り入れていました。
そして、山さんにもハーブをあげていました。

最初に取り入れ始めたのが、こちら。
ヒルトンハーブ「ヘパフィト」
(以前は「ピュリファイ」という名前でした)

ミルクシスル、クリバーズ、ゴールデンロッド、リコリス、ダンデライオン、ネトル、バードックといった、肝臓の働きを助け、デトックス(解毒)を促すハーブ数種類をブレンドし、粉砕したハーブのふりかけです。

犬の場合は、4月の狂犬病の予防接種に始まって、フィラリア予防薬の投与、のみダニ対策…と、春先からは健康だったとしても何かと薬剤を身体に入れることになります。
それを代謝しようと、身体の中では肝臓が大忙し。その働きを助けるため、春以降しばらくの期間、これをごはんに振りかけてあげていました。

この数年は、その時の状態に合わせて自分でドライハーブを粉砕し、自家製ハーブふりかけを作るようになったので(そのほうが経済的で新鮮!!)、こちらはもう使わなくなりましたが。それまではお世話になっていました。

「ヘパフィト」の中に含まれているミルクシスルは、ハーブの学校に通っていた時に先生から「営業課長のハーブという呼び名も」と教わったハーブ。接待が多く、お酒で肝臓を傷めがちな営業課長さんにもおすすめだという肝機能に働きかける効果の高いハーブです。

ナチュラルハーベスト「プロバイオビスケット ミルクシスル」のようにおやつに含まれているものもあります!


もうひとつ、愛用していたのが、「Animals Apawthecary ビルベリー・カレンデュラ」

こちらは目の健康にいいとされるルテインを多く含むカレンデュラの花と、アントシアニンを多く含むビルベリーの果実で作られたチンキ状(液体)のハーブサプリメント。

始めた時期ははっきり覚えていないのですが、たしか10歳を過ぎた頃からずっと、ごはんにポタポタと垂らしてあげていました。

老犬と呼ばれる歳になってから、動物病院やお散歩で会った方に山さんの歳を言ってまず驚かれるのが、目がまったく白くなくてキレイなことでした。

こちらは、16歳5か月の頃の写真。
目はほとんど白くないし、きちんと見えていたと思います。

山さんの健康管理をするうえで、「お散歩が大好きなので、歳をとってからもお散歩を楽しめるように、足の健康と目の健康はできる限り守ってあげたい!」とずっと考えていました。
だから、そういう意味で、私の中でこのハーブサプリをあげていたのは良かったと思うことの上位に入ります。

サプリの効果ってなかなか目に見えないので(お金もかかるし…)、続けるのが難しいものですが、白内障にならずにキレイな目を保っている山さんの姿を見ると、続けるモチベーションになりました。
そして、「これはすごいのでは?」と、私自身もビルベリーのサプリを買って、せっせと飲むようになりました(笑)。

(これらはあくまで私が使ってみての感想で、うちの山さんには効果が感じられましたが、ハーブにアレルギーがあったり、合わない子もいるかもしれません。お使いになる場合は商品に記載されている注意事項をご確認のうえ、ワンちゃんの体調をよくご確認くださいね)

もともと、ハーブの知識はある程度ありましたが、山さんが14歳になる頃に、もっとハーブを取り入れていきたいと考えたとき、ペットのためのハーブは人間用とはまた違う知識が必要かな…と考えるように。
ドッグフィトセラピスト堂山祐子先生の講座に通い始めました。

堂山先生はハーブを日常的に使っている犬たちのことを「ハーブっ子」と呼んでいて、「ハーブっ子」は歳をとってからの底力が違うと常々おっしゃっていました。

老犬になると、なにかしら持病が出てきて、薬を飲ませることも増えてきます。でも、肝臓や腎臓などの機能が弱っていると、薬を続けることができなくなり、積極的な治療ができなくなってしまうことに。
いざという時のための身体の底力をつけるためにハーブはとても有効だったと、山さんを見ていても実感しています。

高齢になってからは、ごはんにふりかけてあげる以外に、薄めのカモミールのハーブティーを飲ませたり、ハーブティーをタオルに浸した温湿布で身体を拭いてあげたりも。
カモミールのやわらかな香りは、犬の介護で疲れた飼い主さんの心もゆるめてくれるのではないかと思います。

堂山先生によると、「犬のためにハーブのことを知りたい!」と学び始めた飼い主さんが、自分の身体のケアにも取り入れるようになって、飼い主さんが抱えていた不調が改善していくということも多いそう。
「飼い主さんを元気にするために、犬たちがこの講座に連れてきてくれるのかもしれないなって思うんですよ」と先生がおっしゃっていて。
犬と飼い主の愛情に満ちた関係性の中では、たしかにそういうことあるのかもれませんね。

私は、先生が個人で主催されていたクラスに参加していましたが、ハーブショップの「グリーンフラスコ」で、ちょうど5月から新しい講座が始まるので、ご興味ある方はぜひ!


最後に今日の思い出の写真。

マンションの庭に植栽管理の業者さんが入るということで、育てていたハーブの寄せ植えを一時的に部屋の中に避難させておいたら、目を離したすきに山さんがむしゃむしゃ食べちゃった!
山さんはセージとパセリが特にお気に入りだったよう…。
犬は意外とハーブ好きです。
食べられないよう、置き場所にはご注意を~。

「あっ、食べちゃったの?!」と私が怒った後の顔。

「犬との暮らし 16年の記録」

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