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40歳の時に転職して年収100万増やした話

40歳の時に転職をした。丁度コロナ禍が始まる2019年の時である。今にして思えばとても良いタイミングであった。コロナ禍の最中であれば年齢のこともあり、上手くいかなかったかもしれない。今回はその時の話を書いていこうと思う。

最初にお断り

タイトルをセンセーショナルにしようと思って「年収100万増やした」と書いたが、前職が安すぎたのだ。それもあって転職を志したのだが。現職は私の年齢で大卒であれば割と普通な給料である。決して金持ちなんかではないのであしからず。

まず何をしたか

実は27歳の時にも転職をして、13年ぶり2回目の転職である。ただ27歳の時はまだ若かったので、スキルなどなくてもがむしゃらに面接を受けていたらいつの間にか通っていた。それから13年も経って、時代も変わっているし何をしたらいいのか分からない。とりあえず転職サイト、転職エージェントにかたっぱしから登録してみた。

面談してくれるエージェントはとても助かる

一番反応が早かったのはリクルートエージェントさんだった。さすが大手である。長年勤めた会社を辞めて転職するので、精神的に不安定になっていたし、まず何をしたらいいのか良く分からなかった。そんな時にいち早く面談をしてもらって、レジュメの書き方を教えてもらったり、面接のシミュレーション等をしてもらったのはすごく助かった。
他にも何社か面談してもらったが、面談してくれるエージェントの良いところは、私を知ってもらった上での紹介をもらえるので、求人内容が大幅にずれているという事がないというところだ。

逆に・・・

よく見る一本指を立てて会社名を言うCMをやっているところはあくまでもポータルなので、登録後、転職エージェントやヘッドハンターからオファーがくるのを待つスタイルである。スパムみたいな誰にでもオファー送っているんだろうなというエージェントもいたりするので、私はあまり好きではなかった。私なんかには大したオファーが来なかったというのもあるが。

そんなこんなで1社目、2社目と進めていく

上記のリクルートエージェントさんから割と早く1社目の案内をもらった。結果から言うとがっちがちに緊張して上手くいかなかった。40歳になっても緊張するのは緊張するのだ。帰りしなにリクルートエージェントさんからフォローの電話をもらう。さすが大手はきっちりしている。
2社目の案内も割とすぐもらえたのだが、ここは面接官が良くなかった。普通に私の父親の職業を聞いてきたのだ。別に私の父親の職業は隠すようなものでもないが、面接で家族の職業を聞いてはいけないことくらい常識だろう。面接後すぐにまたフォローの電話をくれたリクルートエージェントさんに言ってこちらから断った。

何社か面接を繰り返していくうちに、

リクルートエージェントさん以外のエージェントからも色々とご紹介いただいて、面接を何回か繰り返していった。
すると段々と面接官が食いつくポイントがなんとなく分かってきた。受け答えや、話し方も段々とこなれていく。初回に大緊張したのが噓みたいになってきた。
レジュメは何度も見返して面接官が食いついたポイントをふくらませたり、あまり反応が良くないところは削ったりして修正を繰り返していった。嘘はついてはいけないが、物は言いようだ。入社後困らない程度に良い感じに書いていこう。

できれば資格はあったほうがいい

私の場合は仕事で英語を使っていたのだが、今まで英語の資格を取ったことがなかった。転職活動中にTOEICを受けて895点という割と良い得点をとったのだが、TOEICを受ける前と後ではエージェントから紹介してもらえる求人の数と質が明らかに変わった。
もし現職で培ったスキルがあるのに、それを証明できる資格がないのであれば、一旦転職活動を休止してでも資格を取ったほうが良いのではないかと思う。やはり資格があるのとないのとでは説得力が違ってくる。


とはいえ、

転職活動が順調だったわけではない。40歳という年齢もあったのだろうか。紹介がしばらくなかったり、良いオファーがなかった時期があったのだが、その時はても不安だった。なかなか一次面接から次に進むこともなかった。そんな中なんとか最終面接までこぎつけて、私も良いなと思う会社があったのだが、結局落ちてしまった。お祈りメールが来た日は荒れた。行きつけのバーでしこたま飲んだうえで、帰ってからも焼酎をがぶ飲みした。しかし荒れたところで何もならない。金を稼いで家族を養わなければならないのだ。なんとか数日で精神を立て直して、転職活動を再開させた。

年収交渉

そんなこんなで転職活動開始から半年ほどで、ご縁があって現職の会社から内定をいただいたのだが、最後に年収交渉が待っていた。最初は前職の年収をベースに年収を提示されたが、がんと断った。年収100万アップを勝ち取れたのは、強気で交渉した結果である。「私の年齢・経歴であればこの程度の年収は妥当であるし、なんならそれでも安いくらいだ。これが飲めないのであれば別の会社に行く」、と言うと条件を飲んでもらえた。まだもう一社最終面接まで行った企業があったので強気でいけたが、ここは正直賭けであった。


まとめ

・面談してくれるエージェントは最高(特にリクルートエージェントさん)
・40歳でも割と紹介はもらえる(2019年当時は)
・面接で受けが良かった点を踏まえてレジュメや話し方を修正していく
・資格があればなお良い
・辛いことがあってもあきらめない
・年収交渉は状況をよくみて。自分に手札がまだあるなら強気でもいいかも

以上、40歳の時に転職して年収100万増やした話であった。今から転職しようと思っている人に何かの役に立てれば幸いである。

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