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#2 快食快便ならドッグフードでも手作りでも。酸化には要注意!

今日は健康の基本となる、ごはんのことを。
我が家の愛犬・山さんは基本、ドッグフード(ドライフード)を食べていました。

何より有難かったのは、食べずに残すということがなかったこと。
15歳を過ぎて腎機能が低下して療法食に切り換えた時に初めて残すようになりましたが、それまでは、即完食!の日々でした。
あと、胃腸が丈夫でごはんが合わなくて下痢をするようなことはほとんどなかったことも幸いでした。

でも、たくさんあるフードの中からどれを選んだらいいか、悩みますよね。

うちの場合は、山さんの実家と呼べるブリーダーさんが、ドッグフードや犬用品の販売サイトも運営していて、山さんがうちに来た数年後にはブリーダー業はやめて犬用品の販売のほうに専念されるようになって。
そこでは原材料などにこだわった良質なフードをいろいろ扱っていたので、主にその中から選んでいました。

フードだけでなくケア用品も豊富なので、この「ドッグパラダイス」には本当にお世話になりました!
猫ちゃんのフード&グッズも揃っています。

小さいときはひとつに決めきれず短期間でいろいろ変えていた時期もありましたが、成犬になってから比較的長くあげていたのが、「ホリスティックレセピー」「ナチュラルハーベスト」です。
(亡くなる少し前からあげていた腎臓の療法食については、また別記事で)

「ホリスティックレセピー」は合成保存料、人工着色料、人工香味料など無添加のプレミアムフード。ラム&ライスを11歳くらいまでの数年間あげていました。


でも、10歳を超えてから膿皮症という皮膚の疾患がひどくなって、抗生剤を飲ませてもなかなかすっきり治らないように。
抗生剤をあまり飲ませ続けるのは嫌だな…と、漢方薬や鍼灸での治療も取り入れている動物病院に行ってみると、そこの先生の診たては、
「山さんは身体に熱がこもりやすい体質で、それが皮膚のできものとして出ている可能性がある」
ということ。
熱をうまく発散させる漢方薬をあげてみると、私が触ってもわかるくらい身体の熱さがおさまり、それと共に膿皮症の症状もどんどん落ち着いてきました。

その後もその状態をキープしていくためには食事の改善も大切で、それまであげていたフードのベースとなっているラムは身体を温める効果があるけれど、山さんにとってはそれが熱をこもらせる原因になることもあるということだったので、ラムベースのフードはやめて、他のたんぱく質をベースにしたものに変えることにしました。
漢方薬で身体を整えて、ごはんを変えた後は膿皮症に悩まされることはなくなり、毎日のごはんってやっぱり大事だな・・・と再認識しました。

「ホリスティックレセピー」はとてもいいフードだったと思うけれど、うちの山さんの体質にはちょっと合わなくなったということ。
ラムベースではないものもありましたが、もう少しベースとなるたんぱく源の種類が選べるものがいいかなと、新たに選んだのが、「ナチュラルハーベスト」でした。
プレミアムフードはドッグフード先進国の米国産などが多いのだけど、これは日本発の日本特有の生活環境を考えて作られたフード。
人間に使用が禁止されている原材料はいっさい使わず、厳選した原材料を使用。BHA、BHT、エトキシキンなどの人工保存料、アレルギー源になるおそれのある人工添加物も未使用です。

ベースのたんぱく質源が豊富なのも特徴で、うちはターキーフィッシュサーモンをベースにしたハイシニア用をローテーションであげていました。

あと、ドライフードで気をつけるべきは酸化対策。
「油の酸化」は人間同様、犬の老化や病気にもつながってしまうもの。
なるべくそれを防いであげることが大切です。

「ホリスティックレセピー」
も小分け包装で酸化に配慮されていましたが、「ナチュラルハーベスト」を選んだ理由のひとつに、パッケージに酸素遮断素材や真空パックなどを使用し、より酸化対策にも力を入れていることもありました。


そして、開封後は、この密閉容器に入れて保存。
OXOポップコンテナ

ライターの仕事で料理研究家さんのお宅に取材に行った時に、キッチンにこの容器がずらーっと美しく並んでいたのを見て、私も真似して大小いろいろなサイズを購入。ドッグフード以外にも、お米を入れたり、乾物を入れたり、愛用しています!

「ドッグフードでいいのか?」
「やっぱり手作りごはんのほうがいいのかな?」
そう考えたことがある飼い主さんも多いのでは?
私も、犬の雑誌のライターの仕事をしていた時に取材した手作り派の人に触発されて、手作りごはんに挑戦してみた時期もありましたが、私には続けるのは無理…と、断念。

2011年に東日本大震災を経験したことも大きかったかな。
(その時、山さんは5歳)
災害時のことなども考えたことも結果、なるべく原材料や製造工程などにこだわりを持ったメーカーさんのものを選んで、基本ドライフードにしようと決めました。
そこに、時にはお肉やお魚を茹でたものをトッピングしてあげたり、おやつに野菜を切ったもの(きゅうり、ブロッコリーなど)をあげたり、果物(りんご、すいかなど)をあげたり。
その結果、美味しそうに残さず食べてくれて、毎日快便で立派なうんちをして、16歳過ぎるまで長生きしてくれたので、これで良かったのかなと。

飼い主さんが物理的に無理することなく、自分が納得したものをあげるのが大切かと。

「このごはんで大丈夫かな?」「ごめんね~、こんなごはんで…」
なんて気持ちであげるのは、絶対にNG。
犬にその気持ちが伝わっちゃいますからね。

「元気にな~れ」と思いを込めながら(「美味しゅうな~れ」的に。笑)、
「今日もすごく美味しいごはんだよ!」と出してあげるのが、一番なのだと思います。

最後に、思い出の1枚。
山さん一番のデブ期…。

山 デブ期(2008)

たぶん3歳の頃。なのに、なんだかふてぶてしい。
夏の暑さでお散歩時間少ないのに、食欲のまま、ごはんはいっぱいあげていたら、ベスト体重9.5㎏のところが、11㎏超え!!
慌てて、ダイエットしました~!

ちなみに、山さんのお父さんもお母さんも6㎏台でそれがボストンテリアの標準体重だと思うのだけど、山さんはぐんぐん大きくなって9㎏超えに。
お散歩中、同じ犬種の飼い主さんに合うと必ず「大きいですね!」と驚かれる、ビッグな男でした^^

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